Interview

開幕直前! 舞台『髑髏城の七人』Season月から、早乙女太一&三浦翔平が本作の魅力について語る。3度目の出演となる早乙女から三浦へアドバイスも!?

開幕直前! 舞台『髑髏城の七人』Season月から、早乙女太一&三浦翔平が本作の魅力について語る。3度目の出演となる早乙女から三浦へアドバイスも!?

エネルギーがあって、すごくまっすぐで、エンターテインメントで、笑えて、カッコよくて、感動する。それが作品の魅力

今、“信念”というワードが出ましたが、本作はそれぞれが自分の信念を持って生きていく男たちのロマン溢れる物語になってますよね。ご自身にとってこれだけは譲れないという信念、ポリシーというのはありますでしょうか。

早乙女 えぇ!! 何だろう?……僕は舞台になりますね。舞台は絶対はずせないです。

三浦 すごく難しいですね。譲れないもの、守りたいもの……自分自身、ですかね。やっぱりこの業界って移り変わりが激しいし、中には足を引っ張る人間もいれば、圧力や権力っていう世界もある。そういったものすごい嵐の中で、ぽつんとひとりでいると、自分がわからなくなるときもいっぱいあると思うんですよ。うまく言えないですけど、流されないというか、自分自身はこういう人間だっていうのはどこかに持っていたい。それが何なのかっていうのはあんまりうまく言えないですけど(笑)、流されないようにしたいってことですかね。

また今回は“上弦の月”と“下弦の月”というダブルチームでの上演になってます。

三浦 僕の場合は舞台自体が2回目で、新感線さんも初めてなので、本当に右も左もわからない状態で。だから、ダブルチームについてはそんなに意識はしていないのですが、本番スケジュール的には一日やって一日オフという感じなので、これまでのシーズンに比べれば体力的には少しラクなのかなと思います(笑)。

“下弦の月”は“上弦の月”にとってはどんな存在ですか。

三浦 別のものという感じですね。単純に楽しみですし、普通に観たいです。

早乙女 稽古場でも一緒にいますからね。だからライバルとかではなく、僕は同じチームとして考えてます。同じステージには立たないから一緒ではないけど、なんか一緒だと思ってますね。

客席が360°回転する劇場に関してはどう感じてますか。早乙女さんは実際に立たれていかがでしたか?

早乙女 やっぱり特殊ですね。普通の舞台とは確実に違うし、劇場が大きいからエネルギーを吸い取られるようなところもあったりするんですよ。この劇場ならではの見せ方をしないとお客様に届かないところもあるというか。あと、単純にピンスポットが吊れないんですよね。普通の劇場だと前からのスポットがあるんですけど、それがないので見え方が自然と変わってくるし、やっている側の感覚としても、舞台に終わりがないから、真ん中がどこかわからなくなったりという不思議な感じが最初はあったりしましたね。もうね、大変なことだらけです(笑)。

三浦 とにかく大変そうですね。やってみないとなんとも言えないですけど、出ハケをトチったらどうしよう、みたいなのがありそう(笑)。

早乙女 僕、間違って、一回全力ダッシュしたことあります(笑)。

三浦 とにかくインプット、体に染み込ませるしかないですね。

4ヵ月に及ぶ長丁場の舞台に挑むにあたって、何か気をつけようと思うことはありますか。

三浦 僕はケガ! 体調管理! 体力には自信があるんですけど。

早乙女 たしかに、自分の体調をちゃんと把握できてないといけないなとは思ってますね。ステージに立つと目の前にお客さんがいるのでワッーとアドレナリンが出て勢いで乗り越えられるんですよ。でも、身体がやばそうなときに勢いだけでやっちゃうと、逆に危なくなったりする。だから、そのときそのときで柔軟に対応できるように、自分の体を把握しておくっていうくらいかな。今回は一回やったら休みっていうスケジュールだからラクに思えると思うけど、休み明けがいちばんキツイんですよ。

三浦 そうなの?(笑)

早乙女 やっぱりずっと続けていたほうが、身体がその状態をキープできて動きやすいんですけど、逆に一回休むとね、明けたときにものすごくキツくなる。前回もあれだけ長くやってても、休み明けは一回もラクだと思ったことないから。だから今回も、絶対に休み明けは大変だって思ってる。それだけは地獄だって言っておきます(笑)。

三浦 (笑)。でも、きっと休みも自主練してると思うので。

上演を楽しみにしてます。最後に改めて、キャストや演出を変えながら1年3ヵ月を通して同じ物語を上演する本作の魅力とは、どんなものだと感じていますか。

早乙女 やっぱり老若男女楽しめる舞台だっていうことですかね。あまり舞台を観たことのない人にも絶対楽しんでいただける作品だと思います。本当にエネルギーがあって、すごくまっすぐで、エンターテインメントで、笑えて、カッコよくて、感動して、そこが一番の魅力だと思います。僕自身も13歳のときに初めて外の舞台を観たんですが、それが新感線の『髑髏城の七人』だったんです。2004年版“アオドクロ”。あのときの、ずっと鳥肌が立っている感じは忘れられませんし、こんなカッコいいお芝居があったんだって驚いたことも。役者としては、こんなにカッコがつけられる、こんなに大見得を切れるお芝居もないので、新感線ならではのという魅力がたくさんある舞台だと思います。

三浦 エンターテインメント性の高い、楽しい舞台で、幅広い方々が楽しめる作品なんじゃないかなと思います。僕個人としては、(古田)新太さんはじめ、古くから続く『髑髏城の七人』っていう看板に泥を塗らないように、新人としてとにかくガムシャラに頑張りたいと思っています。

早乙女太一さん、三浦翔平さん画像ギャラリー

ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月 Produced by TBS

2017年11月23日(木・祝)~2018年2月21日(水)IHIステージアラウンド東京(豊洲)

STORY
天正18年。豊臣秀吉の天下統一直前の頃、都から離れた関東の村々は〈天魔王 / 早乙女太一・鈴木拡樹〉率いる〈関東髑髏党〉に荒らされていた。そんななか、〈天魔王〉の居城〈髑髏城〉の絵図面を手に逃げていた〈霧丸〉が、〈髑髏党〉から村を守ろうと戦っていた〈兵庫〉を筆頭とした〈関八州荒武者隊〉のところに飛び込んでくる。しかし、仲間の裏切りにより窮地に陥る〈兵庫〉。そこに浪人〈捨之介 / 福士蒼汰・宮野真守〉が現れ、助太刀を果たす。その後、難を逃れた3人は色里〈無界の里〉へと向かい、主の〈無界屋蘭兵衛 / 三浦翔平・廣瀬智紀〉や〈極楽太夫〉にかくまわれるも、ここにも〈天魔王〉の手が伸びていた。〈捨之介〉は〈天魔王〉を倒す決意を固め、〈贋鉄斎〉に無敵の鎧を叩き斬ることのできる〈斬鎧剣〉の製造を依頼する──。〈捨之介〉〈天魔王〉〈蘭兵衛〉が抱える深い縁、それぞれの戦いの結末は。

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:
[上弦の月] 福士蒼汰 早乙女太一 三浦翔平 須賀健太 平間壮一/高田聖子/渡辺いっけい 他
[下弦の月] 宮野真守 鈴木拡樹 廣瀬智紀 木村了 松岡広大/羽野晶紀/千葉哲也 他

特設サイト

早乙女太一(さおとめ・たいち)

1991年生まれ、福岡県出身。大衆演劇「劇団 朱雀」二代目として全国の舞台を踏み、2003 年に北野武監督の映画『座頭市』に出演したことで、〝100年に1人の天才女形〟としてその名を広く知られることとなる。2008年に新歌舞伎座史上最年少記録の初座長を務め、以降、座長公演を続けるほか、15年の劇団解散以後は、ドラマ、舞台、映画など活躍の幅を広げる。近年の主な出演作に【ドラマ】『信長協奏曲』(14/CX)、『ふたがしら』(15/WOWOW)、『信長燃ゆ』(16/TX)、『ふたがしら2』(16/WOWOW)、『HiGH&LOW』(16/NTV)【映画】『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ(16/17)、『たたら侍』(17)、『22年目の告白―私が殺人犯です―』(17)【舞台】『蒼の乱』(14)、『もとの黙阿弥』(15)、『シアターコクーン・オンレパートリー2017 世界』(17)などがある。
オフィシャルサイト

三浦翔平(みうら・しょうへい)

1988年生まれ、東京都出身。2008年に『ごくせん』に出演して注目を集め、以降数多くの映画、ドラマなどに出演。2011年に映画『THE LAST MESSAGE 海猿』にて第34回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。近年の主な出演作に【ドラマ】『ダメな私に恋してください』(16/TBS)、『好きな人がいること』(16/CX)、『奪い愛、冬』(17/EX)、『警視庁いきもの係』(17/CX)、『僕たちがやりました』(17/CX)【映画】『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13)、『ひるなかの流星』(17)【舞台】『SAMURAI7』(10)などがある。
オフィシャルサイト

関連書籍

小説『髑髏城の七人』

著者:中島かずき
出版社:双葉社 双葉文庫


”下弦の月” 鈴木拡樹さん、廣瀬智紀さん対談はこちら
鈴木拡樹&廣瀬智紀が劇団☆新感線に初参戦! 開幕直前の舞台『髑髏城の七人』Season月にかける熱い想い、キャラクターの魅力などをディープに語る

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2017.11.20

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