future×feature  vol. 6

Interview

「ひよっこ」の大食いメガネっ子・澄子役で注目の松本穂香。夢はオーロラを観に行くこと!?

「ひよっこ」の大食いメガネっ子・澄子役で注目の松本穂香。夢はオーロラを観に行くこと!?

本番に入ったら純粋に役として生きる──それが理想であり目標です

私生活では、2月に20歳になって成人を迎えたわけですが、何か心境や環境などに変化はありましたか?

そうですね、やっぱり10代ではなくなったというのが、自分の中では大きかったです。というのは、20歳になって周りからの見え方が変わったんじゃないかと思っていて。「19歳です」というのと「20歳です」っていうのとでは、印象が全然違うじゃないですか。たとえば、「お料理しますか?」と聞かれて「できないんです」と答えたときに、10代だったら「まあ、仕方ないよね」と目をつぶってもらえることも、20代だと「あ、料理できないんだ」っていうふうに見られてしまいがちだなぁって。そうやって客観視することで、大人としての自覚を深めたいなとは思っているんですけど…… なかなか難しいですね(笑)。

ちなみに、乗っかって聞いちゃいますが、料理はします?

いや、その……お菓子だったらつくったりするんですけどね。「ひよっこ」の現場にも、バレンタインのときにチョコバーをつくって差入れしました。あと、ラスクもつくって持っていきました。現場にはたくさんのスタッフさんがいらっしゃるので、簡単で大量につくれるのがいいかな、と思って。ということで、21歳になるまでに少しずつ料理も始めたいなと思います(笑)。

期待しています(笑)。そういえば、「ひよっこ」に出演したことを大阪のご家族も喜ばれたと思うんですが、どんな反応でしたか?

そうですね、特におばあちゃんが喜んでくれました。いつも電話で話すたびに「うれしいよ」「もっと長生きしたい」って言ってくれます。まあ、朝ドラのずっと前から私がテレビで活躍する姿を見届けるために「長生きする」と言っているので、当分は大丈夫だと思います(笑)。

となると、次は大河ドラマ出演でおばあさまを喜ばせないと、ですね。

えぇぇ! いや、はい、もし出していただけるのであれば、それはもう喜んで。再来年の大河が宮藤官九郎さんの脚本なので、出る出ないという以前に純粋に楽しみです。「ひよっこ」と同じ時代の話がどんなふうに描かれるのかなって。その中に出演者として自分もいられたら、もっとうれしいだろうなって。こういう思いや願望は言葉にした方がいいと思っているので、こういった機会をお借りして、どんどん発信していきたいんです。

言ったことには言霊が宿るっていいますよね。

「こういうことが気になっているんです」「こういうのやってみたいです」って思っているだけだと伝わらないので、やっぱり言葉にした方がいいと私は思っていて。マネージャーさんも話を聞いてくれるので、「写真をやってみたいんです」と話してみたところ、丸谷嘉長さんという写真家さんに撮っていただく「ネガティブポップ」という企画の実現につながって。言葉にすることで何がどうなっていくかわからないので、できるだけ発信していきたいなと思っています。

では、また乗っかって聞いちゃいますが、最近やってみたいなと思うことはありますか?

普通の願望になっちゃうんですけど、海外に行ってみたいんです。しかも、「オーロラを観に行く!」みたいな、一生に1回あるかないか、みたいな体験をしに、海外に行きたくて(笑)。お仕事で言うと、コント番組に出てみたいですね。小さいころ、内村(光良)さんの「笑う犬の冒険」が大好きだったので。

ということは「LIFE!~人生に捧げるコント~」に出てみたい、と(笑)。

いえ、具体的にそうだと言っているわけではなくて……そりゃあ「LIFE!」には出たいですけど(笑)、コントにも挑戦したいんです。憧れなんです、コント出演とジブリ作品に声の出演をすることが昔から。朝ドラも「あまちゃん」が好きで憧れていたので、こうして言葉にすることが何かのきっかけになることを信じて、言わせていただきます。

その憧れのひとつを叶えることになった、「ひよっこ」のオーディションを振り返ってもらってもいいですか?

朝ドラのオーディションだからといって何か特別なことをするわけではなくて、1枚の台本を渡されて、2人一組になってお芝居をするんです。そのとき、審査員で岡田(惠和)さんがいらっしゃったので、とても緊張しました。本当はどなたが審査員であっても意識しちゃダメなんですけど、さすがに岡田さんを目の前にしたら……必死でした。「余計なこと考えちゃダメだ」「見られてる、と思っちゃダメだ」と思うほど、逆に意識してしまって(笑)。どのオーディションでも毎回緊張しますけど、「ひよっこ」の時は特にガチガチでしたね。だから受かるとは思っていなかったので、キャストに加えていただいたこと、澄子という愛すべき役をいただけたことに、あらためて感謝しています。

これからはオーディションを受けるよりも、オファーされることが多くなってくるんでしょうね。たとえば、演じてみたい役というのは?

そうですね……。澄子もそうでしたし、映画「青空エール」(’16)でも、土屋太鳳さんに厳しく当たる吹奏楽部員役だったり、わりと個性の強いキャラクターが多かったので、それこそ、(「ひよっこ」のヒロインの)みね子さんみたいな等身大の役も演じてみたいです。でも、今はまだまだ駆け出しですし、どんな役でもいただけるのであれば、もう喜んで。それに、新しい作品の現場に行くたびに学ぶことがあるので、今は何でも吸収したいと思っていて。初めてのことに挑戦することで、そのつど新鮮味を感じられるというのも性分に合っているみたいなので、これからも新しい役との出会いを楽しみに、少しずつ変化していきたいです。

では、最後に。女優・松本穂香としての哲学や信条などがあれば、お聞かせください。

先輩の有村さんもおっしゃっているんですけど、役になっているときはもう自分のことは関係なくて、ただ役としてカメラの前に立てる役者でありたいです。本番に入ったら、ただ純粋に役として生きる――。それが理想であり、私の目標です。


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応募期間

※募集期間は終了致しました。

8月15日(火)~8月22日(火)23:59

松本穂香(まつもとほのか)

【生年月日】1997年2月5日
【出身地】大阪府
【身長】162cm
【特技】お菓子作り
【趣味】映画鑑賞

高校時代に演劇部で芝居をはじめ、’13年度NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に感銘を受け、女優を志す。’15年から本格的に活動を開始、同年「風に立つライオン」で映画デビュー。主な出演作に映画「にがくてあまい」「青空エール」(’16)、「商店街戦争〜SUCHICO〜」「MATSUMOTO TRIBE」(’17)、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(ともにフジテレビ系/’16)、「模倣犯」(テレビ東京系/’16)、「黒い十人の女」(日本テレビ系/’16)、「ブランケットキャッツ」(NHK総合/’17)、「脳にスマホが埋められた!」(読売テレビ/’17)、舞台「ヨミガエラセ屋」(新宿村LIVE/’16)など。
待機作に「リクエスト・コンフュージョン」(10月8日〜・第7回きりゅう映画祭にて上映)、「世界で一番長い写真」(’18年初夏公開予定)など。また、テレビではNHK ETV「昔話法廷/ヘンゼルとグレーテル」(8月14日放送)、テレビ東京系「下北沢ダイハード」(8月25日放送)に出演する。

連続テレビ小説「ひよっこ」

2017(平成29)年4月3日(月)〜9月30日(土) 全156回(予定)
【NHK総合】
(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
【NHK BSプレミアム】
(月~土)午前7時30~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
(土)午前9時30分~11時[1週間分]

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