2017年 第74回ヴェネチア国際映画祭レポート  vol. 2

Column

【ヴェネチア国際映画祭】ロバート・レッドフォード&ジェーン・フォンダ、生涯功労賞が伝説のカップルに!

【ヴェネチア国際映画祭】ロバート・レッドフォード&ジェーン・フォンダ、生涯功労賞が伝説のカップルに!
フランスのカンヌ、ドイツのベルリンと並ぶ世界三大映画祭の1つ『ヴェネチア国際映画祭』が開幕。最優秀賞の「金獅子賞」を競うコンペティション部門21作品の中に、日本からは是枝裕和監督の「三度目の殺人」がノミネートされていたり、クロージング作品として北野武監督の最新作「アウトレイジ最終章」が上映されたりと日本作品の話題も多い。そんなヴェネチア国際映画祭の現地レポートを随時お伝えしていきます。

取材・文 / 立田敦子


映画界での功績を讃える金獅子賞(ライフタイム・アチーブメント)が、今年は、ジェーン・フォンダ79歳とロバート・レッドフォード81歳のふたりに授与されました。
映画祭のディレクター、アルベルト・バルベラ氏は、政治活動家、セックス・シンボル、作家、フェミニストのアイコン、フィットネスの指導者、プロデュサーなど多岐に渡って精力的に活動してきたフォンダを賞賛。また、俳優、監督、プロデューサーとしてだけではなく、サンダンス映画祭を創設し、インディペンデントのフィルムメーカーの育成に尽力してきたレッドフォードを湛えた。

2017.9.2_Red carpet – Our Souls at Night – Jane Fonda © La Biennale di Venezia – foto ASAC (1)

2017.9.2_Red carpet – Our Souls at Night – Robert Redford © La Biennale di Venezia – foto ASAC (9)

フォンダは、アカデミー賞に7度ノミネートされ、『コールガール』)(71年)と『帰郷』(79年)で2度主演女優賞を受賞。また、私生活では監督のロジェ・ヴァディム、活動家のトム・ヘイド、CNNの創始者テッド・ターナーと3度の結婚と離婚を繰り返し、今年に入ってからも8年間交際していた音楽プロデューサーのリチャード・ペリーとの破局が伝えられるなど「自由」ぶりを発揮。
一方、レッドフォードは、70年代にハリウッドを代表するイケメン俳優として一世風靡。その後は監督業に進出し、『普通の人々』(80年)ではアカデミー賞監督賞を受賞。俳優のみならず、監督、プロデューサーとしても高く評価されてきた。

2017.9.2_Red carpet – Our Souls at Night – Jane Fonda – Robert Redford © La Biennale di Venezia – foto ASAC (10)

フォンダとレッドフォードは、キャリア初期の1966年の『逃亡地帯』共演と1967年のロマンティック・コメディ『裸足で散歩』で夫婦役として共演。
今回のヴェネチアでは、ふたりが共演する最新作であるNetflixオリジナル映画『アワー・ソール・アット・ナイト』(原題)も上映されたが、これはシドニー・ポラック監督の『出逢い』(79年)以来、38年ぶりの共演となった。
ロバート・レッドフォードは、「死ぬ前にもう一度、ジェーンと共演したかった」と語り、フォンダは、「彼は今でもセクシー」とコメント。映画界のレジェントともいえるカップルが仲むつまじさをアピールした。

2017.9.2_Red carpet – Our Souls at Night – Jane Fonda – Robert Redford © La Biennale di Venezia – foto ASAC (19)

『アワー・ソール・アット・ナイト』(原題)は、それぞれのパートナーに先立たれた隣同士に住む男女が、とあるきっかけから心を通い合わせるというラブストーリー。監督は、世界中でヒットしたインド映画『めぐり逢わせのお弁当』で注目された新進監督リテーュ・パトラ。9月29日よりNetflixにて世界同時配信開始予定。

© La Biennale di Venezia – foto ASAC

vol.1
vol.2
vol.3