Interview

7!! デビュー7年目のベスト・アルバム。ギターMICHIRUの卒業で4人の最後のインタビュー。それぞれのポジティブな展望を訊く

7!! デビュー7年目のベスト・アルバム。ギターMICHIRUの卒業で4人の最後のインタビュー。それぞれのポジティブな展望を訊く

高校時代に出会い、結成13年を迎えた7!!が、デビュー7年目にして『ALL SINGLES BEST』をリリース。そして、同い年のメンバーのうちいち早く30歳となったギターのMICHIRUが、今年いっぱいでバンドを卒業することを発表した。ちょっぴり辛口の人生訓も入ったどこかほっこりするキラキラナンバーをたくさん作ってきたMICHIRU。その曲たちを思えば、新たな挑戦を見つけたことも、そこに勇敢に立ち向かおうとしてることも不思議じゃない。そんなMICHIRUをメンバーも全力で応援するという。そんなわけで、4人としては最後のインタビューとなった。「いい未来しかない」というMICHIRUと新体制で歩む7!!の旅立ちに、心から乾杯!

取材・文 / 藤井美保 撮影 / 荻原大志


デビューからの7年をどう歩んできたかを音で振り返ることのできる、すごく意味のあるアルバム(MICHIRU)

まず、MICHIRUくんに卒業の理由を聞かなければいけませんね。

MICHIRU 2年くらい前からかな、30歳をメドに自分の道をあらためて見つめ直そうとずっと考えてきました。もちろん、このまま続けていくのも楽しいしだろうし、成長もあるはず。でも、新たな道に進みたいという気持ちのほうがやっぱり強くなって、そのことを正直にみんなに伝えました。

音楽をやめてしまうんですか?

MICHIRU 好きなので完全にやめることはないと思うんですけど、まずは自分の描いている別の道で頑張りたいです。もちろん、なんか気まぐれに曲を書くことはあると思います。作曲は好きだし、自分のひとつの表現方法だと思ってるし。ただいかんせん歌が下手クソなので、ひとりではカタチにできない(笑)。幸いメンバーから、「いい曲書けたら持ってきてよ」という言葉をもらってるので、そんなこともあるのかなとは思ってます。

旅立ちを笑顔で送り出せたらなと思ってます(NANAE)

メンバーはMICHIRUくんの決心をどう受け止めましたか? というか、もう整理はついてるんですよね?

KEITA もちろんです!

ドキドキしちゃいました。

MICHIRU みんなもう笑いのネタにしてますよ(笑)。

MAIKO 「早くやめれ〜」って(笑)。仲が悪くなったとかじゃないんで。

KEITA 気づけばみんな30歳。新しい挑戦をしたいと言い出したミッチーの気持ちはよくわかります。だから、「行ってらっしゃい!」くらいの気持ちで送り出そうと思いました。

MAIKO 結成から13年一緒にいたわけだから、本音は「エーッ! 淋しい」なんですけど、ミッチーは頑固だし、たぶん答えを出すまでにいっぱい悩んだと思うから、決心を聞いたときは何も言わなかったです。でも、そのあと、「ねぇミッチー、たまにサポートで入ってもいいぜ!」とかってジワジワ誘ってます(笑)。ミッチーは本当に強い人。新しい道を選ぶって勇気のいることだと思うし。

NANAE うん。誰もが一度は考えることだけど、たいがいは思いとどまって現状をキープしちゃいますよね。実行できるのは、本当にミッチーの強さ。私も一瞬動揺したけど、でも、ミッチーらしいなと思ったので、旅立ちを笑顔で送り出せたらなと思ってます。

俺らが大人になっていく過程が見られますね(KEITA)

そんなタイミングでの『ALL SINGLES BEST』。

MICHIRU デビューからの7年をどう歩んできたかを音で振り返ることのできる、すごく意味のあるアルバムになりました。

NANAE ベストアルバムを作れるほどシングルを出せてたんだなと思って、シンプルにうれしいです。初回限定盤には初めてMVも収録されるし。

KEITA 俺らが大人になっていく過程が見られますね。

MICHIRU 正直、初期の頃の曲は聴いてられないんです。自分の下手くそが耳について(苦笑)。「フォーリン・ラブ」のMVもそう。「オマエら本当にプロ?」っていうくらいガッチガチなのが恥ずかしくて(笑)。

MAIKO いろんな意味で思い出のアルバム!

いい記録ですね。では、ひとり1曲ずつ「この曲で大人になりました」という成長エピソードを聞かせてください。

KEITA 僕は「きみがいるなら」ですね。バラードはあまり得意じゃなかったけど、この曲の歌詞は、今まで支えてもらった多くの方々とものすごくリンクするし、ライブで演奏するたびに、お客さんへのありがとうの気持ちも重なってグッとくるんです。バラードが好きになった俺、ちょっと大人になったかなと思います(笑)。

MAIKO 私は「FLY」です。私って何に関しても気持ちでしかできなくて、ムラも出る人。以前、ライブがすごく怖いっていう話をしたことがあると思うんですけど。

「ああ、みんな頑張ってたんだ」と、いろんな視点を持てるようになりました(MAIKO)

ありましたね。MAIKOちゃんが大泣きしながら話すから、こっちももらい泣きしちゃって(笑)。

MAIKO 練習してもその成果が思うように出せなくて、「できない! できない!」ってなっちゃってたんですよね。で、実は「FLY」をリリースする前、交通事故に遭って、骨折と擦過傷を負ってしまったんですね。

エッー! そんなことが?!

MAIKO だから、「FLY」のプロモーション時期にはドラムが叩けなくて、サポートの人に叩いてもらい、MAIKOはNANAEの横でコーラスだけやってました。

そうなんですか!

MAIKO それ以来、ライブが怖くなくなったんです。「死ぬわけじゃねぇしっ」と思うようになって(笑)、なんか気持ちがラクになりました。両手包帯とギブスでステージで煽ってたら、お客さんに「大丈夫なの?」って心配されましたけどね。そのときに、フロントに立つ人たちの大変さもわかったんです。「ああ、みんな頑張ってたんだ」と、いろんな視点を持てるようになりました。

大人の階段昇りましたね。

MAIKO はい。すごく自由になれました。今、とっても楽しいです。ミッチーもやめるって決めてから楽しそう。さらに悔いがないように楽しんでもらいたいなと思います。そういうことも含めて、MAIKO的には今がベスト!