特集"シド ニューアルバム『NOMAD』リリース記念企画"  vol. 1

Interview

シド ソロインタビュー① 明希〜3年半ぶりに吹いたバンドの風〜

シド ソロインタビュー① 明希〜3年半ぶりに吹いたバンドの風〜

女の人の軽~い歌が好きなんです。聴いてて疲れないから

しかも明希さんが作る「スノウ」みたいな曲と、マオさんのヴォーカルのコンビネーションってお互いがめちゃくちゃいいところを引き出す相性抜群の関係性なんですよ。

そうですね。だから意外とそういう曲、俺、苦手とか言いながら作ってるんですよね(微笑)。「白いブラウス 可愛い人」とか。あと「いいひと」っていう曲とか「season」とか。聴いてるのは好きかもしれないですね、そういう曲。なんかひたすらBGMっぽい、そういう曲あるじゃないですか? クレモンティーヌみたいな。ああいうのとかはよく聴きますね。好きで買ってる。女の人の軽~い歌が好きなんです。聴いてて疲れないから。

明希さんのその心地よい曲を構成する要素である女性の軽いヴォーカルっていうところに、マオさんの中性的な声がぴったりとハマるんでしょうね。

ですね。ああいう歌い方がやっぱね、好きだと思うから。マオくんも。そういうふうに歌える曲を作ろうと思うし。ソロで自分も歌うようになったから、シドでデモの歌入れをするときも「あ、ちょっとここのメロディだと歌ったら声を張っちゃうな」とか。より細かいところまで考えるようになりましたね。

では、続けて「躾」。こちらは一番ロックに振りきった曲になりました。

そうですね。もう、こういうのは放っといたら出来るっていうか。俺の場合は。ホント得意というか、好きだから(笑)。

ははは(笑)。ゆうやさんが作った「低温」、Shinjiさんが作った「KILL TIME」も、かなり振り切った曲でしたけれども。

「低温」は「ゆうや、新しいとこいったなあ」っていう印象ですね。面白かった。「KILL TIME」は「Shinjiだなあ」っていう感じ。コード進行から何から。なんか安心するんです。いろんな意味で。Shinji節ってやっぱシドの印象を占めてるから、それがちゃんとあると、いい湯加減というか(笑)。

こんなにフュージョンしてても?

うん。もともとそういう気質があいつにはあるから。(レコーディングは)難しかったけどね。ちょっと細かくて大変だった。

間奏にベースのソロパートもあって。

あそこに関してはアドリブだけどね(微笑)。

そうして、アルバムのラストを飾る率が高い明希さんですが。今作も明希さんが作った「普通の奇跡」というバラードナンバーがアルバムを締めくくっています。

これはね、ずいぶん昔に原曲作ってるんですよ。10年ぐらい前じゃないかな、たぶん。

やっと浮かばれた。思い入れがある曲なんで、このタイミングでラストを飾れる曲になったのは嬉しいですね。

「普通の奇跡」じゃないですけど、コンポーザーの欲求として「こういう曲をやりたい」と思って作っても10年間浮かばれない曲もたくさんあるわけですよね。実際は。

何をやるかはそのときのバンドの風だからね。俺、曲数すごい作るから。1年に。だから、シドで年間で表現できる自分の曲ってなると本当に限られてくるんですよ。

自分から出てくる音楽をとにかく1回表現したいっていうんで「ソロをやりたい」と言ったの

今回のアルバムだったらトータル10曲。

でも俺は10曲なんて1ヶ月もあれば出来ちゃうの。しかもその10曲全部俺の曲になるわけじゃないじゃない? 10の椅子をさ、3人のコンポーザーで座るわけですよ、シドは。それだから切磋琢磨していいものが作れて、俺らは14年続いたと思うんだけど。でもさ、それだけだと足んないよね、明らかに。溜まっていくもののほうがデカい。だから俺は自分から出てくる音楽をとにかく1回表現したいっていうんで「ソロをやりたい」と言ったの。

それでこの間、AKiとしてソロで音楽活動をやったわけですね?

うん。俺はそれは本当にやって良かったと思ってる。やったから自分の音楽に対して知れたし。その中で「よし、これからシドのニューアルバムを作ろう。どういう風にやったらまたカッコ良くなれる?」とか「どういう曲をファンは待ってるか」とかを俯瞰で深く考えるようになったんで。

なるほどね。このアルバムを作るとき、バンドにはどんな風が吹いてたんですか?

新しいものにしたいっていうのと、バンドであるっていうこと。この4人の“地力”がちゃんとわかるアルバムっていうような風かな。

サウンドは新しいけれども、4人が。

そう! ちゃんと4人がグルーヴしてるっていう。『OUTSIDER』とかは、俺の曲に関しては同期で誰も使ってないような音を探して。バンド×EDMじゃないけど。そういうものが楽しかったの。今はそれよりもギターとベースとドラムとヴォーカルっていう俺たち。俺たち自身の音をもっともっと追究してアルバムを作んなきゃダメだよねって思って。それをやってなかったわけではもちろんないんだけど、よりもっとそっちにいこうよっていう感じに4人ともなってた。自然と。

3年6ヶ月、間が空いていなければそうはならなかった?

と、思う。視点が変わらずに作ってた気がする。個人的には。まあ3年6ヶ月っていうのはファンの子に対してはちょっと待たせ過ぎちゃったかなって思うけどね(微笑)。でもその分いい曲ができたから。これを聴いて待っててほしいね。ツアーを。って、勝手にまとめてみました(笑)。

その他のシドの作品はこちらへ

ライブ情報

SID TOUR 2017 「NOMAD」

9月23日(土・祝) 千葉 / 松戸・森のホール21
9月24日(日) 千葉 / 松戸・森のホール21
10月1日(日) 福岡 / 福岡市民会館
10月8日(日) 神奈川 / 厚木市文化会館
10月12日(木) 大阪 / オリックス劇場
10月15日(日) 新潟 / 新潟テルサ
10月21日(土) 群馬 / ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
10月27日(金) 東京 / 東京国際フォーラム ホールA
11月3日(金・祝) 兵庫 / 神戸国際会館 こくさいホール
11月4日(土) 京都 / ロームシアター京都 メインホール
11月7日(火) 埼玉 / 大宮ソニックシティ
11月11日(土) 愛知 / 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
11月12日(日) 愛知 / 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
11月21日(火) 東京 / 中野サンプラザホール
11月23日(木・祝) 宮城 / 東京エレクトロンホール宮城
11月25日(土) 北海道 / わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)

詳細はhttp://sid-web.info/

明希さん画像ギャラリー

※今回のソロインタビュー4人分&集合インタビューと「螺旋のユメ」でのインタビューをまとめたスペシャルデジタルマガジンを、2017年9月下旬頃より電子書籍ストア「Reader Store」で無料配信します!
未公開カットも掲載予定!お楽しみに!!

Reader Storeとは?


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応募期間

※募集期間は終了致しました。

9月6日(水)~9月18日(月・祝)23:59

SID(シド)

2003年結成。マオ(vo)、Shinji(g)、明希(b)、ゆうや(ds)からなる4人組ロックバンド。
2008年、TVアニメ『黒執事』オープニングテーマ「モノクロのキス」でメジャーデビュー。
2010年の東京ドーム公演では4万人を動員。結成10周年となった2013年には、初のベストアルバムをリリースし、オリコンウィークリー1位を獲得。同年、横浜スタジアムで10周年記念ライブを開催、夏には初の野外ツアーで4都市5公演で5万人を動員し大成功を収める。2014年には香港・台湾を含む全国ツアーも開催。2016年1月にはベストアルバム『SID ALL SINGLES BEST』をリリース。2017年1月には約1年ぶりのシングルとなる映画『黒執事』主題歌「硝子の瞳」をリリース。5月にはシングル「バタフライエフェクト」をリリースし、両日ソールドアウトの中、日本武道館2days公演を実施。成功を収める。

オフィシャルサイトhttp://sid-web.info/

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