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BTTF好き著名人Interview 映画コメンテーター 有村 昆

BTTF好き著名人Interview  映画コメンテーター 有村 昆

デロリアンを購入してしまうほどの『バック・トゥ・ザ・ フューチャー』好きという有村昆さん。彼の人生に影 響を与えた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の魅力に ついて、熱い思いを語ってもらった。

『映画に対して恩返しをしていきたいという思いでいっぱいです。』

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を生涯の一本とし、愛車はデロリアン、「日本で一番『バック・トゥ・ザ・フューチャー』グッズを持っていると言ってもいいと思ってます」というほど映画コメンテーター・有村昆さんのBACK TO THE FUTURE愛は深い。

「僕の人生のテーマ、生き方についてなんですけど、“マーティでありたい”と思うんですよ。それで実際にデロリアンを買ってしまったりしたんですけど、あの映画に影響を受けた子供の一人が、日本のフィールドではありますが、映画の面白さを伝えていく仕事に就いて、その中でコツコツ貯めてデロリアンを買った。30年かかって、見る側から紹介させていただく側になったっていうのが感慨深いですね。映画に対して恩返しをしていきたいなあっていう思いでいっぱいなんです」

有村さんが映画を見たのは小学生の時。『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』が公開されるタイミングでテレビで放送されていた『PART1』を見て、次の日すぐに『PART2』を観に行ったそう。

「『PART2』の衝撃がすごく大きくて。『PART1』のラストでバナナの皮を入れるとデロリアンが宙に浮くんですよね。それ で“to be Continue”って終わるんですけど、『PART2』でデロリアンが飛んでるところとか“信じられん!”と思って大興奮ですよ。あとは空飛ぶスケボーだったり、未来のガジェットに心を打たれました」

その『PART2』で描かれていた未来が、今年10月にやってくる。映画の中の未来に、現代はどれだけ近づいただろうか。

「携帯やスマホに代表される通信機器が、まさかここまで発達するとは80年代当時は誰も予想できなかったんじゃないでしょうか。例えば車が空を飛ぶとか、違う方面の未来がもっと進化するのかと思っていたんですが。エコであったり、手のひらの中で何か操作するっていう時代に変わったんだなって思って今見比べると、違いが楽しめると思いますよ」

シリーズを通して、有村さんが特に好きだというシーンにはやはりデロリアンが登場する。

「『PART1』の電力が足りないって言って、ドクが時計台に登って雷の力をガッとやるじゃないですか。あのシーンはいつ見ても冒険のスリルとアドベンチャーが詰まってますよね。あと『PART1』の最初の方のシーンで、ラジコンでデロリアンの実験をしていて、80キロになったら消えるはずだって、ブーンと動かしたら、実際にタイムスリップして、マーティとドクの足元に、タイヤの火の跡が付くんです。そこで大はしゃぎしているシーンも好きなシーンですね」

【*使用可】BTTF2_2191_00153

そんな有村さんがデロリアンでタイムスリップするとしたら、どこへ行きたいのだろうか……?

「過去に行くなら、あえて戦国時代に行ってみたいですね。歴史が好きで、戦国武将が大好きなんです。真田幸村が好きなんで、生で見てみたいですね。未来は遠い未来に行ってみたい。僕が生きている未来じゃなくて、1000年後とか一万年後とか。そっちの方が興味ありますね」

マーティのように両親の若い頃に戻ったり、自分の過去を見たくないのか尋ねてみると、その答えに有村さんの素敵な人生論を垣間見ることができた。

過去に戻れないからこそ、自分に誇りをもつこともできる。

「タイムスリップできるって一瞬いいなと思うんですよ。過去に行って例えば好きな子を口説き直したりね、やり直すことができるっていいなって思うんですけど、僕はタイムスリップすることは不幸だなって思うんです。だって、今自分が生きている道が、最高の選択をしてきたんだって思えなくなってしまうんですよ。過去に戻れないからこそ、諦めもつくし、今まで自分は最高の選択をしてきたって思えるから誇りをもつこともできる。でも、何度もやり直しができるなら、もうちょっとここをこうしたいとか、どんどん理想を追い始めますよね。そして泥沼化していく。実は、今年公開されたリチャード・カーティス監督の『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』をいう映画があるんですが、それがタイムスリップできる少年の話で、まさに僕の考え方と同じで、過去にタイムスリップする方が不幸だって思える映画なんです」

最後に改めてシリーズの魅力について語ってもらった。

「30年前の人たちが想像の世界で30年後を作っていて、今30年経っているのは本当じゃないですか、でも映画の中で描かれていたのは非現実、でも例えば今僕がデロリアンに乗っているのは本当で。こうやって現実の世界とフィクションの世界が交錯しうる素敵な作品だなと思います。例えばナイキ社が靴ひもが自動で締まる靴を出すわけですが、それもこの映画がなかったらそもそもそのアイデアはなかったわけですよね。シャレのわかる大人たちが、みんなで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を愛したら、フィクションが本当になっちゃった。それってすごく素敵なことだと思います」

有村 昆 / KON ARIMURA

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1976年7月2日、マレーシア生まれ東京育ち。
年間500本の映画を鑑賞。最新作からB級映画まで幅広い見識をもつ。テレビ番組や雑誌などで映画コメンテーターとして活躍しているほか、長年ラジオ番組のパーソナリティも務める。j:com「Jテレスタイル」月〜水のMC担当、フジ系「バイキング」木曜日レギュラー、スターチャンネル「BS10 It’s SHOWタイム」メインMC他。

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©Universal Pictures

アバウト・タイム~愛おしい時間について~

配給:シンカ=パルコ

「タイムスリップができる少年の話なんですけど、僕の2014年の5本の指に入る洋画だったと思います。タイムスリップする方が不幸だなと思わされる映画。久しぶりにタイムスリップの概念を覆した作品なんじゃないかと思います。ぜひ見ていただきたいですね」

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タイムマシン 特別編

ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

「2002年に公開された映画で、とある博士がタイムマシンを作るんですが、電源を入れっぱなしにして気を失っていたら、六十何億年後の未来に行っちゃうんです。いろんなタイムスリップ映画が作られてますが、最も未来の姿を見せてくれる映画です。驚愕の未来がそこに待ってました」

©2005 ROBOT/東芝エンタテインメント/博報堂DYメディアパートナーズ/IMAGICA

©2005 ROBOT/東芝エンタテインメント/博報堂DYメディアパートナーズ/IMAGICA

サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション

発売中 DVD 2,500円+税 東芝エンタテインメント

「本広克行監督の映画。SF 研究会っていう大学の研究会の話で、部室のエアコンが壊れちゃうんですね。昨日だったら動いてるってことで、昨日の同じ時間にタイムスリップするってだけの話なんですけど、昨日と今日を行ったり来たりするタイムマシン史上最もミニマムな世界です」

有村昆が影響を受けたSF映画

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と時を同じくして『スター・ウォーズ』にもめちゃめちゃ影響を受けました。あと『猿の惑星』も王道ですね。最新作でいうと『インターステラー』。これは素晴らしかったですね。去年の『ゼロ・グラビティ』を超える気がします。それぐらいすごかった。そしてその『インターステラー』に影響を与えたのが『2001年宇宙の旅』ですね。あと『ブレードランナー』も。それから『メトロポリス』もオススメです。この映画は100年前に作られた映画で、人類史上初めてロボットが出てくる映画なんですよ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』もそうでしたが、何が面白いって、100年前の人たちが、100年後の未来を想像して作っているところですね。ロマンを感じますよね。

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「インターステラー」

配給:ワーナー・ブラザーズ

監督 クリストファー・ノーラン
製作 エマ・トーマス、リストファー・ノーラン、リンダ・オブスト
製作総指揮 ジョーダン・ゴールドバーグ
キャスト マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・アーウィン、エレン・バースティン ほか

ストーリー 劇的な地球環境の変化によって、地球の寿命が尽きかけ、人類の滅亡が迫る近未来。人類は存亡を懸け、愛する者の未来を守るために、新たな星を探すため、元エンジニアの主人公が、前人未到の未開の地へと旅立つ。主演はマシュー・マコノヒー、共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステインほか。

→BTTF 極私的コラム 7/25 更新予定


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バック・トゥ・ザ・フューチャー

1989 Universal City Studios and U Drive Productuins, Inc. All Rights Reserved

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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2

1990 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved

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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3