特集"UVERworldニューアルバムリリース記念企画"  vol. 6

Interview

UVERworld ソロインタビュー⑥ TAKUYA∞×『TYCOON』=“成”の未来

UVERworld ソロインタビュー⑥ TAKUYA∞×『TYCOON』=“成”の未来

夢を追いかけていて幸せなヤツらはそのことがどれだけ幸せかって訴えていくべき

ちなみにTAKUYA∞さんが特にアルバムの肝になっているなと思う曲ってありますか。

「Q.E.D.」(←即答)

その心は。

この曲で歌ってることが俺は好きで、ライヴでもいちばん気持ちが入るので。これがアルバムの実質1曲目やと思ってるし。

この曲で歌われているのはUVERworldというバンドの在り方そのものですよね。

そうですね。僕たちのライヴを観て憧れてる人たちがいるとするならば、僕たちはもともとオマエとまったく同じ場所にいたんだってことを歌いたかったんです。今ニュースとかで小学生の将来の夢がYouTuberっていう話もよく聞きますけど、そこにミュージシャンが入ってこないのは、きっと僕たちのせいでもあるとも思うんですよ。僕たちが17歳ぐらいでバンド始めたときだって、そんなもんで食っていけるわけがない、ひと握りの人間しか無理やって大人たちに言われ続けていて。実際、音楽業界もどんどん衰退していってる今、そんなことはもう小学生も知ってるんですよね。だからミュージシャンになりたいっていうヤツらが出てこなくなって。

たしかに小学生からしたらYouTuberのほうが現実的なのかもしれないです。

でも、それって俺らがこんなにも幸せだってことを教えてないからかなと思って。ダンサーにしても俳優にしても、それだけで食っていくのは難しいと思うんですけど、それでも夢を追いかけていて幸せなヤツらはそのことがどれだけ幸せかって訴えていくべきやと思うんです。少なくとも俺たちは今、めちゃくちゃ幸せだし、ミュージシャンってこんなに楽しいぞ、こんなに夢があるぞってことを歌っていきたいなって。

でも、それは今までにもずっと訴え続けてきたことですよね。

だから「Q.E.D.」なんですよ。“Q.E.D”って証明終了っていう意味なんですけど、つまりこのテーマについて歌えば、必ずこの答えになるっていう。僕の中でもこれは5大柱ぐらいに大きな歌いたいテーマやから、これからもニュアンスを変えて歌っていくと思いますけど、答えは絶対そこに辿り着くんです。

「ほんの少し」はどうでしょう? 死というテーマに踏み込むことで生きることについて考えさせる、これもすごく大きな歌詞だと思うのですが。

僕は死に関してめちゃめちゃドライな人なんだなと思うんですよ。自分たちもいずれ死ぬわけやし、もちろん悲しいんですけど、例えば90何歳のおじいちゃんを無理やり延命させるとか、それは本当におじいちゃんが望んでることなのかな、それより家族に囲まれて大往生でしたねっていうほうが幸せなんじゃないかなとか考えてしまって。そういうドライな部分が、逆に強さにも変わるのかなとも思うんです。誰だって母親が亡くなるところなんて見たくないし、母親も息子が亡くなるとこなんて絶対見たくないわけで、でも、いつかはどちらかが見ないといけない。だったらちょっと強い俺が見送るよって気持ちの歌なんですけど。

そういう目を逸らしがちなところを音楽にして届けられるのがUVERworldであり、TAKUYA∞さんのすごさですよね。でも、そもそもなぜ、そういうことを歌おうと思うんでしょう。

どうしてですかね。歌いたくなるっていうか。歌詞に自然に出てくるんですよ。僕にとっていくつかテーマがある中でも大きいテーマなんですけど、たぶん僕は、ただメロディを追いかけて綺麗な言葉を歌うことだけが歌じゃないと思ってて。やっぱり詞の意味合い、どんなテーマを歌うかっていうところも含めて楽しんでるから、内容ぎっしりの歌じゃないと歌ってて面白くないんでしょうね。

やっと人に聴かせてもいいかなってものが書けるようになってきた気がする

一方で「SHOUT LOVE」の歌詞はこれ以上ないってくらいにスイート。

めっちゃ好きなんですよ。今、アルバムの中でいちばん好きなのはこの曲です。

「君以外の女性が行方不明」ってこんなメロメロなフレーズ、よく出てきたなと思って。

これ、カッコよくないですか?(笑)全然照れないです。むしろ、このフレーズがいちばん初めに出てきたぐらいで。

歌ってるときも?

ライヴで歌うときはたまにちょっと照れくささは感じてるかもしれないですけど(笑)。

あはははは。毎回、アルバムが出るたびにすごい歌詞を書くなって驚かされていますけど、このアルバムはまさに本領発揮だなと。

いやいや、まだまだです。やっとまともなものが書けるようになってきたって感覚ですね。僕が好きな小説家も、とにかく書いて書いてやっと15年目ぐらいで納得できる小説が書けるようになってきたって言っていて、音楽も絶対そういうとこあるなと思って。俺の場合、UVERworldとしては17年ぐらい、個人的にはもう20年ぐらい書いてますけど、やっとこのアルバムくらいから人に聴かせてもいいかなってものが書けるようになってきた気がするんです。

ほんと、ここからなんですね。では、そんな『TYCOON』を漢字1文字で表すとしたら。

やっと夜が明けるってこと言いたいんですけど……明けるだと“明”ですもんね。それだとちょっと違うんですよ。あとはなんやろ、完成っていうか、やっと自分たちが出来上がる、みたいな。でも“完”だと終わってしまいますもんね(笑)。

じゃあ“成”とか。

成人の“成”? ああ、そうですね。“成”にしておきます。

UVERworldスペシャルマガジン配信中!

今回のソロインタビュー6人分と「DECIDED」でのTAKUYA∞×真太郎インタビューをまとめたスペシャルマガジンを、2017年8月16日(水)より電子書籍ストア「Reader Store」で無料配信! 未公開カットも掲載!

UVERworld TYCOON Special Interview Magazine

エンタメステーション編集部(編)
ソニー・ミュージックエンタテインメント
【書籍説明】
人気ロックバンド、UVERworldが約3年ぶりにリリースしたアルバム『TYCOON』の魅力をメンバー6人がそれぞれの視点で語りつくすインタビューマガジン。エンタメ総合サイト『エンタメステーション」にて掲載した記事を再構成&未公開カットもプラスして無料でご提供します。CDの容量ギリギリとなる78分59秒に込められた超大作の制作秘話をお楽しみください。

UVERworld IDEAL REALITY TOUR

8月4日(金)山形 シェルターなんようホール(南陽市文化会館)大ホール
8月6日(日)福島 いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
8月8日(火)青森 弘前市民会館
8月9日(水)青森 弘前市民会館
8月14日(月)北海道 北見市民会館
8月16日(水)北海道 旭川市民文化会館 大ホール
8月23日(水)徳島 鳴門市文化会館
8月24日(木)徳島 鳴門市文化会館
8月26日(土)愛媛 ひめぎんホール メインホール
8月27日(日)愛媛 ひめぎんホール メインホール
8月29日(火)岡山 岡山市民会館
8月30日(水)岡山 岡山市民会館

9月1日(金)島根 島根県民会館 大ホール
9月3日(日)山口 周南市文化会館
9月4日(月)山口 周南市文化会館
9月6日(水)奈良 なら100年会館 大ホール
9月7日(木)奈良 なら100年会館 大ホール
9月12日(火)和歌山 和歌山県民文化会館 大ホール
9月13日(水)和歌山 和歌山県民文化会館 大ホール
9月19日(火)鹿児島 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
9月20日(水)鹿児島 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
9月25日(月)沖縄 ミュージックタウン音市場 ※誠果生誕祭
10月3日(火)東京 日本武道館
10月4日(水)東京 日本武道館

UVERworld TYCOON TOUR

11月2日(木)兵庫 神戸ワールド記念ホール
11月3日(金)兵庫 神戸ワールド記念ホール
11月11日(土)静岡 静岡エコパアリーナ
11月12日(日)静岡 静岡エコパアリーナ
11月22日(水)大阪 大阪城ホール
11月23日(木)大阪 大阪城ホール
12月5日(火)新潟 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
12月6日(水)新潟 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
12月13日(水)愛知 日本ガイシホール
12月14日(木)愛知 日本ガイシホール
12月16日(土)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ-グランディ・21
12月17日(日)宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ-グランディ・21
12月20日(水)神奈川 横浜アリーナ
12月21日(木)神奈川 横浜アリーナ ※TAKUYA∞生誕祭

UVERworld Premium LIVE on Xmas 2017
12月25日(月)東京 日本武道館

12月30日(土)福岡 マリンメッセ福岡
12月31日(日)福岡 マリンメッセ福岡


【募集終了】抽選で3名様にUVERworldさんの直筆サイン入りポストカードをプレゼント!

応募期間

※募集期間は終了致しました。

8月2日(水)~8月14日(月)23:59


UVERworld(ウーバーワールド)

TAKUYA∞(vocal,programming)、克哉(guitar)、信人(bass)、誠果(sax,manipulator)、彰(guitar)、真太郎(drums)。
滋賀県出身。バンド名は“自分たちの世界を超えて広がる”というドイツ語を変形させたUVERとworldから名付けられた。2005年にアニメ『BLEACH』主題歌「D-tecnoLife」でデビュー。
2008年に発表された12thシングル「儚くも永久のカナシ」で、初のシングルウィークリーランキング1位を獲得。 さらに同年末には日本武道館、大阪城ホールでの単独公演、2010年には初の東京ドームライブを実現。
2012年からはアリーナツアーも敢行。2014年3月、サポートメンバーだった誠果がメンバーとして加入し6人編成に。2017年2月1日にシングル「一滴の影響」をリリース。直後の2月11日、さいたまスーパーアリーナで日本最大規模の男性限定ライブを敢行。23,000人の動員を記録した。
7月12日に映画『銀魂』主題歌を含むシングル「DECIDED」を発表。
オフィシャルサイト

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