黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 21

Column

あの名作も!「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」思い出のタイトルをピックアップ

あの名作も!「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」思い出のタイトルをピックアップ

皆さんは、最近、親指が痛くなるくらい熱中したゲームってありますか?

今やスマートフォンの普及によって、遠くにいる人とランキングで競ったり、課金アイテムで有利にゲームを進めることも珍しくなくなりました。
しかし、もう一度、テレビ画面の目の前で一緒に遊んだ日々の事も思い出してみてはいかがでしょうか?ゲーム機を商品箱から出し、ケーブルを電源に接続し、コントローラを接続、そして電源をオンにする。そんなゲームの儀式を、改めて執り行ってみてはいかがでしょうか。

今回取り上げるのはニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンとそのゲームソフトです。

海外では一足お先に「Super Nintendo Entertainment System Classic Edition」が2017年9月29日に発売されました。そして、日本での発売は2017年10月5日に「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」として発売されました。

 

今回は、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」収録タイトルの中から選りすぐりの思い出のソフトを振り返りたいと思います。

ではどうぞ!

最速を目指せ!1分59秒台への道

1990年11月21日にスーパーファミコン本体と同時に発売された「F-ZERO」。

当初は超目玉である「スーパーマリオワールド」に人気が集中しており、無名の「F-ZERO」はほとんど売れませんでした。

12月の年末商戦も絡んで、スーパーファミコンは品切れ続出で手に入りにくい状態が続いていましたが、同時にソフト不足にも悩まされていて、マリオを遊び尽くしたユーザーが次に遊んだ・・・という程度のゲームでした。

しかし、年を明けた頃から次第にタイムアタックという概念が登場し、月刊誌「マイコンBASICマガジン」で「1分59秒台への道」という特集コーナーが作られるに至りました。 ネット時代の今とはことなり、雑誌掲載というタイムラグはあれども、雑誌にユーザー自身の高記録が掲載されることから、全国から寄せられる最速タイムが随時更新され、攻略テクニックなどの紹介記事に「F-ZERO」の人気は過熱気味になりました。

タイムアタックの主戦場になったのがステージ1の「MUTE CITY 1」で、このコースで1分59秒台を目指すというものでした。

「佐久間スタート」「ケズリ」「一点読み」など、神業テクニックがみつかりますが・・・2分を切るのはかなりの腕が必要で、何度も試行錯誤し、攻略ポイントを押さえ、ようやく1分59秒台へ到達したものでした。

その後も記録は伸び続け、1分58秒台も登場しました。

「F-ZERO」シリーズはその後も発売されましたが、初代ソフトほど熱心なタイムアタックは起こらず、ネットの無い時代なのに、なぜここまで過熱したのか。今でも伝説的なタイムアタックの歴史として語り継がれています・・・。

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