Interview

水瀬いのりの次なる挑戦!! アルバム後初のシングル「アイマイモコ」でネクストステージへ

水瀬いのりの次なる挑戦!! アルバム後初のシングル「アイマイモコ」でネクストステージへ

『ご注文はうさぎですか?』チノ役、『ViVid Strike!』フーカ・レヴェントン役などで人気を集めるのみならず、2015年12月「夢のつぼみ」でのソロデビューからアーティストとしても注目を浴びている声優・水瀬いのり。2017年4月、これまでの楽曲活動をまとめたオリジナルアルバム『Innocent flower』に続いて、8月9日に4枚目となる新シングル「アイマイモコ」をリリース。楽曲に込められた思いを聞いた。

取材 / 澄川龍一(リスアニ!) 文 / 寺田龍太


次のステージに移るような気持ちで
今までとは違う自分を見せていきたい

8月9日に4thシングル「アイマイモコ」が発売されましたが、今年4月には1stアルバム『Innocent flower』のリリースもありました。アルバムの制作を通して、ご自身の音楽活動に関するお気持ちに変化などもあったのでは?

水瀬いのり そうですね。『Innocent flower』は、これまでに3枚のシングルを経てきた自分の活動に区切りがついたアルバムでした。次のステージに移るような気持ちで、今までの表現してきたジャンルとはまた違った楽曲たちに挑戦できましたね。表題曲「Innocent flower」は、ファンの皆さんに向けて私らしさを十二分に表現できた楽曲で、ソロデビューから今までの道のりを一度ゴールしたような気持ちで歌えたんです。ここから先はまた、皆さんの知らない私を見せていけたらいいなと思います。

「アイマイモコ」はTVアニメ『徒然チルドレン』とのタイアップです。初のOP楽曲となりますが、作品の温度感とぴったり合った心地良い楽曲ですね。

水瀬 両想いっぽかったり、すれ違い気味だったり、いろいろな2人組の関係が描かれた新しいタイプのラブコメです。原作の内容を汲んで、恋の歌ではあるけれども、「この気持ちは恋なのかな?」という微妙な感情を表現した、難しい楽曲でした。

サビの聴こえ方などはお洒落でありながら、全体としては非常に柔らかいアレンジです。最初に聴いた印象は?

水瀬 歌詞もメロディのアレンジも含めてすごくかわいらしくて、包み込むような温かい思いが込められた曲だなと思っていて。歌詞には「苦しい」や「泣きたい」など、誰かを思って胸が痛くなるような感情も表れているのですが、それもまるっと含めて受け容れるような歌詞になっていて、作品にぴったりだなと思いました。

登場人物に近いような俯瞰しているような、独特な視点の楽曲ですよね。

水瀬 高野千鶴ちゃんという役を演じるなかで得たヒントも、歌唱には活かされたと思います。レコーディングでは最初に、「泣きたい時もある」という歌詞なら本当に泣きそうな具合に、思い切りニュアンスを入れたテイクを録ったんです。温度感が徐々に上がっていく構成というか、Aメロ・Bメロでは「好きなのかな、嫌いなのかな」という自問自答のような気持ちを、サビではそれをぱっと広げて、誰かに思いを伝えるようなイメージをもって歌いましたね。

楽曲の持つ世界観を重視した
新たに挑戦するロックナンバー

2曲目に収録のカップリング「リトルシューゲイザー」は非常にソリッドなロックサウンドで、作編曲を担当された中山真斗さんらしさが出た楽曲ですよね。

水瀬 ロック調の楽曲がカップリングに入るのは初めてなので、皆さんの反応が楽しみな一曲です。アルバムで挑戦した格好良い系の楽曲ともまたジャンルの異なるロックなので、並べて聴いた時に同じ自分でもどのような違いが際立って見えてくるのかなと、自分自身でも楽しみに思っています。クールな歌詞の一方で、アレンジ的にはカラッとした熱量も感じられて、どこか爽やかなイメージがある楽曲かなと。

歌詞の印象はいかがでしたか?

水瀬 練習中はいろいろと考えながら歌っていましたが、いざレコーディングに臨んでみると、歌詞に引っ張っていってもらえるような感じがすごくあって。歌詞の意味合いを大事にすることで、楽曲が持つ色に染まりながら、のびのびと歌えた実感があります。

ひとつ芯が通った歌詞世界がありますよね。レコーディングは具体的にはどのように進行されましたか?

水瀬 「自由に歌ってもらって大丈夫です」というところからスタートしたんです。「ここはこうしてほしい」というディレクションも少なく、どんどんテイクを録っていきました。その中で、最初のテイクと最後のテイクでは主人公の温度感が変わってきたりもして。ニュアンスを統一して歌うだけじゃないレコーディングになり、すごく新鮮でした。