Interview

欅坂46から小林由依と原田葵が登場。笑顔弾ける&激しいダンスも必見のMVも話題の新曲「風に吹かれても」

欅坂46から小林由依と原田葵が登場。笑顔弾ける&激しいダンスも必見のMVも話題の新曲「風に吹かれても」

欅坂46が通算5枚目となるシングル「風に吹かれても」をリリースした。今年の7月には1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』を発売し、夏フェスに参加しながら6箇所11公演に及ぶ全国ツアーを開催。そして、第2章の幕開けとも言える、アルバム後初となる新曲「風に吹かれても」は、パブリックイメージを鮮やかに覆す、笑顔で踊れる明るいディスコチューンとなった。センセーショナルを巻き起こした衝撃的なデビューから1年半。“笑わないアイドル”と評されてきた彼女たちはどのような想いで新曲に向き合ったのか。小林由依と原田葵に話を聞いた。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 増田慶


すごく悩んでしまったときに聴くと、勇気づけられるんじゃないかな

まず、夏の全国ツアーを終えた感想から聞かせてください。

小林由依 初めての全国ツアーで、いろんな地域を回らせていただいて。全部の場所で違うことはできないんですけど、一公演一公演、少しでも違いを見せられるようにいろんな工夫をしてやりたいなって考えながらやれたツアーになりました。

原田葵 こんなに短期間でたくさんのライヴをやるのが初めてだったので、まだまだだなと感じる部分もありましたし、反省することもたくさんあったんですけど、私としては、すごく楽しかったなっていう想いがあって。特に、新潟や福岡は初めて行く場所だったので、初めて欅坂を観に来てくれた方がいるのかなと思うと嬉しかったし、毎公演毎公演、その日にしか来れない方もたくさんいるので、その日にできる、自分が持ってる最高のものを出そう!っていう気持ちで頑張っていました。

小林由依

個人的に印象に残ってることは何かありますか?

小林 ライヴのことじゃないんですけど、それぞれの地域でケータリングが違ってて。仙台では牛タンがあったので、「あ、仙台に来たんだな」っていう実感がありました(笑)。その場で焼いてくれて、すごく嬉しかったです。

原田 私も同じになっちゃうんですけど、楽しかったことは、ご飯を食べることで(笑)。差し入れも美味しかったし、ライヴが終わったあとにご飯に連れて行ってもらったんですけど、仙台の1日目以外、全部参加して。その中でまた行きたいなって思ったのは、神戸の初日に食べた焼きしゃぶと、仙台のしみてん(※“凍天”=福島発祥の揚げ菓子)、新潟ののどぐろのわっぱ飯……選べないくらいたくさんあるんですけど、本当に全部すごく美味しかったです。幸せでしたし、また行きたいです。食べ物ツアーの話になっちゃったけど(笑)。

原田葵

あははは。デビューからは1年半、グループ結成からは丸2年が経ちました。3年目に入り、ここからまた新段階に突入すると思うんですが、現在はどんな心境ですか?

小林 1年目からいろんなお仕事をさせていただいたのは、乃木坂さんの姉妹グループだったからこそだったと思うんですね。でも、これからは自分たちの頑張り次第だと思うので、もっと頑張らなきゃいけないなって思います。

原田 今は、もう3年目に入ってしまったんだっていう驚きのほうが強いですね。でも、のんびりしていたら、すぐに追い抜かされちゃうと思うので、気を引き締めて頑張っていかないといけないなって思ってます。それに、欅坂のことは知っていても、一人一人のメンバーの名前は知らないという方もまだまだ多いと思うので、いろんなところに出て行くので、もっともっと知っていただけたら嬉しいです。

アルバム後初のリリースとなる新曲「風に吹かれても」は新段階の突入を思わせる楽曲になってますよね。

小林 そうですね。今までと全然違う印象だなって思いましたね。

原田 毎回「また違うイメージだな」って思うんですけど、今回もこれまでのシングルとは違う雰囲気の踊りや曲になっていて。個人的には、初めて聴いたときはすごくテンポが速いので、「歩いているときに聴くと、早歩きになるな」って思いました(笑)。

(笑)歌詞はどう捉えました?

小林 すごく悩んでしまったときに聴くと、勇気づけられるんじゃないかなって思いました。“アレコレと考えても/なるようにしかならないし…”っていう歌詞もあるので、悩みすぎたり、考えすぎちゃったりしてるときに聴くと、「ま、一回、忘れてみようかな」って、ちょっと気持ちがラクになるような曲かなって思います。

原田 私は欅坂に入るまでは歌詞を深く考えたことがなくて。欅坂に入ってから、ちゃんと歌詞の意味を考えるようになったんですね。今回の歌詞に関しては、みんなでこういうふうに歌おうって話し合って。“That’s the way”=“まあ、いいでしょ”みたいな曲なので、欅坂は今までかっこよかったり、笑わなかったりした曲を歌ってきたけど、“まあ、いいんじゃない?”というか、そんな私たちもいるけど、こういう私たちもいるんだよっていうことを表現しようって決めたので、それをうまく表現できるようにしたいなって思ってます。

ラブソングではない?

原田 なりたいけど、なれないけど、“まあ、いいか”っていう曲ですよね。

(笑)もう少し詳しくお願いします。

原田 本当は恋愛関係になりたいけど、勇気がなくてなれない。でも、まあ、友達の関係のままでいいかという感じなのかなって思います。

小林 “恋愛の入り口に/気づかない方が僕たちらしい”っていう歌詞とか、すごく“まあ、いいか”感が出てるなって思います。

原田 “曖昧なままで So cool!”って言ってるからね(笑)。

小林 いろんなことを、“まあ、いいか”って言ってるような。

原田 改めてじっくり歌詞を読むと、行き着く先は“まあ、いいか”じゃない?(笑)

小林 あはは。たしかにそうだね。

原田 恋愛でも友達でも人生でも何においても、聴いてくださった方がそれぞれ好きって思えるように解釈してもらえたら嬉しいなって思います。

お2人はすごく悩んだり落ち込んだりしたときはどうやって克服してます?

原田 食べて、YouTubeを観て、寝ます。好きなものは……アイスをいっぱい買ってきて、かわいい女の子が好きなので、そういうYouTubeやファッション雑誌を見て、全部、忘れて、寝ます。そしたら、“まあ、いいか”ってなってます(笑)。

小林 私はこの曲みたいに、その出来事をちょっとずつ軽く考えるようにしてますね。そうすると気持ちがラクになるし、結構、この歌詞と似ている部分があると思います。

今回は歌も肩の力が抜けるようなアプローチになってると思うんですが、レコーディングにはどんな気持ちで臨みました?

原田 自分自身があまり歌に自信がないので(苦笑)、うまく歌おうとかっていうことより、自分の中で楽しんで歌おうと思ってました。私自身は歌うのが好きなので、とにかく楽しんで、感情を込めて歌ってました。

小林 今までの曲よりは軽い感じで歌えたかなって思います。曲自体がすごく明るいので、そこに身を任せて歌った感じがあります。

“Ho!”とか“Yeah!”とか、いわゆるガヤも入ってます。

原田 そこもみんなでやったんですけど、最初は自分たちのテンション感で自由にやりすぎてしまったら、タイミングがバラバラになって合わなくて、「もうちょっと揃えて」って言われました(笑)。でも、それぞれ楽しんで、はっちゃけてやってましたね。

小林 “That’s the way”の部分は、ちょっと恥ずかしかったですね。ライヴとかならいいんですけど、レコーディングのときは歌を収録するっていう真面目な雰囲気だったので(苦笑)。

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