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『世界樹と不思議のダンジョン2』最強タッグが生んだ凄すぎダンジョンRPG

『世界樹と不思議のダンジョン2』最強タッグが生んだ凄すぎダンジョンRPG

2007年に第1作目の『世界樹の迷宮』が発売されて以来、歯ごたえあるバトルと手描きマッピングで、本格派好みのゲームファンから10年にわたって愛されてきた『世界樹の迷宮』シリーズ。その最新作となるニンテンドー3DS用ソフト『世界樹と不思議のダンジョン2』が、2017年8月31日に発売されました。

本作はいつもの『世界樹の迷宮』シリーズとは少し異なり、20年以上の歴史を持つ人気シリーズ、『不思議のダンジョン』とのコラボタイトルとなります。

2015年3月に発売された前作『世界樹と不思議のダンジョン』(以下、『セカダン』)で初めて手を組み、日本中のダンジョンRPGファンを熱狂させた夢のタッグが帰ってきたということで、待ち望んでいたファンも多いはず。本稿では、2年半の時を経て、ますます面白さに磨きをかけた『セカダン2』の魅力に迫ります。

文 / 大工廻朝薫(SPB15)


静かにアツいキャラクターメイキング 

『世界樹の迷宮』シリーズ1作目からの伝統であり、ゲームの根幹をなすのが、自由なキャラクターメイキングシステムです。コラボタイトルである本作でも、そのシステムは健在。本家『世界樹の迷宮』シリーズと同様に、“冒険者ギルド”にて行うことができます。

冒険者ギルドでは職業、見た目、名前の3点を設定していきます。全15種類ある職業はいずれも個性的なものばかり。物理攻撃が得意なもの、属性攻撃が得意なもの、回復特化タイプ、探索支援タイプなど、それぞれに秀でた分野が異なります。

▲『世界樹の迷宮』シリーズでおなじみの職業が勢揃い。職業ごとに、2種類×4色で8通りの見た目が選択可能です

職業を決めたあとは、スキルの割り振り。本作ではキャラクターのレベルアップごとにスキルポイントが支給され、それをスキルツリーへ自由に割り振り、スキルを取得していくことが可能です。

▲スキルを一定レベルまで上げると、その先につながるスキルを取得可能です

どのスキルを先に取得するかはすべて自分で決められるため、同じ職業でも育てかたによってキャラクターの個性はさまざまに変化します。たとえば属性攻撃特化型のアルケミストを育てる場合でも、あらゆる属性の攻撃スキルと補助スキルを使いこなす万能選手として育成することもできれば、ひとつの属性攻撃だけをひたすら強化し、ハマると強い特化型のアタッカーに仕上げることも可能です。

どのような性能のキャラクターにするかは、プレイヤー自身の判断で決めることができるのです。

▲いろいろなスキルに少しずつ割り振るか、一点だけを伸ばしていくかはプレイヤーの選択次第。十分に吟味しましょう

さらに本作からは、『世界樹の迷宮』シリーズでおなじみの“サブクラス”機能も導入されました。この機能はメインとなる職業のスキルツリー以外に、サブクラスとして選んだ別職業のスキルも追加で取得できるようになるというもの。さまざまなスキルの組み合わせが可能となるため、より細かなキャラクターメイクが可能となります。

『セカダン』だけの職業に注目

選択可能な職業は、基本的には過去の『世界樹の迷宮』シリーズから登場するものが中心ですが、中には『セカダン』シリーズだけの職業も登場します。そのひとつが、前作『セカダン』で初登場した職業、“フーライ”。

フーライの特徴は、ダンジョン探索に特化した個性的なスキル群。状態異常の付与や自身の状態異常解除、罠破壊や壁破壊など、ダンジョン探索の専門家らしいスキルが揃っています。万能タイプでどのようなパーティにも組み込みやすく、パーティにひとり入れておくと安心できる職業です。

『不思議のダンジョン』シリーズのファンなら、パーティを組まずにフーライひとりでダンジョンに挑んでみるのもおもしろいでしょう。

▲『不思議のダンジョン』シリーズのファンならニヤリとするデザインのフーライ。ほかにはない個性的なスキルが揃っています

また、本作で初登場となる新職業“ケンカク”は、攻撃力が高く防御力の低い近接アタッカー。この職業の大きな特徴は、武器をふたつ装備した二刀流での戦闘が可能な点です。

二刀流にすると武器を増やしたぶん同時に装備できる防具の数が減り、防御力が低下するリスクを背負いますが、通常攻撃で1ターンに2回攻撃できるため、与ダメージが大きくアップします。

▲二刀流での攻撃により、雑魚モンスターを高速で殲滅可能。『世界樹の迷宮』流にアレンジされているものの、『不思議のダンジョン』ファンにとっては、これまた懐かしいコスチュームにも注目です

ほかにもさまざまな職業が存在していますが、どの職業を選ぶかは完全にプレイヤーの自由。ダンジョン探索をスムーズに進めるなら、実際のパーティ編成を考えてバランスよくキャラクターを作成したいところですが、そこを敢えて崩し、アンバランスな編成で挑むのも楽しいものです。

どのようなキャラクターを作るか、画面を開いたまま悩むのもまた『世界樹の迷宮』シリーズの楽しみのひとつ。納得のいくまでじっくり考えたキャラクターほど、いつまでも愛着が続くものです。