LIVE SHUTTLE  vol. 186

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声優・小松未可子、歌声とバンドのパワーだけで20曲を完走!“Blooming Maps”ツアーファイナル濃密レポート

声優・小松未可子、歌声とバンドのパワーだけで20曲を完走!“Blooming Maps”ツアーファイナル濃密レポート

ほとんどノンストップで歌い続けてきたが、ここで初めて長いMCゾーンとなり、ファイナルということもあってツアーの振り返りを行った。

今回のようにツアーであまり間隔をあけず、毎週のようにライブを行うのは初めてだという彼女。東京から名古屋・大阪を往復してきた中で、ツアーというものは同じステージの内容でも、行く先々でバンドメンバーや観客たちと共有することで、違った景色に見える旅のように感じたと語る。

「過去に書いてきた歌詞をこうして改めて歌ってみると、過去の自分からのメッセージであるかのように思えます。あるいはみんなからのお手紙であるような、そんな気持ちも。ライブという空間が過去からの旅でもあって、みんなと共有できる旅でもある。そんな素敵な空間に出会えて、この『Blooming Maps』ツアー、すごく幸せです」

そこで歌ったのが「Sky message」。以前に所属していたレーベル時代の曲で、彼女自身が作詞している。2014年の楽曲だが、この曲もまた旅立ちをテーマにしており、期せずして現在の心境にマッチしていたということなのだろう。

今年4月に対バンを行ったバンド・fhánaが参加している楽曲「My sky Red sky」、ジャズという今までの彼女には全くなかった新境地に挑んだ「Catch me if you JAZZ」、疾走感がある「HEARTRAIL」と続いて、締めは「my dress code」。

アルバム『Blooming Maps』の最初の曲から始まって最後の曲で終わるという、アルバムタイトルを冠したツアーにふさわしい構成で、最後は観客からの大合唱も起きて感動的なフィナーレを迎えた。

すかさず巻き起こる、アンコールを求める観客の「みかこし」コール(※「みかこし」は彼女のニックネーム)に応えて再登場した彼女は、アンコール最初の曲として8月9日に発売されたばかりのシングル「Maybe the next waltz」を披露。社交ダンスをテーマにしたTVアニメ『ボールルームへようこそ』のEDテーマで、タイトルの通りワルツを取り入れ、優美でありながら情熱が込められたこの曲は、ライブで歌うと一段ときらびやかさが増すように思えた。

続く「Starry Rally」は彼女自身が作詞した2013年の楽曲。そしてツアー最後の曲は、観客も合唱して楽しめるとっておきの曲「Lonely Battle Mode」だった。「また絶対、遊びに来てください!」と言い残してステージを後にした彼女。鳴り止まない歓声の中、ツアーは終演となった。

ふと時計を見ると、20曲を歌って、これだけの盛り上がりを見せたのに、経過した時間は2時間ほど。それだけ余計な演出を入れず、MCも最小限にして、小松未可子の歌声とバンドのパワーだけで勝負した濃密なライブだったといえるだろう。3年ぶりのツアーをそんな真っ向勝負で挑んだ彼女の凄さを感じた。

ひとつの旅が終わるとまた新しい旅がはじまる。11月4日には、彼女の誕生日を記念した恒例のライブ「ハピこし!ライブ2017“名探偵コマツ ~探偵たちの聖誕祭~”」が行われる予定。場所は東京・赤坂BLITZ。こちらは打って変わってバラエティ色が強そうなタイトルだが、彼女が愛してやまないアニメ『名探偵コナン』の主題歌も何曲かカバーする予定とのこと。ここでもまたツアーとは違った角度から楽しませてくれそうだ。


「小松未可子TOUR 2017 “Blooming Maps”」追加公演
2017年8月12日(土)恵比寿 LIQUIDROOM

 <セットリスト>
01.また、はじまりの地図
02.Imagine day, Imagine life!
03.エンジェルナンバー
04.Infinity Sky
05.純真エチュード
06.ランダムメトロノーム
07.硝子の地球儀
08.ふれてよ
09.Tornado voice
10.short hair EGOIST
11.だから返事はいらない
12.流れ星じゃないから
13.Sky message
14.My sky Red sky
15.Catch me if you JAZZ
16.HEARTRAIL
17.my dress code

EN1.Maybe the next waltz
EN2.Starry Rally
EN3.Lonely Battle Mode

小松未可子 オフィシャルサイト

小松未可子 TOY’S FACTORY Webサイト

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