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『ファイナルファンタジーXII TZA』絶対プレイすべき3つの魅力

『ファイナルファンタジーXII TZA』絶対プレイすべき3つの魅力

3.システム改善により圧倒的に快適に 

ジョブシステムの改良だけでなく、『FFXII TZA』ではロード時間などの改善も行われています。なかでも推しておきたいのは、プレイの快適度をまさに数倍にしてくれる倍速モードの存在です。ゲームの進行速度を4倍にする倍速モード自体は海外版に要素を追加した『FFXII ZJS』でも搭載されていたのですが、今作では2倍速も搭載し、加えてハードがPlayStation®4になりロード速度が圧倒的に上昇したおかげで、その快適さがさらに向上しているのです。

本作は広大なマップが多く、当然ながらマップ間の移動にかかる時間もそれなりです。また、先ほど触れたガンビットによる自動戦闘では、言いかたによっては操作をしない待ち時間が発生するとも言えます。しかし、4倍速モードにするとそれらの要素は一切に気にならなくなり、むしろ自分で行動を選択しなくてもいいぶん戦闘が非常にサクサクと進み、ゲーム全体でテンポの良さを感じることができます。

▲『FFXII ZJS』では4倍速のみでしたが、本作では2倍速モードも搭載。4倍では戦況が把握できないけど通常スピードだと遅い、という場合にも安心です

おまけにマップの切り替えをする際に発生するロード時間も1秒程度しかかからないため、ダンジョン探索であちらこちらと歩き回ってもロード時間にイライラすることもありません。マップ切り替えのロード中には同時にオートセーブも行われるので、セーブしないで進んだままうっかり強敵のいるエリアに踏み込んで全滅してしまっても、すぐにリトライできるのはありがたいところです。「オートセーブはちょっとヌルいんじゃないか?」という意見もあるかもしれませんが、実際のところ数時間のプレイをやり直すのは(自己責任とは言え)プレイヤーのテンションにもかなりのダメージになりますから、個人的にこの救済処置は素直にありがたい要素です。

▲セーブをサボっていたらとんでもない強敵やボスに遭遇してサクッと全滅することもあり、オートセーブに助けられたことは1度や2度ではありません

このオートセーブと高速ロードのおかげで、強敵に負けてはガンビットを組み直して再挑戦するというトライ&エラーが非常に行いやすくなっており、そういう意味でもオートセーブは本作と相性がいいと言えるでしょう。

また、オリジナル版である『FFXII』では広大かつ複雑なマップ構成に対してマップがプレイヤーの周辺しか表示されず、ダンジョンで迷いやすい点を指摘する声も多く上がっていましたが、本作ではそちらも改善されています。画面右上に表示される従来のマップに加えて、画面中央に半透明の全体マップを表示することができるようになり、目的地と現在地とをかなり簡単に把握できるようになっているのです。

▲画面上に薄い茶色で描かれているのが追加された全体マップ(ボタンひと押しで表示・非表示を切り替え可能)。これがなかったら筆者は間違いなく迷子になっていました

オリジナルの『FFXII』からは成長システムなどが大きく調整されており、ゲーム環境も全体的にブラッシュアップされた『FFXII TZA』。『FFXII』をプレイしていない人にはもちろん、『FFXII』や『FFXII ZJS』をプレイした人にとっても、本作はその独特なゲームシステムを再度楽しみ、改めて評価するいい機会になることでしょう。正直筆者としてもゲームが進むにつれて予想以上に楽しんでいる自分に気づかされたため、未プレイの人にはとくに触れてほしい作品です!

次回は、『FFXII TZA』で描かれる、多様な種族が共に暮らす世界“イヴァリース”の魅力や、ハイレベルに生まれ変わったグラフィックや新録BGMなどの魅力について触れていきます。フォトリアルに近くありながらファンタジータッチな雰囲気を残しているグラフィックが描き出す世界は、超フォトリアルな作品とはまた違った存在感と魅力があるのです!

『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』公式サイト
http://www.jp.square-enix.com/ff12_tza/

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