Interview

access デビュー25周年のアニバーサリーイヤーを彩るスペシャルなベストアルバムへの想いを語る!

access デビュー25周年のアニバーサリーイヤーを彩るスペシャルなベストアルバムへの想いを語る!

浅倉大介と貴水博之のユニットaccessがデビュー25周年を迎えた。常に最新鋭のシンセサイザーサウンドと最先端のデジタルサウンドで、「J-POPの明日」を聴かせてくれた彼ら。その姿勢は、25年経った今も貫かれている。
その証しともいえるのが、9月13日にリリースされた、ベストアルバム『double decades + half』。全シングルと、ベストバラード集と、accessの真骨頂ともいえるベストリミックス集からなる、彼らの25年間を凝縮した4枚組。
現在は、25周年ツアーの真っ最中だが、11月に控えているアニバーサリーライブにも言及。しかも、「実は、夏ごろから密かにレコーディングも……」というナイショ話も飛び出すインタビュー。accessは今なお加速中。

取材・文 / 藤井徹貫

ツアー前にHIROが「全公演で演奏曲が違う」と言っちゃったから(浅倉)

access 25th Anniversary TOUR 2017 double decades + half』も残すところ10月1日の中野サンプラザのみ。

浅倉 SNSも含め、ライブに来てくださった皆さんの評判も上々なので、それが何よりうれしいですね。

ツアー初日の三郷市文化会館が「神ライブだった」と、SNSで見ました。

 

貴水 僕も大ちゃんも、それぞれ忙しかったけど、リハーサルから集中していた成果かもしれないです。

浅倉 そうだね。25周年の1年は、ふたりでaccessだけをガッツリやるのかと思いきや、片や、変身したり(笑)。

HIROが『仮面ライダーエグゼイド』に出演。

浅倉 仮面ライダークロノスというラスボスみたいな役で、ちびっ子たちにも大人気。

お母さま方にも?

貴水 そっちはそれなり(笑)。

しかも、HIROはソロツアーもありましたね。そのツアーのタイトルが……。

貴水 『HIROYUKI TAKAMI TOUR 2017 Love&Victory ミンナSoloッテイキマスカ?』。

浅倉 (笑)。

貴水 へん?

浅倉 そのツアータイトルを聞かされて、真顔で、ウンウンって、納得されたら、HIROが困るでしょ(笑)。

貴水 そう言われたら……そうだね(笑)。

浅倉 Zepp Tokyoで見せてもらったけど、楽しかった。accessとはひと味違うエンタテインメント性を発揮していて。

一方の、大ちゃんは大ちゃんで……。

浅倉 突然、恩師からユニットのお誘いが……。

貴水 小室(哲哉)さんとのPANDORA(パンドラ)。そういうそれぞれの経験値もaccessにフィードバックできたから、飛躍の25周年になっています。ただ、怒涛のスケジュールで25周年ツアーに突入したけど。

浅倉 最初、ベストアルバムと同じように全シングルをライブでも網羅しようと思ったんですよ。でも、シングルだけでも28曲だから。ちょっと無理で。三郷では前期、大阪では中期、名古屋では後期と、大枠を設けて演奏しました。本当は、そうじゃない予定だったけど、ツアー前にHIROが「全公演で演奏曲が違う」と言っちゃったから。

貴水 口が滑っちゃった(笑)。

浅倉 そこから急いでデータを編集し直して。

貴水 ファンのみんなにしたら、全公演のセットリストが違うほうがうれしいもんね。

浅倉 どこまでも前向きなaccess(笑)。ファイナルの中野サンプラザも25年間のシングルを凝縮した形になります。

そのファイナルが残っているので、気の早い質問になりますが、25周年ツアーを総括すると?

浅倉 accessは、毎年、春と秋、2回のツアーをしていて。春は、『ELECTRIC NIGHT』と銘打ったDJスタイル。ふたりだけのクラブツアー。秋は、バンドスタイルのホールツアー。

現在進行中の『double decades + half』は、秋のホールツアーですね。

浅倉 コンセプトはオリジナルリスペクト。というのは、accessはほとんどオリジナルアレンジでやってこなかったから。25年のなかでは、オリジナルバージョンをリリースする前に、ライブでリミックスバージョンを披露してしまったこともあるし。

順序が逆(笑)。

浅倉 常に、自分たちの最新を聴いて欲しいから、そうなってしまう場合もありました。でも、全シングル曲を網羅したベストアルバムもリリースされたことだし、25周年だし、オリジナルの再現というよりも、どこまでオリジナルへ近づけるかの挑戦。イントロの1音だけで、どの曲かわかる点もaccessのこだわりなので、そういうところは極限まで再現しました。

貴水 大ちゃんも当時のアレンジを再現するのに、相当細かい作業をしていたから、おのずと僕もオリジナルのボーカルに近づけるため、細心の注意を払うようになりました。例えばフェイクをあまり入れないとか。とはいっても、本番になったら、熱くなって、ついフェイクを入れてしまうこともあるけど(笑)。

浅倉 HIROのボーカルは、全曲がオリジナルキー。これはすごいこと。「JEWELRY ANGEL」の転調して高くなるところもオリジナルのまま。

貴水 このごろ、喉の調子がいいんだよ。お酒をほとんど飲まなくなったせいもあるかも。20代のころを超えてるね。

浅倉 確かに、高い音も前より楽に出しているのがわかる。

25年前は、HIROがこれほどストイックな生活をするとは思わなかった(笑)。

貴水 あの、実は、僕、もともとはストイックだったはずなんですよ。ただ、東京という巨大な渦が……。一時期ね。飲み込まれてたかな(笑)。

浅倉 HIROはそのときどきでブームがあるから。しかも、凝り性なところもあるし。飲み込まれやすいというか(笑)、染まりやすいというか……。だから、改めて全シングルを聴き返すと、そのときどきで歌の表現も変わってるよね。そこが面白いし、そこが魅力だよね。

確かに。ベストアルバム『double decades + half』を聴くと、HIROの発声や表現が変化し続けている。

貴水 そうですね、変わり続けている、と自分でも思います。完璧な形は、なかなか手に入れられないものだから、ずっと追い続けます。役者さんも、完璧な演技を求め、演じ続けるわけで……。ここでなんで演技の話してんだってことですけど(笑)。

25年やってきたHIROが言うと説得力がある。デビューしたてのミュージシャンが同じことを言っても、何か借りものの言葉に聞こえてしまう。

貴水 常に追いかけている自分がいるのは事実で。追いかけたい自分がいるのがOK。

レンジが広いから、歌う前に、それ相応の集中力が必要なんだよ(貴水)

ベストアルバムのDisc3はBEST Ballads。聴きごたえがありました。すごいバラードばかり。

浅倉 accessは、シンセサウンドやデジタルサウンドのイメージも強いけど、バラードへのこだわりもデビュー当時から強いんですよ。だから、これまで出していなかったバラード集を、この機会に出そうってことで。

「Pale Blue Rain」は、ふたりがaccessという名前に馴染む前というか、結成直後のレコーディングですよね。

貴水 そうです。だから、若いなーとも思うけど、それ以上に、もうaccessの世界観が確立されているなーと驚きます。

浅倉 自分たちでもビックリする。あの歳で、あのキャリアで、これだけのものを作っていたのかと思うと。ただ、時が経ち、年齢を重ねると、同じ歌詞でも聴こえ方や響き方が違ってくるよね。深さも重さも増してる。「I SING EVERY SHINE FOR YOU」も、自分で言うのもなんだけど、いい曲だよね。

貴水 僕も大好き。ただ、なかなかレンジが広い(笑)。だから、歌う前に、それ相応の集中力が必要なんだよ。

浅倉 バラードもシングル集も通して聴いて思ったのは、伝えたいメッセージにブレがないこと。と、1曲たりとも同じアプローチをしていないこと。シングル曲であっても、常に何か新しいものにトライしてる。その姿勢は、自分のなかで貫いている大事な点です。

ちなみにベストアルバムには、1st Tour「FAST ACCESS TOUR ‘93」パンフレット無料ダウンロードカードも入っている。

貴水 実は、そのパンフレットは、いまだに持ってる。結構好きだったから。

オフィシャル・ツアーパンフレット全22種類をデジタル版で復刻することも決定したそうですね。

浅倉 この方式も今の時代ならでは。25周年ツアーのオリジナルリスペクトで、最新の技術で過去のフレーズを再現したのと似ている。現在の電子書籍の技術で過去の紙媒体が復刻するわけだから。面白い企画ですよ。余談だけど、自分でも写真を撮るようになったから、あのころの写真を振り返ると、当時の写真の流行や、撮ってくださったフォトグラファーの方々の手法とかがわかるようになりました。

ベストアルバムのマスタリングエンジニア田中三一さんは、大ちゃんの熱烈なリクエストだったそうですが。

浅倉 はい。マスターが持っている音の温もりとか、暖かさを、原音に忠実に出したかったので。最新のスピーカーに合わせたチューニングじゃなくて、ボクらがマスターに記録してきた迫力やビートの転がり方、歌の存在感を改めてダイレクトに出したいと思ったので。だから、聴いてくれた人たちの感想のなかに、今までとまったく違う音が聴こえてきたって声があったりして。田中さんにお願いして良かったと思っています。

ところで、25周年ツアーが終わっていないのに、またもや気の早い話で申し訳ないけど、11月25日と26日の舞浜アンフィシアターでの『access 25th Anniversary LIVE』の計画はすでに進行中?

浅倉 少しずつですけど……。まだ各部署の了解が取れてないけど、タンス(Moog社のアナログモジュラーシンセサイザー)を持って行こうかな、と思っています。

貴水 賛成。ついに生で共演できる。

浅倉 25と26は、accessにとってのメモリアルデーなので、スペシャルな内容にしたいですね。

貴水 25年前の11月25日に、原宿ルイードで初ライブをやって、26日にデビューシングル「Virgin Emotion」が発売になったんだからね。記念日だもんね。

では、25周年ツアーが終わったら、舞浜公演に向け、まっしぐら?

浅倉 実は、お互い忙しいなか、夏ごろから密かにレコーディングもしていて。ツアーでも、新曲のβバージョンを披露したんですよ。ベストアルバムを中心にした25周年ツアーだけど、生まれたての、完成前の新曲も聴いてもらいました。自分たちの最新を聴いてもらうのもaccessらしさのひとつだから。懐かしさだけでは終わりたくないし。

貴水 25周年ツアーで、いろいろな点で初心に戻れたので、この先さらに新たな場所に向かえると確信できました。

リリース情報

初回盤

通常盤

access
access BEST ~double decades + half~

2017年9月13日
AICL-3383-3386 ¥5,200(tax in)

 

・初回仕様:4面デジパック + 限定ブックレット +三方背BOX
・期間限定:1st Tour「FAST ACCESS TOUR ‘93」
パンフレット無料ダウンロードカード封入
*DL期間 2017年12月31日まで

【Disc 1】All the Singles vol.1
1. Virgin Emotion
2. JEWELRY ANGEL
3. NAKED DESIRE
4. MOONSHINE DANCE
5. TRY AGAIN
6. 夢を見たいから
7. MISTY HEARTBREAK
8. SWEET SILENCE
9. DRASTIC MERMAID
10. SCANDALOUS BLUE
11. TEAR’S LIBERATION
12. Only the love survive
13. EDGE
14. REAL AT NIGHT ~眠れぬ夜の向こうに~

【Disc 2】All the Singles vol.2
1. 瞳ノ翼
2. Doubt & Trust ~ダウト&トラスト~
3. Dream Runner
4. Higher Than Dark Sky
5. Share The Love
6. Wild Butterfly
7. Bet ~追憶のRoulette~
8. 永遠dive
9. JOY TRAIN
10. Vertical Innocence
11. IZASUSUME!
12. Winter Ring Affair
13. 24sync
14. Knock beautiful smile

【Disc 3】BEST Ballads
1. PALE BLUE RAIN
2. DISTANCE ~求め合うには遠すぎて~
3. I SING EVERY SHINE FOR YOU
4. ENDLESS SUMMER ~君が滲んだ夏~
5. STAY MY LOVE
6. REGRET
7. grand muse
8. White Lights
9. ANOTHER DAY
10. Bright Sight
11. Shadow over the world
12. 20th Sincerely
[bonus track] Xtal X’mas
[bonus track] Missing 4 seasons

【Disc 4】BEST Remixes
1. SCANDALOUS BLUE (DEAD-END Re-SYNC STYLE)
2. TEAR’S LIBERATION (OVER TEAR’S FOR THE NEW WAVE Re-SYNC STYLE)
3. JEWELRY ANGEL 2002 -Platonic Eye-
4. MOONSHINE DANCE 2002 -Return to Star-
5. AGAINST THE RULES 2002 -AA trance-
6. Doubt & Trust ~ダウト&トラスト~ (DAwnforce mix)
7. Higher Than Dark Sky (Piano Version)
8. Wild Butterfly (Digital Ageha re-sync style)
9. Bet ~追憶のRoulette~ (Demon Angel re-sync style)
10. Be Nude (S Version)
11. TRY AGAIN (S Version)
12. 夢を見たいから ’16 spring build mix (Remix)

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ライブ情報

access 25th Anniversary TOUR 2017 double decades + half

10/1(日)  東京:中野サンプラザ

access 25th Anniversary LIVE

11/25(土)  千葉:舞浜アンフィシアター

11/26(日)  千葉:舞浜アンフィシアター

access

浅倉大介(プロデューサー)/貴水博之(ボーカル)からなるユニット。1992年11月26日、「VIRGIN EMOTION」でデビュー以来、「MOONSHINE DANCE」「夢を見たいから」などヒット曲を連発。1994年には、3rdアルバム『DELICATE PLANET』でオリコン初登場1位を獲得し、その年の『NHK 紅白歌合戦』にも出場する。1995年、一旦活動休止をするが、2002年、access再始動。以来、毎年全国ツアーを実施、シングルやアルバムもコンスタントにリリースし、精力的に活動している。デビュー25周年のアニバーサリーイヤーとなる今年も、9月13日にベストアルバムをリリース後にホールツアーを開催。さらに11月25、26日には舞浜アンフィシアターでのアニバーサリーライブが決定している。

オフィシャルサイトhttp://www.access-web.jp


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