Interview

X4、5人の個性が輝く『XTIME』でさらなるパワーアップ。進化の理由、それぞれの成長とは?

X4、5人の個性が輝く『XTIME』でさらなるパワーアップ。進化の理由、それぞれの成長とは?

今年3月に2ndアルバム『Xross Mate』をリリースし、春から夏はツアーとファンミーティングイベントで全国を駆け回ったX4。結成から3年経つ彼らはこれまで作品を出すごとに精力的にライヴを行い、場数を踏んで地力を養い、グループの足腰を鍛えてきた。一方で、YUYAはNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に出演するなどして俳優・松下優也として大きく飛翔。KODAIはソロライヴを積極的に開催し、ほかのメンバーも劇団ヘビリズに加わるなどして個々に活動の幅を広げている。そんななかで届いたミニアルバム『XTIME』は、これまでで最も個人のカラーが出た仕上がりに。彼らはどんな想いでこの作品を作ったのか。X4の今とこれからを訊いた。

取材・文 / 猪又孝 撮影 / 関信行

より個性を生かしていきたいなという気持ちがありました

『XTIME』の制作にはどんな気持ちで臨みましたか?

YUYA SHOTAとJUKIYAは加入して1年半くらいが経ち、“新メンバー”というところから抜け出しましたし、5人としてのパフォーマンスも安定してきたところがあるんです。そんななかで、最近は個々の活動をやらせていただく機会も増えてきたので、より個性を生かしていきたいなという気持ちがありました。

YUYA

集合体としてのカラーも見せつつ、それぞれの特徴も出していこうと。

KODAI そうですね。結果、今回のミニアルバムでは、それぞれがメインを張っている曲があるので、いままでより一層自分たちをわかってもらえる一枚になったんじゃないかと思います。

SHOTA 今年に入ってから僕もラップをやるようになって、「Attention Please」という楽曲ではJUKIYAと僕が初めて2人でメインを張ってラップをやってるんです。いままでは音源をいただいたら個人で練習していたんですけど、この曲は2人でどう見せるかが大事だったので、2人で何回も「ここはこういうニュアンスにしよう」とか話し込んでレコーディングに臨みました。

JUKIYA 「Attention Please」では特典映像を作ってるんです。そのときも、この曲はファンミーティングで何度かやらせてもらってるので、SHOTAくんと2人で「ここはこういう動きで、こんな見せ方をしよう」とかちゃんと決めて臨みました。だから、早くみんなにも聴いたり見たりしてもらいたいです。

T-MAX 今年に入って個々の活動が増えて、5人で集まる時間が以前より少なくなってるんです。そんななか、「Raindrop」はインディーズ時代の曲をだいぶアレンジを変えて収録してるんですけど、レコーディングのときに、どういう声でどう歌うのか、スタッフと個人的に話し合ってから臨んだんです。今回は個でいろんなことに挑戦させてもらった感じが強くありますし、それぞれがこの1年、個々の活動をやってきたことを生かせているんじゃないかと思います。

KODAI

そうしたパワーアップの要因は何だと自己分析しますか?

YUYA この1年くらいで、グループとしていろんな現場に行かせてもらえるようになったことで大きく意識が変わったんだと思います。それまではある程度僕らのファンがいるところでやらせてもらえていたのが、それだけじゃなくなってきたので。例えば音楽番組だったら、フィールドの違う人たちと一緒になるので、そのときに僕らはどういう風に立ち振る舞って、どう見せるのか。ほかのアーティストが出てるライヴイベントに出たときは、いらないところをそぎ落として30分という短い時間の中でどうX4を見せるのか。その時々での自分たちの立ち位置だったり、やり方というものを考えなきゃならない。そこで、それぞれに考え、成長した部分が大きいと思うんです。

T-MAX

リード曲「最後の言葉」は、インディーズ時代の曲をリアレンジしたものですが、歌うときはどんなイメージで臨みましたか?

KODAI 失恋というか別れの曲なんですけど、主人公のイメージは結構身勝手な男というか(笑)。自分から別れを切り出しておいて切なくなってるじゃないですか? でも、そうしなきゃならない理由がある。その部分を自分なりにイメージして歌えたらいいなと思ってました。

SHOTA

捉えようによっては自分に酔ってるようにも思える主人公ですからね。自分勝手というか。

YUYA それを僕らが歌うことによって、どれだけ正当化していけるかですよ(笑)。だって、歌詞だけ見たら「なんやこれ?」って思う人もいるじゃないですか? 「すごい身勝手やなぁ」と。でも、恋愛は当事者2人にしかわからないことですからね(笑)。だから、まあ、なんかあるんでしょう、というところで、それをいかに僕らの歌声でドラマチックに仕立てるかっていうことですよね。

JUKIYA

この曲のMVは初回限定盤Aに付属するDVDで全貌が明らかになりますが、見どころは?

SHOTA ダンスですね。今回、音が増えて踊りやすくなったんですけど、特にサビのところは気持ちが込められるフリなのでライヴでやってても気持ちいいし。

KODAI アレは砂浜で撮影したんです。

足元が砂場で踊りづらくなかったですか?

YUYA 超踊りづらかったですよ。

JUKIYA 足とられまくりで(笑)。

SHOTA あと、めちゃめちゃ暑かったなあ。真夏であの格好だから、汗がすごくて。

JUKIYA 僕、汗かいてベトベトで顔面が砂まみれになりましたから。よーく見ると、顔のアップでそれも映ってるかもしれないです(笑)。

「月夜」はKODAIくんの作詞によるラブソングですね。どんなイメージで書いたんですか?

KODAI 自分にしか書けないものが何かあるかなとテーマをいろいろ考えて、最初は“お酒”とか“酔っ払う”というテーマで書き始めたんです。それを別れの曲にしたかったんですけど、これまで書いた中で作詞にいちばん時間がかかりました。

お酒というテーマを恋に重ね合わせていく作業に手間取った?

KODAI そうなんです。忘れてるはずだし、お酒を飲んだときに思い出すくらいの恋やけど、結局、今でも忘れられてないという恋を書きたいなと思って。最初に書いたときはわかりづらすぎたんで、もっと場面に緩急がつくように言葉を差し替えていったんです。

その中で、ひねりだしたフレーズは?

YUYA カモーン、キラーフレーズ(笑)。

KODAI  Aメロの「飲み込んだ筈の“恋”が喉で踊る」。これはお酒を意味してるんですけど、お酒を飲むというのと恋心を飲むっていうのをかけてるんです。

YUYA なかなか飲み込めずにここ(喉)で踊っとる、と!

KODAI ということを言ってます(笑)。

YUYA 恥ずない?(笑)

KODAI 今ね、背中、尋常じゃないくらい汗かいてます(苦笑)。あとは、2番の「グラスの端の汚れを/指で拭き取る位の/そんな恋なんだ」というところかな。自分の中では簡単やと思ってるはずの恋やのに、でもやっぱ忘れられへんわってことを言いたくて……って、やっぱり恥ずかしくなってきました。次の質問、いってもらっていいですか?(笑)