黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 19

Column

ゲーム界のクラシック~横スクロール・アクションゲームを遊び尽くせ!3+1選

ゲーム界のクラシック~横スクロール・アクションゲームを遊び尽くせ!3+1選

+1.セガを象徴するハイスピードなアクションキャラクター!『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』

1991年7月26日にメガドライブ向けタイトルとして発売された『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』。

それまでセガのマスコットキャラクターと言えば「アレックスキッド」でしたが、会社の看板を背負うほどのキャラクターではありませんでした。
ソニックの登場でセガのイメージも大きく変わり、メガドライブ本体の販売をけん引する勢いのあるゲームとして華々しい登場をしました。

ストーリーは、サウスアイランドを守る為、音速ハリネズミ・ソニックが悪の科学者Drエッグマンと戦い、囚われた動物たち(敵キャラクターにされている)などを救出して、カオスエメラルドを集めるというものです。

メガドライブのコントローラーボタンはA・B・Cの3ボタンでしたが、どれを押してもすべて回転ジャンプという一番シンプルな操作になっています。
そして回転ジャンプ中は攻撃も兼ね備えているので、回転をしながら敵に当たるだけで敵を攻撃できます。さらに、坂道を下ったり、細い通路を回転状態で進むと、目にも止まらぬ速さで疾走するのです。

文字通り「音速」(ソニック)を実現したゲームは大きな衝撃をプレイヤーに与え、世界的に大ヒットし、セガを象徴するキャラクターとして受け入れられました。

本作のBGM作曲を担当したのは「DREAMS COME TRUE」のリーダーでベーシストの中村正人氏です。これまでのゲームっぽい音楽から、オシャレでPOPなイメージを作り出し、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の世界を「カッコイイ」「cool」と言ったイメージにした立役者です。
このソニックで使われたBGMの一部は「SEGA NEW UFO CATCHER」で使われ、多くのゲームセンターの入り口付近で聞く事が出来ました。
当時は空前のUFOキャッチャーブームで、ぬいぐるみなどのプライズ景品を目当てにプレイした人も多かったのではないでしょうか?

かつては新参者として電撃的な音速デビュー?を果たした『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』も登場から26年の月日が流れ、2Dのゲームを知らないユーザーが増えたようです。
そこで、2017年8月16日にプレイステーション4・ニンテンドーSWITCH・Xbox One向けタイトルとして、『ソニックマニア』がDL配信専用ソフトとしてリリースされました。
これまでの歴代2Dソニックのステージをベースに、新しい仕掛けや新規ステージを盛り込んでいます。
2D音速ソニックの世界を未プレイのユーザーはチェックしてみてください。

ソニックマニア

今回の黒選コラムでは日本を代表する古典的な横スクロールタイプのゲームをご紹介しました。古典を知ることで新しい何かを発見できるかもしれません。今のスマホアプリ系コンテンツや3次元コンンピュータグラフィックスがバリバリと動くようなものとはテイストが異なりますが却って新鮮かもしれません。

願わくば新しいタイプの横スクロール・アクションゲームが出ることを願ってやみませんが、私たちの知らないところでそれは着々と進んでいるかもしれません。

それではよい週末をお過ごしください。SeeYou

文 / 黒川文雄 イラスト / みかみ


著者プロフィール:黒川文雄(くろかわ・ふみお)

1960年、東京都生まれ。
音楽ビジネス、ギャガにて映画・映像ビジネス、セガ、デジキューブ、コナミDEにてゲームソフトビジネス、デックスエンタテインメント、NHN Japan(現LINE・NHN PlayArt)にてオンラインゲームコンテンツ、そしてブシロードにてカードゲームビジネスなどエンタテインメントビジネスとコンテンツの表と裏を知りつくすメディアコンテンツ研究家。コラム執筆家。アドバイザー・顧問。黒川メディアコンテンツ研究所・所長。株式会社ジェミニエンタテインメント代表。
黒川塾主宰。ゲームコンテンツ、映像コンテンツなどプロデュース作多数。
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