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『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO』 LIVEレポート

『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO』 LIVEレポート
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2020年に開催される東京オリンピック。
いろいろゴタつきながらもプロジェクトは着実に進行しており、世界的な注目を集めることは間違いないが、そのメイン会場予定の新国立競技場すぐそばの東京体育館で、ひと足先に世界に発信するビッグイベントが開催された。

その名も『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO』。

ファッション、音楽、アニメ、フードなどの多彩なコンテンツが集結した前代未聞のフェス型イベントで、今年が初の開催となるが、実はすでにロンドン、パリ、バンコク、サンフランシスコなど世界8都市を巡回してきており、この東京がツアーのゴールとなる。

日本人が楽しむのはもちろん、在日外国人も多く参加し、その雰囲気はフェスでありながら「お祭り」ムードが満載。 会場の外には提灯が積み上げられたヤグラが組んであり、ヨーヨーすくいや射的を楽しめる縁日エリアや着物を着ることのできるブースなどが。
さらに「MATSURI STAGE」が設営され、アイドルライブやDJプレイなどが無料で楽しめるというプログラムが組んである。正直、ここだけでも3日間楽しめるぐらいだが、メインはやはり会場内。

アリーナの幅いっぱいに作られた「MOSHI MOSHI STAGE」は、スタンディングエリアだけで2000人は収容できる大きさ。地下のサブアリーナを使った「NIPPON STAGE」も、ちょっとしたライブハウスぐらい規模。この3つのステージを目一杯使って、ジャンルを超えた総勢162組の出演者たちが3日間のパフォーマンスを行った。

3日間のトリを務めた「水曜日のカンパネラ」

「NIPPON STAGE」では、ネクストブレイク確実のアイドルやアーティストが個性豊かなパフォーマンスを展開。

なかでも、このステージを最も自由に楽しんでいたのが、3日間のトリを務めた「水曜日のカンパネラ」だ。
ショウのスタート前には、すでに多くのオーディエンスが集まり、期待度と注目度は高まる一方。
その熱くなったボルテージを文字通り裏切ってくるのが歌唱担当のコムアイ。
ステージとは真逆のバルコニーの上からから出現し、11月発売のアルバムに収録された『メデューサ』を披露。そのまま踊りながらバルコニーを移動し、サブアリーナ全体をステージに仕立てあげる。舞台に帰還して『シャクシャイン』をヒット。

この日の真っ赤な衣装は小林幸子にインスパイアされたものだという。

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音に身を委ねるように揺れるステージングを見せるコムアイは、本当にこのイベントを楽しんでいるようだ。続く『ディアブロ』では「いい湯だね!」、『桃太郎』では「魂の16連射!」の叫び声が世界各国から集まったオーディエンスの心をひとつにする。

最後は美メロチューン「ドラキュラ」で、「血ぃ吸うたろか」のシンガロング。
「そっちに行くよ!」と、コムアイは台車に乗り込み、そのまま客席エリアを山車のように巡り出す。意外なスタイルで「お祭り感」を醸し出し、ステージは熱狂のうちに幕を閉じた。

その頃、メインの「MATSURI STAGE」では、m-floが観客をジャンプさせ、中田ヤスタカのユニット「CAPSULE」が、最先端のテクノサウンドを響かせて東京体育館を世界最先端の空間に仕立て上げていた。

大トリを務めたきゃりーぱみゅぱみゅ。

そしてこの大御所アーティストの後に、大トリを務めたのが「COOL JAPAN」的な「KAWAII」の体現者であり、『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL』の象徴ともいえるきゃりーぱみゅぱみゅ。

暗転から鳴り響いてきたのは、「Crazy Party Night」のテーマソング。
そして一発目は『ファッションモンスター』! 

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きゃりーは「不思議の国のアリス」ライクな衣装に身を包み、「もしもしニッポン!」とアオリながらパフォーマンス。
会場には、この瞬間を待っていたかのように、子供や親子連れのオーディエンスが増え、一緒に踊り出している。
今回は、初開催のイベントということで、初めてきゃりーのステージを観る人も多い。
しかし、常に世界の舞台で「はじまして」のチャレンジを続けてきたきゃりーは、ビギナーに対する対応も完璧で、お客さんに「盛り上がり方」をレクチャー。
そして『CANDY CANDY』、『チェリーボンボン』とたたみかけ、バックダンサーの相変わらずのキレの良い動きと、運動量の多さにも改めて驚愕する。

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続けて『インベーダー・インベーダー』。
サビの「だ・だ・だ・だ・インベーダー」では二階席からも一体感のあるコール。
サイリウムを持参しているファンの姿も目立つ。
『にんじゃりばんばん』の前にはMCで振り付けを指導。最前列で熱狂していた外国人オーディエンスも一斉に忍者ポーズをパンパンと揃えていた。
そして間髪入れずにメジャーデビューシングル「つけまつける」。
思い返せば、きゃりーがこの曲でシーンを席巻したのが2012年。
それからすぐに世界的な知名度を手にし、ある意味で日本を代表するパフォーマーとなったのだから、そのコンテンツ力は計り知れない。

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そして、ラストは「もうハロウィンは終わりましたが、私はこんな格好で年中ハロウィンをしてるようなものなので」とコメントを入れながら最新シングル「Crazy Party Night〜ぱんぷきんの逆襲〜』に。
歌う前のきゃりーの振り付け教室がふたたび開講され、ゾンビダンスをレクチャー。

世界へ向けて日本のポップカルチャーを発信する大型イベントの最後の最後を、数千人のゾンビダンスで飾ることとなった。

 

このポップでカオスな感覚こそが「もしフェス」の神髄。
3日間でのべ2万5千人が来場し、大盛況のうちに幕を閉じた『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO』だが、「2015」と付いているからには、来年以降の開催も期待できる。

これからも様々な活動を展開する「もしもしにっぽんプロジェクト」にも注目していたい。

水曜日のカンパネラ (NIPPON STAGE)セットリスト

M1 メデューサ
M2 シャクシャイン
MC
M3 ディアブロ
M4 桃太郎
MC
M5 ドラキュラ

きゃりーぱみゅぱみゅ(MOSHI MOSHI STAGE)セットリスト

M1 ファッションモンスター ーExtended Mixー
MC
M2 CANDY CANDY(Extended Short Ver)
M3 チェリーボンボン (Extended Mix)
M4 インベーダーインベーダー(Extended Short Ver)
MC
M5 にんじゃりばんばん
M6 つけまつける
MC
M7 Crazy Party Night~ぱんぷきんの逆襲~

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