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『ソニックマニア』ハイスピードに病みつきになる3つの体験

『ソニックマニア』ハイスピードに病みつきになる3つの体験

2017年8月16日にPlayStation®4、Xbox One、Nintendo Switch™で配信された『ソニックマニア』。23年ぶりの2D『ソニック』の最新作となる本作は、『ソニック』シリーズの原点である『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(以下、初代『ソニック』)、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』(以下、『ソニック2』)、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』(以下、『ソニック3』)、『ソニック&ナックルズ』、そして『ソニックCD』から厳選されたステージに新たなギミックを追加して一新し、さらに本作から登場する完全新規のステージも収録された2D横スクロールアクションゲームだ。

本稿では、懐かしさとともに新しい驚き、そして『ソニック』シリーズの醍醐味でもある超ハイスピードアクションといった本作の魅力を追求していく。キャラクターとしてのソニックは知っているが『ソニック』シリーズをプレイしたことがないという人も、本稿をきっかけにしてぜひともスピード感溢れる『ソニック』の世界に触れてほしい。

文 / 村田征二朗(SPB15)

時代を超える音速の快感

1991年に発売された初代『ソニック』を皮切りにシリーズ作品を重ね、世界的に有名な作品となった『ソニック』シリーズ。かわいらしくもクールな主人公ソニックは活躍をつづけ、『大乱闘スマッシュブラザーズfor Nintendo 3DS / Wii U』などの作品に参戦していることもあり、老若男女を問わずソニックを知らない人は、もはやほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。

▲もしかするとモチーフである動物のハリネズミよりも馴染みのある存在なのではないか、とすら思えるソニック。シンプルながら格好いいデザインがたまりません

元祖ハイスピードアクションとも言える『ソニック』シリーズの面白さは、何と言ってもそのスピード感、疾走感にあります。グイグイと加速していく通常移動だけでもかなりの速さなのですが、ステージ中に設置されたバネなどによってさらなる加速を行うと、もはや目で追うのも難しいほどの超スピードになっていきます。ステージには分岐ルートが多く用意されていることもあり、全体を把握していないうちは目まぐるしい動きに翻弄されてしまうのですが、そのスピード感が非常に楽しいのです。

しかし動きの速さは文章で長々と語るよりも実際のゲーム画像を見たほうがわかりやすいというもの。ここで本作のアクションを紹介する動画を用意しましたので、『ソニック』シリーズを知らない人もぜひ一度、本作のハイスピードアクションをチェックしてみてください。スピーディなアクションとともに、バリエーション豊かなステージとBGMにも注目です。

スピード感こそが『ソニック』シリーズの醍醐味ですが、アクションゲームですから当然ながらただハイスピードで移動していればいいというものではありません。ステージ中にはトゲなどの罠や敵キャラクターなどが用意されており、スピードに任せて動かしているとこれらに衝突してダメージを受けてしまいます。こう言うと敵やトラップが怖くてスピードが出せないのではないかと思うかもしれませんが、本作を含めた多くの『ソニック』シリーズに共通するちょっと変わったダメージシステムのおかげで、スピードに身を任せるプレイでも進みやすくなっているのです。

本作ではステージを開始したままの状態でダメージを受けるとミス扱いになってしまうのですが、ステージ中に配置されている“リング”をひとつでも所持している状態であれば、持っているリングがすべてバラまかれてしまう代わりにミスにはならないようになっています。ダメージを受けた際にバラまかれるリングは一定時間が経過すると消失してしまいますが、消えてしまう前に回収してしまえば再びダメージを肩代わりしてもらうことができるため、所持リング0のピンチは回避しやすくなっています。

▲ダメージを受けるとソニックを中心に円を描くようにリングが飛び散ります。持っているリングが多いと飛び散りかたが豪快で気持ちいいのですが、やはりダメージを受けないに越したことはありません

リングによるダメージの肩代わりがあるおかげで、初見プレイでもある程度体当たり的にステージを突破していくことができるため、「このシステムはちょっとぬるいんじゃないか?」などと思うこともあるかもしれません。しかし中盤以降になれば、だんだんと敵やステージのギミックが手強くなるうえに配置もいやらしいものになり、かなり苦戦を強いられることになります。一見簡単そうに見えてかなり歯ごたえがあるという絶妙な難度設定も『ソニック』シリーズが長く人気を保ち続けている理由でしょう。