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ますます深みを増す“吉沢亮の沼”!『銀魂』『斉木楠雄』『ママレード・ボーイ』で本格ブレイク&国民的“彼氏”の道へ一直線

ますます深みを増す“吉沢亮の沼”!『銀魂』『斉木楠雄』『ママレード・ボーイ』で本格ブレイク&国民的“彼氏”の道へ一直線

いま、吉沢亮が面白い。
“吉沢亮”と聞いて思い浮かべるのは、あの2次元感あふれる美しいビジュアルという人も多いことだろう。ため息がでるほどの美青年とは、まさに彼のこと。誰もが認める美青年ぶりは同年代の俳優からも評判で、同じ事務所所属の桜田通が「吉沢亮は顔がめちゃくちゃかっこいい」とツイートするほど。デビューから年齢を重ねるごとにその美しさに磨きがかかっている。しかし、声を大にして言いたいのは、彼の魅力はそこだけではないということ。若手俳優飽和時代のいま、『斉木楠雄のΨ難』での驚くほど振り切ったコミカルな演技や、『トモダチゲーム』での根暗でドSなキャラクターまで演じ切る、際立つ個性と演技力が注目され、2018年は主演含む出演映画がすでに5本も控えているのだ。まさにいま、彼は大ブレイクを迎えようとしている。

文 / 吉田可奈 イベント写真撮影 / 小林俊之

おバカからドS、中二病キャラまでを熱演! デビューから2017年までの吉沢亮の快進撃

現在公開中の映画『斉木楠生のΨ難』では、どっぷりと“中二病”にハマり、“謎の組織・ダークリユニオンと常に戦っている”という設定を生きる〈海藤瞬〉を熱演。ちなみに、彼のコードネームは“漆黒の翼”。高校生活の中で無理やりその設定をねじ込みながら生きているという、なんとも個性的な役を彼は体を張って演じ切っているのだ。その姿はとにかくコミカルなのだが、笑わせようとしているのではなく、真剣に“中二病”を演じているからこそ、そこに笑いが生まれ、後を引くのである。これはまさに天性のセンス。彼が画面に映り、何かを発言するたびに笑ってしまうほど、キャラクターが出来上がっている。福田雄一監督が『銀魂』に続いて2作連続で起用したのも納得できる。

映画『斉木楠雄のΨ難』
©麻生周一/集英社・2017映画『斉木楠雄のΨ難』製作委員会

そんな彼が最初に世間をざわつかせたのは、『仮面ライダーフォーゼ』(11~12)だろう。2号ライダーの〈仮面ライダーメテオ〉=〈朔田流星〉として出演した際は、美しいビジュアルと陰のあるキャラクターで、子どもが観ている横で青田買いをするママさんたちの目と心を盗んだのだ。その後、彼は続々とドラマや映画に出演していく。『男子高校生の日常』(13/松居大悟 監督)では少しオバカな役柄に挑戦し、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13/小泉徳宏 監督)では元気な等身大のギター担当〈君嶋祐一〉を演じた。さらに、その流れを汲むように“元気でおバカな子”というイメージを植え付けたのが『水球ヤンキース』(14/CX)だろう。千葉雄大と中川大志とともに“3バカトリオ”と呼ばれる高校生を熱演。この頃は、単純明快で子犬のように笑う姿が印象的だった。その後は『アオハライド』(14/三木孝浩 監督)、『オオカミ少女と黒王子』(16/廣木隆一 監督)などの胸キュン映画に出演するも、壁ドンするような役ではなく、あくまでもメインキャストの友達やクラスメイト役(しかも根暗)などの役が与えられ、「もっと彼に胸キュンな役を!」と地団駄を踏んでいた当時のファンも多いはず。

映画『トモダチゲーム 劇場版FINAL』
©山口ミコト・佐藤友生/講談社 ©2017年「トモダチゲーム」製作委員会

そして今年、2017年に主演したドラマ&映画『トモダチゲーム』では、サディスティックな一面を持つ、陰のある高校生を熱演。これが意外にも“ハマり役”だったのだ。これまで、元気で爽やかな印象の役が多く、話し方も柔らかいためか好青年の印象が強かったが、本作で見せる伏し目かつ鋭利な視線は観客をゾクッとさせ、さらに“吉沢亮の沼”を深くしたのだ。それもそのはず、この作品でのインタビューで、彼は実は「もともとはすごく暗い人間」で「どちらかというと“S”なんです(笑)」と語っている。彼はある意味、この作品で自らの本性を解放することができたのかもしれない。

吉沢亮が“実はS”っぷりを発揮。「服従させていく役どころは楽しい」―『トモダチゲーム』インタビュー

吉沢亮が“実はS”っぷりを発揮。「服従させていく役どころは楽しい」―『トモダチゲーム』インタビュー

2017.06.01

その後、『斉木楠雄のΨ難』と同じ福田監督がメガホンを取った『銀魂』では、〈沖田総悟〉役として出演。見た目は中性的でありながら、好戦的かつ、腹黒、毒舌、ドS。さらに、短時間で女性を自分の絶対服従の下僕に調教できる(!)という役を見事に演じ切り、大反響を得たのだ。

実写版「銀魂」でスパイスを効かせる2人。 柳楽優弥と吉沢亮が真選組での撮影を振り返る。

実写版「銀魂」でスパイスを効かせる2人。 柳楽優弥と吉沢亮が真選組での撮影を振り返る。

2017.07.28

映画『銀魂』 ©空知英秋/集英社 ©2017 映画「銀魂」製作委員会

ついに本格ブレイクの時が来た! 2018年、少女漫画の金字塔の実写版で国民的彼氏に

これまでおバカな役から、ドSキャラ、好青年の役まで演じこなしてきた吉沢亮。デビューから8年、ついにブレイクの時が訪れたようだ。なんと2018年には、『リバーズ・エッジ』『あのコの、トリコ。』『ママレード・ボーイ』といった少女漫画の金字塔ともいうべき作品の主演&出演が決まっている。この3作品について、紹介していきたい。

 行定勲監督のメガホンによって実写化される、80~90年代を代表する漫画家・岡崎京子の代表作『リバーズ・エッジ』で彼が演じるのは、容姿端麗でオシャレでありならも、同性愛者ということでいじめられる男子高校生〈山田一郎〉。ミステリアスで無機質な青年をどのように演じるのか、出演が発表された時点ですでに話題となっている。ちなみに、吉沢はこの映画のために減量をしたそう。『リバーズ・エッジ』ではどんなビジュアルと演技で魅せてくれるのか、今から楽しみだ。

映画『あのコの、トリコ。』 © 2018 白石ユキ/小学館・「あのコの、トリコ。」製作委員会

そして、メガネ男子とモデル、俳優という芸能界を舞台にした幼なじみの三角関係を描いた『あのコの、トリコ。』。吉沢は、地味なメガネ男子だが、天才的な演技力を持つ主人公〈鈴木頼〉を演じる。芸能界を舞台に、恋と夢に奔走する切ない三角関係を描く本作は、同世代から絶大な支持を集めそうだ。

さらに映画の製作発表の段階で大きなニュースになったのが、吉住渉のカリスマ的人気コミック『ママレード・ボーイ』。廣木隆一が監督を務めるこの作品の原作は、90年代に多くの若者たちを魅了し、アニメ化もされて社会現象になった作品だ。当時の少女たちの“理想の彼氏像”または“初恋の相手”となった〈松浦遊〉を、一体どう演じるのか!? 今から楽しみで仕方がない。彼は本作の製作発表時に、「今までにも少女漫画原作の作品には出させていただいたことはありますが、お調子者の三枚目キャラや、根暗な役など、あまりカッコよくない役が多かったので、今回のようなドストレートな二枚目は初めてです。ついにこの顔面をフル活用する時が来たなと」とコメント。まさに、その顔面をフル活用して、当時子どもだった今のアラサー、アラフォーの女性から、もちろん現在の中高生まで、すべての女性を魅了する〈松浦遊〉を演じ切ってもらいたい。

これまで、さまざまなクセのある役をこなしてきた吉沢亮。役柄だけでは察することができない彼の素顔だが、実は、握手会やファンイベントなどで見せる素顔はかなり“神対応”。サービス精神あふれる性格なのか、期待に応える会話だけでなく、甘い言葉も返してくれると話題だ。一度掴んだ心は離さない彼が、ついに得たストレートなラブストーリーでさらなるブレイクを遂げる日はすぐそこまで来ている。そして、その際にはぜひトーク番組やバラエティ番組などで、素の姿も見せてもらいたいものである。


映画『斉木楠雄のΨ難』

2017年10月21日(土)公開

原作:「斉木楠雄のΨ難」麻生周一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督・脚本:福田雄一
出演:山﨑賢人 橋本環奈
新井浩文 吉沢亮 笠原秀幸/賀来賢人 ムロツヨシ 佐藤二朗
内田有紀 田辺誠一
音楽:瀬川英史
主題歌:ゆず「恋、弾けました。」(セーニャ・アンド・カンパニー)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント=アスミック・エース
オフィシャルサイトsaikikusuo-movie.jp
©麻生周一/集英社・2017映画『斉木楠雄のΨ難』製作委員会

【原作本】

斉木楠雄のΨ難
麻生周一 / 週刊少年ジャンプ

彼の名前は斉木楠雄、超能力者である。誰もが羨む才能も、本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。故に人前では力を封印、目立たず人と関わらずを心掛けてきた斉木だったが、何故かワケあり同級生が急接近!?


『トモダチゲーム 劇場版FINAL』DVD/ブルーレイ

2017年12月6日(水)発売

ブルーレイ:4800円(+税)
DVD:3800円(+税)
発売・販売元:キングレコード
©山口ミコト・佐藤友生/講談社 ©2017年「トモダチゲーム」製作委員会

【原作本】

トモダチゲーム
山口ミコト(原作), 佐藤友生(漫画) / 別冊少年マガジン

主人公の友一は4人の友達とともに、借金返済のため謎のゲームにのぞむ。友情さえあれば、おそろしく簡単なゲームのはずだった。そう、友情さえあれば…。だが、誰かのおかした裏切りが疑心を生み、ゲームは息づまる心理戦となる!!


『銀魂』DVD/ブルーレイ

2017年11月22日(月)発売/10月25日(水)デジタル先行配信開始

ブルーレイ:4990円(+税)
DVD:3990円(+税)
ブルーレイ プレミアム・エディション(2枚組):7990円(+税)※初回仕様
DVD プレミアム・エディション(2枚組):6990円(+税)※初回仕様
4K ULTRA HD&ブルーレイセット(2枚組):5990円(+税)
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
©空知英秋/集英社 ©2017 映画「銀魂」製作委員会

【原作本】

銀魂 モノクロ版
空知英秋 / 週刊少年ジャンプ

江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が…。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断…するかも!?

【原作本】

銀魂 カラー版
空知英秋 / 週刊少年ジャンプ

【デジタル着色によるフルカラー版!】江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が・・・。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断・・・するかも!? ※巻末に「だんでらいおん」(モノクロ版)も収録。

【ノベライズ本】

映画ノベライズ 銀魂 
空知英秋(原作), 福田雄一(原作), 田中創(著者) / ジャンプジェイブックスDIGITAL

【小説版登場!】宇宙からやってきた「天人」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。そんな時代に侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時と、ひょんなことから出会った新八と神楽の3人が営む万事屋の周りで起こる事件や騒動の数々。果たして、今日はどんな事件が起こるのか!?



映画『あのコの、トリコ。』

2018年公開

原作:白石ユキ(小学館『Sho-Comi』連載)
監督:宮脇亮
脚本:浅野妙子
出演:吉沢亮、新木優子、杉野遥亮
配給:ショウゲート
オフィシャルサイト http://toriko-movie.jp
© 2018 白石ユキ/小学館・「あのコの、トリコ。」製作委員会

【原作本】

あのコの、トリコ。
白石ユキ(著) / Sho-Comi

地味で平凡、女子に見向きもされない鈴木頼、16歳。でも、恋したキミを笑顔にしたい。大好きな幼なじみ・雫のためにキラキラのスポットライトを浴びる舞台へ!! アイドル×俳優×メガネ男子・・・フツーじゃない幼なじみのキラキラ三角関係ラブ!!