Interview

【インタビュー】fhána、3rdアルバムを見据え充実した“今”を語る。ポジティブ全開の最新シングル『Hello!My World!!』

【インタビュー】fhána、3rdアルバムを見据え充実した“今”を語る。ポジティブ全開の最新シングル『Hello!My World!!』

今回のカップリング2曲のイメージは旅感。「君の住む街」は曲調に合わせて歌詞も変えてもらいました(yuxuki)

yuxuki waga

今回はカップリングもポップな曲がそろいました。どういった2曲ですか?

佐藤 そうですね「君の住む街」もすごく楽しい曲で。バンドサウンドというか音数が少ないというか、コンピュータや同期がなくてもひとりひとつの楽器で演奏できる楽しい曲、って感じですね。すごくキメが多いし、そこから“覚えゲー”的な快感もある、みたいな(笑)。で、歌詞の内容に関しても、さっきyuxuki君が言ったみたいに、「ツアーを経てアルバムに向かうポジティブな内容にすごくなっているなぁ」と思っています。

ボーカルとしてはいかがでしたか?

towana 「君の住む街」は、私の好きな歌い方を思いっきりさせてもらえました。得意な高さとかトーンとかリズミカルに歌うとか、自分の好きな出し方をやらせてもらって、しかもそれがすごくマッチしている曲だと思います。

もう1曲は「reaching for the cities」。今回のカップリングは、タイトルからして「街」と「cities」とどちらも同じモチーフを扱っていますが。

yuxuki タイトルだけではなく歌詞のテーマを考えている段階でそういう話は出ていましたね。

佐藤 ツアーで「君」=ファンの住む街にどんどん出かけていくよ、みたいなイメージが、ね。

yuxuki 僕が作曲した「君が住む街」は「出かけていくこと」がメインのイメージになっていて、kevinが作曲した「reaching for the cities」は、街から街へ移っていく「移動」がメイン、みたいな。

主観と客観みたいな。

yuxuki そうですね。でも、どっちも旅感。ただ、「君の住む街」タイトルは最初、全然違っていたんですけど。

ちなみに、なんてタイトルだったのか聞いてもいいですか?

yuxuki 「アオハルトリップ」とか。青春感がもっと出ていましたね。でも、もっといいのがあると思って。歌詞を読んでいて、「あ、これがいいな」と思った「君の住む街」をタイトルにさせてもらったんです。でも、その歌詞も実は結構やり取りして。

どの辺でやり取りが生まれたんですか?

yuxuki 歌詞の第1稿はちょっと言葉が難しかったんですよね。あと、青春感みたいなテーマはたしかにあったんですけど、もっと切なくて感傷的な感じの内容だったんですよ。でも「曲がこんな明るいのにこの歌詞は少し違うな」ということで俺の方から細かく指定を入れさせてもらいました。「ここはこういう歌詞に」「ここはこの単語で韻を踏んで」とか。自分作曲の曲の中では今まででいちばん細かいお願いをして作ってもらった感じです。

「reaching for the cities」でラップに初挑戦。なんとか、なんとか頑張りました、っていう感じです(笑)(towana)

towana

「reaching for the cities」はどういう曲になった感覚ですか?

佐藤 「新しいfhánaが出せたなぁ」ですよね(笑)。ちょっと懐かしい感じもありつつ、初のラップ曲で、towanaのラップがキュートな感じですごく良いので。「今後もこの引き出しはどんどん使っていけるなぁ」と感じています。

kevin 懐かしい感じは最初から入れたいと思っていたんですよね。ラップを入れるというのはyuxukiさんから出たアイデアで、最初は違っていたんですけど。個人的には、「reaching for the cities」は夜に聴くといいんじゃないかなと。曲の全体的な雰囲気もそうだし、「ハイウェイに乗って行こうぜ」みたいな曲なんですよ。夜のハイウェイを彷彿とさせるので。ちなみに、「Hello!My World!!」は太陽が昇る瞬間に聴いたらいいと思っていて。「君の住む街」はポップで昼間のイメージがあるので、このシングルのそれぞれの曲を時間帯別に聴いたら「1日楽しく過ごせるやんけ」って思っています。

towanaさんとしては……。

towana 初めてラップをやった、という(笑)、もうそれにつきますね、この曲は。なんとか、なんとか頑張りました、っていう感じです(笑)。

ツアーを経たことで、聴く人を楽しませるという意識が強くなったという話が皆さんから出ていますが、そこはかなり大きく変わりましたか? fhána、というか佐藤さんというとかなりメランコリックなイメージがありますが。

佐藤 僕の性分としてはやはりメランコリックですかね。ただ、それもいいけど、「聴いてくれる人がもっとシンプルに楽しくポジティブになってくれるとうれしいな」という感覚です。ライブでも音楽やリズムに乗れば楽しくもなるし、メロディや歌詞を聴くことで心が軽くなるとか、どちらの面でもポジティブなメッセージを発するほうがいいですよね。それによってみんなが楽しくなってくれたら、僕も、fhánaとしてもハッピーです。

yuxuki 例えば、ツアーのラスト近くのZepp DiverCity(TOKYO)で、「青空のラプソディ」をみんなが一緒の動きをしているのを見ると、「おお。やってんなぁ」みたいな。

一同 (笑)。

yuxuki そういうのはやっぱり楽しかったですよね。今までのうちらのライブはどっちかというと見せるのがメインというか。

聴かせるライブでしたね。

佐藤 そうそう。そういう意味では今回のツアーは、最初から100%の形でできていたわけではないですけど、会場一体で楽しもうという目標へのアプローチとして、お客さんの反応を見ながらライブの形を組み立てていくことができました。それがすごく良い感覚だったので、新鮮なツアーでもありましたね。

kevin お客さんと一緒に楽しみたい、という気持ちがメンバー内で高まったから佐藤さんは「Hello!My World!!」で「Hey Hey」って合いの手を入れたんですよ。

佐藤 そうそう。「Hey Hey」を入れたのは(共同アレンジの)A-beeさんじゃなくて僕なんですよ。クラップとかはA-beeさんなんですけど。最初のデモ時点から入れていました。

kevin これがめっちゃいいと思います。

佐藤 「Hi!」じゃなくて「Hey」で、ってお願いしました。わりと物議をかもしましたけどね。

物議を?

佐藤 「ホントにやんの?」みたいな感じで(笑)。ちょっとダサくなるじゃないですか。

fhánaっぽくないところではありますよね。

佐藤 そうそうそうそう。

でも、そこがツアーを経て、ライブでお客さんが楽しませるポイントを作ってあげたところであり、fhánaが変わったところであり。

佐藤 それもあるけど、「Hey」の質感にもよるので、うまくやればダサくならないだろうと思っていました。ダサくなるのはたしかに僕も嫌なので。いろいろなアーティストの曲も聴きながら、「この「Hey」じゃないな」「ここまで低くないな」「どっちかといったらこっちかな」とかやって、世の中の「Hey」を研究してましたよ(笑)。

ツアーを経て、Looking for「Hey!」が行なわれていたわけですね(笑)。

一同 (笑)。

佐藤 そうですね(笑)。

fhánaオフィシャルサイト

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