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Bプロアイドルたちが目の前に!「いま、ここ」だけの輝くステージ。B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』公演レポート

Bプロアイドルたちが目の前に!「いま、ここ」だけの輝くステージ。B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』公演レポート

西川貴教が総合プロデュースを務めるアイドルプロジェクト『B-PROJECT』(通称:Bプロ)がファン待望の舞台化。7月28日より銀河劇場で開幕のB-PROJECT on STAGE 『OVER the WAVE!』だ。『B-PROJECT』というユニットの「キタコレ」「THRIVE(スライブ)」「MooNs(ムーンズ)」「KiLLER KiNG(キラーキング)」総勢14名の成長ストーリーを歌ありダンスあり、コール&レスポンスありのカラフルなステージで魅せる。個性豊かなグループのなかであなたの目にもっともキラキラ映るグループは?

「キタコレ」 左から とまん、佐々木喜英

キラキラオーラのアイドルたちが目の前に! 「いま、ここ」だけのライブ

鮮やかなスポットライトがステージを照らすと、Bプロのグループが順に現れ、歌に、ダンスに、手拍子で、会場を盛り上げるライブショーで幕は開ける。
「キタコレ」はわずか2人の編成ながら正統派アイドルの貫禄を示し“王子様道”を突き進む。「THRIVE」は豪胆でメンバー全員自分が一番と思っているワイルド系。男の色気ダダ漏れの歌と激しいダンスでドキドキさせる。「MooNs」はバラエティ担当。笑顔を絶やさないポップなパフォーマンスながら、統率のとれたキレキレのダンスでギャップ萌えさせる。「KiLLER KiNG」はアニメに登場していない舞台初登場のグループで、アイドルらしいフレッシュな魅力にあふれている。王道かつ品行方正なパフォーマンスに思わず笑顔にさせられる。
総勢14名のアイドルは客席降りし、通路をくまなくポジショニング。誰かは必ず席の近くに来てくれる。キラキラオーラをまとった彼らが目の前に! まさに「いま、ここ」だけにしかないライブ空間。そんな舞台の始まりにワクワクせずにはいられないのだ。

本作の舞台は、ザ・芸能界。彼ら『B-PROJECT』(以降、Bプロ)にとある大きな歌番組のMCの仕事が舞い込む。A&Rの夜叉丸朔太郎(井深克彦)はまるで彼らを試すように、この2週間の働きぶりでグループの1組をMCに抜擢するという。当然のように張り切る彼ら。テレビ、ラジオ、写真撮影、サイン会、レッスン…… 寝食すら忘れて活動する。
そして2週間後、MCに抜擢されたのはBプロの中で最も経験の少ない新人の「KiLLER KiNG」だった。「KiLLER KiNG」のメンバーたちは戸惑いを隠せないものの、Bプロのメンバー達に支えられて大舞台の仕事にやる気を見せ始めるのだが……。

詳細なストーリーは見てのお楽しみとして、本作で押さえておきたいのは各グループの個性を浮立たせるメンバーひとりひとりのキャラクターだろう。

「キタコレ」は“リアル白馬のライオン王子”というキャッチコピーをそのままに北門倫毘沙(佐々木喜英)が圧倒的な“王子様感”を見せつける。常にBプロメンバーを俯瞰して見、的を得た発言がシーンの要所要所で効いてくるようだった。是国竜持(とまん)には“完全計算高嶺のキャッツ”というキャッチコピーがあるとおり、どこかしたたかな小悪魔キャラ。常に棒つきキャンディーを舐めているジェンダーレスな男子をとまんがキュートに見せる。

「THRIVE」 左から 岸本勇太、三谷怜央、藤田 富

「THRIVE」の金城剛士(岸本勇太)は、ロックミュージシャンかのような低音でセクシーな歌声。常に“俺が一番”と尖った発言をする一方で、「KiLLER KiNG」の不動明謙(大平峻也)を常に気にかけ、陰ながら応援する優しさを持ち合わせる熱い男だ。愛染健十(藤田 富)は大きな体躯とナルシストな性格がプライドの高さを匂わせる。しかしどういうわけか前髪を気にする些細な癖が可愛らしい。そんな一見扱いにくそうな2人を阿修悠太(三谷怜央)が持ち前の天真爛漫さでまとめあげていた。

「MooNs」 左から 平牧 仁、上仁 樹、木津つばさ、田口 涼、千綿勇平

「MooNs」の増長和南(田口 涼)は優しく利発な性格の優等生キャラ。結果的にBプロメンバーのまとめ役になることも多い。音済百太郎(木津つばさ)は常に冷静さを損なわないクールな性格。精緻なステップのダンスは14名いるなかでもひときわ目立つ。王茶利暉(上仁 樹)はお調子者のムードメーカー。どういうわけか食べ物に目がない。野目龍広(千綿勇平)は真面目でお調子者の王茶利のツッコミ役。ただ一人の眼鏡キャラ・釈村帝人(平牧 仁)はアイドルにおける笑いの探求者のようで要領よく周囲を観察している曲者だ。

「KiLLER KiNG」の双子メンバー・寺光唯月(大海将一郎)と寺光遙日(滝澤 諒)はハリウッド映画で最初の1分で殺されてしまうというちょい役で出演。殿 弥勒(川上将大)は、口下手なマッスルアイドル。そしてリーダーである不動明謙(大平峻也)は常にBプロを思いやる優しいリーダー。かつてはTHRIVEに所属するかもしれなかったが、押し出しが弱く、デビューに遅れを取ってしまったことを引け目に感じている。

「KiLLER KiNG」 左から 滝澤 諒、大平峻也、川上将大、大海将一郎

グループの垣根を越えて励まし合う14人。友情はライブパフォーマンスで花開く

この舞台でストーリーの軸を担うのはその不動明謙(大平峻也)を中心とした「KiLLER KiNG」のメンバーが困難を乗り越えていく姿だ。デビューに出遅れ、自分に自信が持てない明謙の優しく弱い気持ちは客席に呼応し、一緒に悩み、苦しむ。そして、ピンチをチャンスに変え、大きな波を乗り越えた瞬間の、明謙の達成感に満ちた表情に涙する。

振り返ると彼のパフォーマンスも気持ちや状況を象徴するかのようだった。どこかメンバーの中でも最初はおぼつかないように見える歌やダンスが、次第にダイナミックになっていき、最後には壮大なカタルシスをもたらしてくれる。そしてユニットの気持ちがひとつになり、サークルを組み重ねた手を高々と上げた時、私たちは本当のアイドル誕生を目撃するのだ。

グループの垣根を越えて切磋琢磨する姿、励まし合いながら高め合う姿はラストのライブパフォーマンスで花開く。14人、4つのグループがひとつになるライブパフォーマンスには大きな拍手を送ろう。

劇中のライブではペンライトやうちわを持っての応援も可能。応援グッズを持ちこんだほうがさらに楽しめるのでぜひ準備して行きたい。(ただし、応援グッズは胸元の位置でキープするよう注意しよう!)
さらに、日替わりキャストの「お見送り」や「アフタートークイベント」なども決定。詳細は、公式サイトを要チェックだ。

舞台公演は8月6日まで。また、B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』のLIVEバージョンは、8月16・17日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催される。さらに、舞台公演およびライブの映像化が決定。舞台版は12月20日に、ライブ版は2018年1月24日にそれぞれ発売される。

取材・撮影 / 竹下力

B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』

2017年7月28日(金)~8月6日(日)
東京 天王洲 銀河劇場

原案・原作:MAGES.
脚本:香村純子、MAGES.
脚本協力:登米裕一
演出:伊藤マサミ
振付:Sup!!

キャスト:
キタコレ
北門倫毘沙:佐々木喜英
是国竜持:とまん

THRIVE
金城剛士:岸本勇太
阿修悠太:三谷怜央
愛染健十:藤田富

MooNs
増長和南:田口涼
音済百太郎:木津つばさ
王茶利暉:上仁樹
野目龍広:千綿勇平
釈村帝人:平牧仁

KiLLER KiNG
寺光唯月:大海将一郎
寺光遙日:滝澤諒
不動明謙:大平峻也
殿弥勒:川上将大

夜叉丸朔太郎:井深克彦
大黒修二:五十嵐麻朝

アンサンブル
一瀬悠、永田浩司、遠藤拓海、伊藤奨

B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』LIVE

2017年8月16日(水)・17日(木)
東京都 Zepp DiverCity TOKYO


B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』公式サイト

©MAGES./STAGE B-PROJECT

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