22/7 キャラクター・ファイル「僕らの想像の先へ向かう彼女たち」  vol. 11

Interview

ラストチャンスに懸けた武田愛奈(22/7)が見つめる、グループの現在地と未来。

ラストチャンスに懸けた武田愛奈(22/7)が見つめる、グループの現在地と未来。

-22/7(ナナブンノニジュウニ)特集-
「僕らの想像の先へ向かう彼女たち」
メンバー・ソロ・インタビュー vol.11 武田愛奈

この先、2次元と3次元をクロスオーバーさせるのは、彼女たちだ!
秋元康×Aniplex×Sony Music Recordsがタッグを組んでシーンへと送り出す、新たな「デジタル声優アイドル」グループ、22/7(ナナブンノニジュウニ)。
9月20日「僕は存在していなかった」でデビューを果たした注目の11人組を、エンタメステーションではメンバーを11日連続で1人ずつ、ロングインタビュー形式で紹介していく。
11人目、アンカーを務めるのは、武田愛奈(たけだ あいな)。
負けず嫌いの彼女が悔しさの先に見いだした希望に、スポットを当てていく。

取材・文 / 平田真人 撮影 / 荻原大志

1人だけ合格を実感するタイミングが遅れて、みんなよりも後で泣きました。

まずは、エンタメステーションをご覧になっている方々へ、自己紹介をお願いします!

22/7(ナナブンノニジュウニ)の武田愛奈と申します。趣味は、お店のメニューを見ることです!

いきなり変化球で来ましたね(笑)。それは、食べ物屋さんのメニューで合ってますよね?

はい、電車の中で…「びっくりドンキー」とか「サイゼリヤ」といったファミレス系のサイトを見て、「季節のメニューは何かな? あ、今こういうフェアをやってるんだ!」みたいな感じで、1人でウキウキしています(笑)。

なるほど、想像の翼を広げているわけですね(笑)。では、本題に入りまして、この〝デジタル声優アイドルグループ〟のオーディションに応募した動機や理由を聞かせてください。

私は一生懸命頑張っている人がすごく好きで、小さいころにモーニング娘。さんを見て、「アイドルさんって一生懸命で、キラキラしてるなぁ。私もなりたいっ!」と思ったことから、たくさんのオーディションを受けてきたんですけど…なかなか結果に結びつかなかったんです。「もうそろそろ潮時なのかな…」と思って、次に受けるオーディションで最後にしようと心に決めて、携帯電話を見ていて目に留まったこのオーディションを受けました。いつもだったら同時に5つくらいのオーディションに応募していたんですけど、この「デジタル声優アイドル」オーディションは、これだけに懸けたくて…なぜそう思ったのかわからないんですけど、ビビッと来たので、いわゆる掛け持ちでは受けなかったんです。

背水の陣じゃないですけど、本当にラストチャンスに懸けたんですね。であれば、書類審査が通ったという通知が来た時は、うれしさもひとしおだったのではないですか?

それが…ソニー・ミュージックが主催している、ということが頭から抜け落ちていたんですよ(笑)。なので、家族から「ソニーから郵便が来てるよ」って言われた時、「あれ、私ソニーの製品、何か買ったかなぁ?」と思っちゃったんです。でも、中を開けたら「2次審査に来てください」という通知だったので、「えっっっ!?」って。

まさかの通知だったという(笑)。では、2次審査のこともお話してください。

それまで受けてきたオーディションでは力みすぎて緊張してしまって、結果が出てから「もっとああすればよかった、こうすればよかった」と後悔してばかりだったので、今回はもう自然体で行こうと臨みました。歌の審査でも好きな曲を歌おうと思って、荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」を選んだんです。

元々、ご両親が聴いていらっしゃったんですか?

それが…両親は全然関係なくて、私がどこかで耳にして、その時に大好きになったんです。「『ダンシング・ヒーロー』を歌います」と言った時、審査員の方も「おぉぉぉ!」って反応してくださって(笑)。あと、自己PRでは「趣味は何々で、何々が好きです」っていう言い方をしてしまうと緊張して固い印象を与えてしまうかなと思ったので、「私は一週間後の何々が楽しみで、今度行ってきます!」っていう感じで、楽しいことを話そうと考えて実践してみました。自分では、自然体で話すことができたんじゃないかと思っています。

それまで受けてきたオーディションの経験が役立ったということですね。で、2次が通って3次へ行く時、どんなことを思ったんでしょう?

自信はなかったんですけど、“大丈夫、私は受かる”と思うようにしていました。3次はダンスとセリフの審査だったんですけど、ダンスの経験がなかった上に、リズム感がないので練習の時からヘタで…。なので、とにかく笑顔だけは忘れないようにして、しっかり前を見て笑って楽しく踊りました。セリフは…今でこそレッスンを受けてきて感情を込められるようになってきたんですけど、その時は抑揚のつけ方もわからなかったので、切ない感じのセリフを「こんな感じで読めばいいのかな?」っていう読み方だったので、たぶん今聞いたら「なんだ、これ…」って思うかもしれないです。

で、自分を信じた結果、3次も通って最終審査へ進んだわけですが、どんな心境でした?

大勢の候補者が集められて、次の審査へ進む人だけが番号を呼ばれるというのが、テレビでしか見たことがなかったので、「頑張ったけど、私はこの先の景色は見られないかな」って思ってしまって。でも、自分の番号が呼ばれて…うれしいとか何か感情がわき上がってくる前に、「あ、次に進んだ」って、淡々と受け止めていました。客観的に自分のことを見ているような感じで──。

でも、最終の前にSHOWROOM審査があって。これが意外と難しかったんじゃないかと。

そうですね、審査なので前向きな気持ちが伝わるような配信をしたいなと思ったんですけど、私には特にこれができる、ということや、自慢できるようなことがないので、とにかくやる気だけはアピールしようって。そういう姿勢で毎日、5日間がんばりました。

そして、いよいよ迎えた最終審査の結果発表、その瞬間はどういう気持ちでした?

実はあんまり覚えていないんです。確か、受かったみんなが泣いていたと思うんですけど、私は涙も出ないくらい呆然としていたような気がします。その後、一回会場が落ち着いたタイミングで、いきなり合格した実感が湧いてきて、1人だけ遅れて泣いていました(笑)。

後から実感したという。そして、グループ名が22/7だと聞かされた時は、どう思いました?

「ナナブンノニジュウニ」って、耳慣れない言葉じゃないですか。でも、“22/7”という数字表記も見せられたので、最初の印象は正直「変わった名前だなぁ…」というものでした(笑)。今となっては、ほかのグループ名が考えられないくらい、自分の中では定着しています。

1 2 >
vol.10
vol.11