Interview

w-inds. 進化とキャリアを重ねる3人。フューチャーベースを導入した新作と今後のビジョンを訊く

w-inds. 進化とキャリアを重ねる3人。フューチャーベースを導入した新作と今後のビジョンを訊く

せっかくアルバムに2人のソロ曲があるんだから、2人でやってみるのも面白そうだよねって(龍一)

3曲目の「A Trip In My Hard Days」は龍一くんと涼平くんのラップをフィーチャーした曲ですね。

慶太 これはもともと『INVISIBLE』ツアー用に作ったんです。『INVISIBLE』に2人のソロ曲があるんですけど、ライブでソロを1曲ずつやって終わるのはさみしいなと思って。今まで2人でやるステージもなかったし、2人でやる曲を作ればいいじゃないかって。

龍一 2人でやる曲は誰もまだ聴いてないからね。せっかくアルバムに2人のソロ曲があるんだから、2人でやってみるのも面白そうだよねって。で、歌詞は僕が全部書いたんです。

シンセの音色はフューチャーベース系だけど、全体的にどこか90年代末の日本語ラップを思わせるようなところもある曲ですよね。最近、慶太くんはこういうヒップホップも作れるようになったんですね。

慶太 僕は結構どっちかというとオタク気質なんで……。

いや、全然オタクだと思いますよ、音作りに関しては(笑)。

慶太 (笑)。曲を聴けば何を使ってるか大体わかるようになってきたから、それで作ってみたんです。でも、今回J-POPだけ作れなかったんですよ。トライしたんですけど、なんか途中で吐き気がしちゃう。いつもは10時間でも12時間でもずっーと座ってやってられるのに、J-POPを作ろうとすると2〜3時間で「ヤバイ……」みたいになっちゃって。

龍一 気持ち悪くなっちゃうの?

慶太 なんかすごい嫌悪感に襲われる(笑)。だから、「A Trip〜」ぐらいが限界かもしれないですね。結構これでもJ-POPに寄せてるんです(笑)。

ついにそのときが来たかと思いました。年貢の納め時か、みたいな(笑)。(龍一)

ところで、「Time Has Gone」を聴いても思ったし、「We Don’t Need To Talk Anymore」でも思ったんですが、3人の歌い分けが徐々に確立してきたように思うんです。ざっくりいうと、慶太くんは切ない声で、涼平くんは甘い声で、龍一くんはエモい声という特徴があるし、涼平くんと龍一くんの声をちゃんと主役に置く作り方をするようになってきたと思うんです。

慶太 僕は10年前ぐらいから、2人にw-inds.の曲でも歌って欲しいと言ってたんです。でも、全然歌ってくれなくて「なんなんだ、この2人は」って思ってたんですけど(笑)、年が経つごとに徐々に「ちょっとならいいよ」ってワンフレーズとか歌うようになってくれて。2人の良さは、どんなトラックメーカーより、どんなディレクターより知ってる自負があるし、僕が2人の歌をいちばんうまく録れる自信がある。17年も一緒にいるんで得意なキーもわかってるし、声の特徴も、周波数の具合もわかってるんで、2人が歌うパートを専用に作っちゃえば絶対いいものが出るだろうと思ってるんです。

龍一 ただ、『INVISIBLE』でソロの話をされたときは、ついにそのときが来たかと思いました。年貢の納め時か、みたいな(笑)。

そこまで拒絶反応をしなくても(笑)。

慶太 『INVISIBLE』のときは普通に言ってもやらないだろうと思って、個別に口説いたんです。2人に同時に言うと、結束して「やらない」って言うと思って。龍一くんはうまく言えば落ちるタイプなんで、まず龍一くんを落として。涼平くんは、龍一くんがやるって言えばやるようなタイプなんで、龍一くんのOKを取ったあとに涼平くんを落とす作戦に出たんです(笑)。

涼平 してやられましたね(笑)。僕は、最初「うーん」って思ったんですけど、もしかしたらw-inds.の作品としてやりたいと思ってるのかもしれない。それを僕のわがままでやらないとは言えないなと思って、「わかった」って言ったたら、ソロ曲だったっていう(笑)。

慶太 ただ、今後、曲によっては2人の得意な部分を入れない方がいい場合があるかもしれない。逆にもっと僕のパートが少ない方がいい場合もあるかもしれない。そこは臨機応変に作っていきたいと思ってます。実際、今回は僕がいない曲もあったりするけど、そうやって幅が増えたのが何より嬉しいですね。

いろいろなところからw-inds.の楽曲を発信できたのが良かったです(涼平)

『INVISIBLE』ツアーも残すところ香港公演のみとなり、こうして新曲もリリースしました。最後に今後の展望を教えてください。

慶太 どういう出し方でもいいんで、いい曲が出来たらどんどん発表していきたいです。3か月に1回のスパンとか、そういう感覚をぶち壊したいなと思ってるんで、CDじゃなくて配信だけでもいい。出し方や発表の仕方をその都度考えて、バンバン、アウトプットしていけたらなと思ってます。

涼平 今回、「Time Has Gone」はYouTube先行で、「This Love」はマクドナルド×AWAの限定配信で、「A Trip〜」はライブからの発信でと、いろいろなところからw-inds.の楽曲を発信できたのが良かったです。そういうのは今の時代だからできることだと思うし、うまく発信していったら今まで以上にw-inds.の楽曲が世の中に広がっていくと思うので、そういうチャンスは開拓していきたいですね。

龍一 慶太は今回ミックスまでやりましたけど、自分たちでマスタリング一歩手前までやれるっていうのは、めっちゃミニマムな作り方だし、作品ができるまでのスピードも早いんです。人を介入させる必要がないから、w-inds.の核というかエネルギーを出せると思うし、スピード感というのも面白い部分だと思うので、こういうスタンスは活かしていきたいですね。

かっこいい背中を見せてあげるべきというか。ダンスボーカルグループの違うステージを提供してあげられるように(慶太)

この先、慶太くんがw-inds.楽曲のマスタリングまでを担っていくことは考えてるんですか?

慶太 それは視野に入れてますね。いつかやりたいです。歌って踊るグル―プで、そういうグループって世界を見回してもあまりいないと思うので。

歌えて踊れて作れて、さらにマスタリングまでやれるグループはいないでしょ。

慶太 だからこそ、そういうことができるグループなんだということをもっと打ち出していきたいですね。今、ダンスボーカルグループはたくさん出てきてますけど、そういう子たちにかっこいい背中を見せてあげるべきというか。ダンスボーカルグループの違うステージを提供してあげられるようになることが、今の若い人たちにとっても、ダンスグループの未来にとっても、とても大切なことなんじゃないかと思ってるんですよね。

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w-inds.

w-inds.(ウインズ)は、橘 慶太、千葉 涼平、緒方 龍一からなる3人組ダンスボーカルユニット。
2000年11月から毎週日曜日、代々木公園や渋谷の路上でストリートパフォーマンスを開始。口コミで瞬く間にその旋風は拡がりを見せ、デビュー直前には渋谷ホコ天に8,000人を動員。そして満を持して2001年3月14日にシングル「Forever Memories」でデビュー。同年リリースされた1stアルバム「w-inds.~1st message~」はオリコンチャート1位を記録。その功績が認められ第43回日本レコード大賞最優秀新人賞に輝く。
2002年シングル「Another Days」「Because of you」、2003年「SUPER LOVER~I need you tonight~」「Long Road」、2005年アルバム「ageha」はオリコンチャート1位を記録。また、シングルオリコンチャート37作連続TOP10入りを果たし続けている。
これまでに日本レコード大賞 金賞7回、最優秀作品賞1回を受賞し、NHK紅白歌合戦には6回出場と、実力・人気を不動のものとした。
毎年全国ツアーを実施し、各地でw-inds.旋風を巻き起こしている。2002年〜2016年の15年間で行われた単独公演は534公演を数え、総動員数は150万人を突破した。
その活躍は、台湾・香港・韓国・中国・ベトナムなど東南アジア全域に拡がり、海外でも数々の賞を受賞。台湾ではアルバム4作連続総合チャート1位を記録。日本人として初の快挙を達成。香港でもIFPI香港トップセールス・ミュージックアワードにてベストセールス・リリース日韓部門でアルバム12作連続受賞という史上初の快挙も成し遂げ続けている。
2015年にザ・ベネチアン・マカオ コタイ・アリーナにて開催された第19回 China Music AwardでAsian Most Influential Japanese Singer(アジアで最も影響力のある邦人アーティスト)を受賞。日本人男性アーティストで初の栄冠を手にした。香港では長年にわたる香港・マカオでのJ-POP普及に寄与した功績が認められ、在香港日本国総領事館総領事より「在外公館長表彰(総領事表彰)」を授与。
海外での単独公演はこれまでに台湾7公演、上海2公演、香港8公演を開催。
21世紀という新しい時代に日本を中心に、世界中へ新しい風を巻き起こし続けている、男性ダンスボーカルユニット―――
それがw-inds.である。

オフィシャルサイトhttp://www.w-inds.tv/


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