Interview

【インタビュー】“今がいちばんワクワクしている”May'n、超濃密5thアルバム『PEACE of SMILE』と異例の“3種のマキシシングル”を語る!

【インタビュー】“今がいちばんワクワクしている”May'n、超濃密5thアルバム『PEACE of SMILE』と異例の“3種のマキシシングル”を語る!

May’nのオリジナルアルバムとしては約4年ぶりとなる今作。11曲ものタイアップソング(うち1曲は初音源化)に加えて2曲の新曲、1曲のボーナストラック(既存曲のソロバージョン)、さらには3種類の初回限定盤にそれぞれ新曲を2曲収録したマキシシングルを同梱。と書き連ねただけでもこの5thアルバムのボリュームに圧倒される。新曲のみのアルバムもリリースできるほどにMay’nの意欲を駆り立てたものは何だったのか?

取材・文 / 清水耕司(セブンデイズウォー)


「新曲いっぱい歌いたいもん!」って言ったんです

久しぶりのオリジナルアルバムとなりましたが、この4年弱という期間を振り返るとどんな思いがよぎりますか?

May’n 特にこの2年くらいが、10周年の節目を迎えたり、喉の治療があったり、自分の中でもターニングポイントになったと感じています。だからこそ、それを経た今が「第2章」みたいな感覚があるんです。「もっともっと○○な歌が歌いたい」っていう“歌唱欲”的な前のめりの気持ちが溢れていて。4年もお待たせしてしまったので、すでに(アルバムは)既存曲だけで1枚できてしまうくらいに曲があったんですけど、「新曲いっぱい歌いたいもん!」って言ったんです(笑)。そうしたら、今回のような作品の形を提案してもらいました。

その初回限定盤のマキシシングルに収録される新曲は、統一したコンセプトはあったんですか?

May’n どれも「今の自分」っていうところに軸を置きたいと思っていました。A盤に収録されている「ジェマイユ」も「終わらない夢」も、「ここからもっともっと明日へ向かって走っていくよ」っていう新たなスタートの気持ちが込められています。この2年間くらいで、自分自身をすごく見つめ直すことができたり、自分のことを認められるようになったりしていて。それまでは自分に自信がなかったんですよね。意外に思われるんですけど、私はすごく不安な気持ちをたくさん感じていたんです。でも、ファンのみんなに支えられている自分に対して自信を持とうとみんなに教えてもらえた気がするので、そんな自分をちゃんと歌える曲がいいと思って新田目さんにお願いしました。

May’n B盤は、結婚式で歌えるような幸せな「恋」がテーマです。ファンの方から「結婚式で使えるMay’nさんの曲が1個もないです」って言われて、「確かに」って思ったんですね(笑)。私の周りでも親友とかいろんな人が最近結婚して、結婚式に参加させていただくことが増えてきた中で、そういう曲を歌いたいと思っていました。だから、はっきりと「結婚」みたいなワードが出てくるわけではないんですけど、大切な友達を送り出せるような曲ですね。あと、大人になって気づいたんですけど、「ワーッ! 好き!!」「結婚したい!」みたいにストレートな感情だけではなくて、不安や覚悟を持って結婚をするってことを友達の話から気付いたので、花嫁さんが感じるそういう気持ちを歌えたら、と思って「あたらしいそら」という曲を入れました。

May’n C盤は「友情」「絆」です。絶対SALTY DOGさんにはこのテーマでお願いしたいと最初から決めていました。ライブを続けてきて、今回のアルバムが出せることになったとき、何よりもファンのみんなに「ついてきてくれてありがとう」「これからも私を信じてついてきてね」っていうことを一番伝えたかったんです。なので「仲間との絆」がテーマになっています。なんだか、どれもが今の私の歌いたい世界観だったので、楽しかったですね。

今回の制作では、自分を切り取るような感覚がありました

ターニングポイントを迎えて、一番自分として何が変わったっていうのはあったんですか?

May’n 等身大になったと思います。自分自身の人生を振り返ってみても「いい子って思われたい」ってちっちゃいときからずーっと思っていたし、May’nになったあとも私の中で「May’nはこうであってほしい」「かっこよく思われたい」という気持ちがすごくありました。だからといって、今までのステージで何か嘘をついてたっていうわけではないんですけど。ただ、喉がぎりぎりな状態だったときも、「ばれちゃいけない」「かっこよく、うまく歌わなきゃ」という思いが強くなっていて……。でも、喉の手術をしたら吹っ切れたんです。そのとき、応援してくれるファンのことを改めて考えたら、そうやってかっこつけるのはすごく失礼だと思いました。「親友にだけは見せられる素の部分みたいなものがあったらいいな」って感覚ですね。その瞬間からライブがすごく変わったし、より楽しくなって。それにライブだけではなく、そういう自分でアルバムも制作したいという考えが最初にありました。

だから「今の自分」を詰め込みたかったんですね。

May’n そうですね。自分を切り取るような感覚が今回の制作ではありました。

ただ、初回限定盤3種のジャケットもそれぞれシングルのイメージということですが、ロックなC盤が「友情」や「絆」というのは?

May’n C盤の「AMICITIA」は、信じられる人には自分の全部を見せたいというテーマだったんですね。暴れる感じというか「思い切り見せ合おうよ」みたいな。そういうさらけ出してる感を出したいという思いでした。拳をお互いに突き上げているような。だから、そういう意味での「友情」ですね。「漢」みたいな。

「強敵」と書いて「とも」と呼ぶような?

May’n ホント、そんな感じですね(笑)。

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