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熱い支持を集め続ける『鉄拳7』の4つの魅力

熱い支持を集め続ける『鉄拳7』の4つの魅力

2015年にアーケード版の稼働が始まって以来、格闘ゲームファンの熱い支持を集め続けている『鉄拳7』。2017年6月1日にPlayStation®4版とXbox One版、6月2日にSTEAM版が発売され、家庭でもプレイできるようになってから早2カ月が経過しました。しかしその熱は冷めることなく、オンライン対戦では、今もなお熱い戦いがくり広げられています。格闘ゲームの醍醐味といえば、やはり対戦にあるもの。負けることを恐れず、積極的に挑んでいって初めて見つかる輝きがそこにはあります。本稿では、そんな『鉄拳7』の魅力を紹介していきます。

文 / 大工廻朝薫


1. 完成されたインターフェースと進化し続けるゲームシステム

『鉄拳』シリーズの魅力のひとつに、23年間変わらない操作システムがあります。

1994年リリースの初代『鉄拳』以降、操作はずっと8方向レバー+4ボタンの組み合わせ。『鉄拳タッグトーナメント』シリーズではタッグ交代用のボタンが追加されたりもしますが、基本的な操作は変わりません。

ボタンがそれぞれ四肢に対応したLP・RP・LK・RKボタンによる攻撃は、どのボタンを押せばどのような動きをするか、見た技がどのボタンの組み合わせで出るか、という点が直感的に把握可能。2D格闘ゲームのような複雑なコマンド入力も多くないため、初心者でも慣れれば簡単に技がくり出せます。

操作に習熟するまでに超えなければいけないハードルは、ゲーム全体を見渡してもそれほど高くない部類だと言えるでしょう。

▲「この技は左腕を使うからLPボタン」と、使用するボタンを直感的に把握できるため、多様な技もすぐに覚えることができます

一方で、システム面ではつねに進化を続けています。『鉄拳7』でも、特徴的な新システムが複数追加されました。

そのひとつがパワークラッシュ。これは相手の攻撃をくらいながら攻撃可能な特殊技です。下段攻撃や投げ、ガード不能技には潰されてしまいますが、相手の攻撃に割り込み、試合の流れをこちらに傾けることが可能です。

▲相手の打撃を受け止めながら攻撃できるため、相手のペースで進んでいる試合をいったん仕切り直すことができます

さらに試合の流れを大きく左右するのが、レイジアーツとレイジドライブ。これらはバトル中に体力が一定値を下回って“レイジ状態”になると1度だけ発動可能な、必殺技のようなもの。

レイジアーツはヒットすると相手の体力を大きく奪う、大ダメージの一撃を放ちます。レイジアーツのモーション中は敵のレイジアーツ以外の攻撃に怯まなくなるため、相手の攻撃を強引に突破して打ち込むことが可能です。

▲レイジアーツがヒットするとカメラが切り替わり、専用の攻撃演出が発生します。キャラクターごとに異なるド派手な演出は必見!

レイジドライブはキャラクター固有技の強化版。当たると攻撃が継続できるため、うまくコンボをつなげればレイジアーツを上回るダメージが叩き出せます。怯み無効の効果はありませんが、ガードされたあとも反撃を受けづらいため、ある程度気軽に使うことができます。

▲キャラクターごとに効果はさまざま。コンボ中に使用してダメージ量をアップすることが可能です

このパワークラッシュやレイジアーツ、レイジドライブに共通しているのは、いずれも試合の逆転が狙いやすいシステムだということ。パワークラッシュを使えば不利な状況を仕切り直すことができますし、レイジアーツやレイジドライブは、残り体力の少ない状態から相手の体力を一気に奪うことができます。たとえ格上のプレイヤーにギリギリまで追い込まれている状況でも、たった1度でもチャンスを掴むことができれば、逆転勝利を飾れる可能性が残されているのです。

『鉄拳7』は本気でやり込む“ガチ勢”からパーティーゲームとして遊ぶライト層まで、幅広い層が同じ土俵で対戦できる格闘ゲームなのです。