22/7 キャラクター・ファイル「僕らの想像の先へ向かう彼女たち」  vol. 10

Interview

太陽のようなメンバーたちのなかで、涼花萌(22/7)は月のように輝く。

太陽のようなメンバーたちのなかで、涼花萌(22/7)は月のように輝く。

-22/7(ナナブンノニジュウニ)特集-
「僕らの想像の先へ向かう彼女たち」
メンバー・ソロ・インタビュー vol.10 涼花萌

この先、2次元と3次元をクロスオーバーさせるのは、彼女たちだ!
秋元康×Aniplex×Sony Music Recordsがタッグを組んでシーンへと送り出す、新たな「デジタル声優アイドル」グループ、22/7(ナナブンノニジュウニ)。
9月20日「僕は存在していなかった」でデビューを果たした注目の11人組を、エンタメステーションではメンバーを11日連続で1人ずつ、ロングインタビュー形式で紹介していく。
10人目は、京都育ちではんなりした雰囲気が印象的な、涼花萌(すずはな もえ)。
家の中で寝転がって過ごすのが常だった彼女に起きた変化を、掘り下げていく。

取材・文 / 平田真人 撮影 / 荻原大志

みんなが声優やアイドルへの思いを話す中、私は鳥の話をしていました(笑)。

まずは、エンタメステーションをご覧になっている方々へ、自己紹介をお願いします。

22/7(ナナブンノニジュウニ)の涼花萌と申します。京都府出身です。鳥が好きです。よろしくお願いいたします。

何か、「ここはPRしておきたい!」ということはありますか?

え〜っと、洗濯が特技です。

それは手洗いとか、油汚れをガッツリ落とすのが得意、みたいな?

いえ、洗濯機に入れて、ポチとボタンを押すだけなんですけど(笑)。

じゃあ、洗剤と柔軟剤の配合が絶妙という感じですか?

そうですね、目分量でいい感じにできます(笑)。

なるほど〜、洗濯が好きという人はよくいますけど、特技の人ってあまりいないですよねぇ(笑)。では、洗濯が得意な涼花さんが、この〝デジタル声優アイドルグループ〟のオーディションに応募した動機や理由を聞かせてください。

私は元々、アイドルさんと声優さんが大好きだったので、このオーディションを見つけた時、自分にピッタリだと思って応募しました。写真を自撮りしてウェブからも送れるシステムだったので、手軽にできるのもあって、受けてみました。

では、書類審査が通った時の心境を聞かせてください。

私、実は応募したことを家族に言っていなくて、しかも受かると思っていなかったんですけど、もし封書が届いて家族に見られたら恥ずかしいなぁと思って、バレる前に回収しようと思って、毎日ポストの前で封書が届くのを待ち構えていました(笑)。そしたら、本当にソニーさんから封筒が来て、ビックリしました。

そうだったんですね! では、どの時点でご家族に打ち明けたんですか?

2次審査に通って、3次審査を受けるために東京へ行く時点で話しました。その時は家族も「そういう行動を自分から起こすとは思わなかった」って、驚いていましたね。私自身もそう思っていましたし…(笑)。

いわゆる、目立つタイプではなかったと?

はい、地味に過ごしていました。それまでは特にやりたいこともなくて。でも、オーディションを受けている間は、何かに打ち込んでいるということになるなと思って。

自分から行動を起こすことが大事だったというわけですね。

あ…でも、そこまで深く考えていたわけでもなくて(笑)、少しでも長いこと自分が何かをしているという実感を得られたらいいな、くらいの軽い気持ちでした。

なるほど。ちなみに2次審査では何を歌ったんですか?

小倉唯さんの「Heavenly Lover」というアニメの曲を歌ったんですが、歌詞を忘れてしまって…。審査員の方が歌詞を教えてくださったんです。

それも珍しいパターンですよね(笑)。自己PRは洗濯ネタを?

いえ、自己PRはすべて趣味の鳥の話をさせてもらいました(笑)。といっても、飼いインコを見て、種類を当てるくらいしかできないんですけど…。

インコはオカメインコぐらいしか知りませんね…。ほっぺたのところがかわいいですよね。

かわいいですよね! …あ、すみません! 馴れ馴れしくなってしまって…。

あ、全然大丈夫ですよ。で、東京へ出てきて3次審査を受けたわけですが、ダンス審査とセリフ審査はどんな感じでした?

ダンスが苦手だったので、もうここで最後かなと正直思いました。心の中では京都へ帰る準備をしていたんですけど、最終審査まで残していただいたので、驚いてしまって。東京に着いてすぐ、もうお土産を買ってあったんですよ、いつでも帰れるように(笑)。

でも、最終審査の前にSHOWROOM審査がありましたね。配信はスムーズにできました?

いえ、もう最初に配信をするって聞いた時は、どうしようかなって思いました。西條和ちゃんと2次審査の時から話していたので、帰りの新幹線の中で「どうする?」って言って…「一緒に配信しよっか?」っていう話になって。本当はダメだったんですけど、2人で公園に行ってベンチの端と端に座って、1人ずつ5分くらいでやっていました(笑)。でも、スタッフさんにすぐバレてしまって、電話で怒られてしまいました。

怒られただけでよかったですよね…

はい、本当に…。その時はもう家族も応援してくれていて、最終審査へ行く時も「頑張っていっておいで」って送り出してくれたんです。

そして臨んだ最終審査、受かる自信はありましたか?

いえ、全然なかったです…。最終まで残れると思っていなかったので、ステージに立てただけでも自分としては満足でした。私の前に歌ったのが高辻麗ちゃんで、審査が終わってから控え室に戻った時にずっと泣いていて。審査発表の時にもう一度順番に並んで会場へ向かうことになっていたんですけど、私の方を振り向いて「もうダメだよ~、私落ちたよ~」って泣きじゃくっていたので、「大丈夫、絶対受かってるよ!」って励ましていました。気休めではなくて、私の中では麗ちゃんは受かるような気がしていたからなんです。

自分のことより人のことを心配していた、と!?

最終審査での私の〝場違い感〟がすごかったんですよ。8人くらい並んで最後のPRをしたんですけど、みんな「声優になりたくて受けました!」って、しっかりした動機を話しているのに、私は鳥の話をしてしまって。話終わってから「どうしよう、これはアウトや~」って思ったんですけど、誰とも話がカブらなかったのがよかったのかもしれないなって、後から思ったりもしました(笑)。

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