Interview

古川雄大&内川蓮生がほのぼのトーク。ミュージカル「黒執事」最強タッグの“黒い“部分とは?

古川雄大&内川蓮生がほのぼのトーク。ミュージカル「黒執事」最強タッグの“黒い“部分とは?

あの最強タッグが再び。『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-』が、12月31日よりTBS赤坂ACTシアターにて上演される。前作同様、執事のセバスチャン・ミカエリス役には古川雄大が、ファントムハイヴ家の若き当主・シエル役には内川蓮生が続投。より息の合ったコンビネーションでミュージカル「黒執事」の世界を盛り上げる。 劇中ではダークな雰囲気を漂わせるふたりだが、取材中は内川のピュアなコメントに思わず古川が目を細めるなど、マイナスイオン120%。ふたりのほのぼのトークにぜひ心癒やされてほしい。

取材・文 / 横川良明 撮影 / 相馬ミナ


古川さんとホテルでゲームやトランプができたのが楽しかったです!(内川)

前作『ミュージカル「黒執事」~NOAH’S ARK CIRCUS~』も拝見しました。ふたりはあのときが初共演とのことですが、改めてお互いの第一印象はどうでしたか?

古川 蓮生の第一印象は、とにかく可愛らしい子だな、と。顔が整っているし、フォルムも愛らしくて、性格も可愛い。ただ、そこから稽古を重ねていく中で、また印象は変わっていきましたね。蓮生は、何をするにしても前向きで、楽しむ姿勢を持っている。周りとのコミュニケーションであったり、現場の居方であったり、そんなところからもプロ意識を感じました。単に可愛いだけじゃない、プロの役者としての姿を見せていただいた、という感じですね。

内川 僕はビジュアル撮影で古川さんが入ってきた瞬間から、「おお! セバスチャンだ!」って興奮しました。古川さんはカッコ良くて背も高くて、でもそれだけじゃなくて面白いところもたくさんあって。一緒にいて、すごく楽しかったです!

内川くんは前作が初舞台。初日は相当緊張したのでは?

古川 想像つかないですよね。どんな感じなの、12歳であの舞台に立つって。楽しいの?それとも怖い?

内川 うーん、やっぱりすごく緊張しました。自分の心臓がドクドクする音が聞こえてきたり。モニターから、お客さんがいっぱい入った客席を見て、「ああ……!」ってなったり。

古川 緊張しているようには全然見えなかったけどね。前日とか眠れる?

内川 家族や知り合いが観に来てくれる日は嬉しい反面、すごく力が入っちゃって、前の日の夜はあまり寝られなかったりします。でも、初日から回を重ねていく中で少しずつ落ち着いてできるようになりました。

古川 家族は緊張するよね。心臓がドクドクするっていう感覚はよくわかるし、俺も今でも開演前はいつも身体全体が心臓になったみたいになります。むしろ蓮生より俺の方が緊張しているかもしれない(笑)。

ぜひ先輩から緊張克服のためのアドバイスなどあれば。

古川 いやいや、あったらむしろ俺の方が知りたいくらいです(笑)。ただ、以前、ビートたけしさんが「お客さんの前に立つのに、緊張しなくなったら終わりだ」っておっしゃっていて。それを聞いてからは緊張するのは自然なことなんだと思えるようになりました。

前作はツアー公演でしたが、その中での想い出は?

内川 ホテルのときに古川さんと一緒にゲームやトランプをできたのが楽しかったです。

古川 あれは俺も楽しかったよ。あとは、一緒に朝食を食べたりね。蓮生とは、プライベートな時間でも一緒にいることが多くて。そういうところがお互いの関係性を築く上でも大事だったなと思います。

セバスチャンとシエルのコンビネーションが、作品の見どころでもありますからね。

古川 回を重ねるごとに、どんどんお互いの呼吸が揃っていくのを自分たちでも実感しました。会話のテンポはもちろんだし、服を着せたり靴を履かせたり朝食を用意したりといった一連の舞台上の動作もどんどんスムーズになって。お互い、こうしたら相手がやりやすいんだということが、言葉にしなくてもわかるようになってくるんです。そういう瞬間に、またぐっと距離が縮まる感じがしましたね。

確かにセバスチャンがシエルに靴を履かせるシーンは印象的でした。

古川 そこは(原作者の枢やな)先生のこだわりの場面なんです。

内川 最初の稽古では、靴がなかなか入らなくて。小道具さんが靴のカタチを細かく調整してくれました。

古川 あそこは何回も練習したね。

内川 入っても、歩くとすぐに脱げちゃったり。いろいろと難しかったです。

見えないところで、苦労があったんですね。

古川 すごいなと思ったのが、シエルの綱渡りのシーン。稽古で失敗することが何度かあって、本番でも一度は失敗の可能性があるから、そうなった場合の対処法を何か考えようねって話をしていたんですよ。でも、本番ではノーミス。蓮生の本番強さにはビックリしました。

内川 途中で回転しそうになったことはあるんですけど、何とか頑張りました。劇場によっては綱渡りの紐が緩かったり強かったりマチマチで、それによってバランスの取り方がちょっと変わってきて。そこが難しかったけど、でもすごく楽しかったです。

秘められたセバスチャンの過去をどう描くかが楽しみです(古川)

改めて、それぞれの役について思うことを聞かせてください。

内川 シエルを演じる上で難しいなと思ったのは、身近に参考にできるような子があまりいないところ。子どもだけど、すごく大人。そんなシエルのキャラクターを自分の頭の中でイメージしながらつくっていくのが大変でした。シエルは人の命とか、いろんな重いものを背負っていて。だけど、絶対に挫けたりせずに、いつも凜としている。そういうところはとてもカッコいいなと思いました。

個人的に内川くんの目が心に残りました。

内川 はい。漫画やアニメでも、シエルの目がすごく印象的だったので、目の表現は気をつけながらお芝居をしていました。

古川 僕は前回が2回目だったので、2015年の『ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス2015-』を観てくださった方からのアドバイスを参考にさせていただきつつ、また新しい気持ちでセバスチャンと向き合いました。個人的に気をつけていたのが、執事と悪魔のバランスですね。セバスチャンのベースには醜い悪魔の部分があって。そこにアクセントを置きながら、より深く深くセバスチャンというキャラクターを伝えられたら、ということは意識していました。

終盤のビーストとのシーンは、まさに悪魔でした。

古川 あそこは舞台では原作と全く同じ様には再現できないシーンなので、だからこそどうセクシーに見せるかというところはこだわりました。ただ、あのシーンは、僕というよりも、曲と振付にサポートしていただいたという気持ちです。振付のKOHMENさんが楽曲に合わせて、とてもセクシーな振りを考えてくださって。スタッフのみなさんのお力で、見応えのあるシーンをつくることができました。

次回は、こちらも人気の高い“豪華客船編”です。

古川 原作を読んで、率直にめちゃくちゃ盛り上がってるなと思いました。ストーリーも出てくるキャラクターも明かされる秘密も全部が面白い。見どころがたくさんあります。

内川 今まで謎だったことがいよいよ明らかになるのが、この“豪華客船編”。そこをどうやって舞台で表現するのか楽しみです!

古川 まだこの取材の段階では台本をいただいていないのですが、早く読みたいですね。いよいよ語られるセバスチャンの過去を、どう舞台で描いていくのか。このキャストとスタッフで、それをカタチにしていく作業が今から待ち遠しいです。

僕の黒いところは、お母さんに内緒でお菓子を買うところ(内川)

では、ここでおふたりのキャラクターを少し伺えれば。セバスチャンは「あくま(悪魔)で執事」ですが、おふたりの「黒い」部分を教えてください。

古川 僕は真っ黒ですよ(笑)。つい苦手だなと思う人をシャットアウトしてしまったり、黒い部分は少なからずある。蓮生は真っ白だよね。

内川 うーん。お菓子が好きなんですけど、あんまり食べちゃダメってお母さんに言われてて。でも、たまに内緒で買っちゃうところが黒いなと思います。

古川 ダメじゃん。

内川 あ、ダメだ。これ、お母さんが読んだらバレちゃう(汗)。

古川 可愛いな!(笑)

お菓子は何が好きですか?

内川 「かむかむレモン」が好きです。だから、お菓子がほしいときは、お母さんへのプレゼントを買うのと一緒に、こっそりと買います(笑)。

じゃあ、もし何でもやってくれる完璧な執事がいたら何をお願いしますか?

内川 こっそりお菓子を買ってきてもらいます。それで、お母さんにバレたら、「僕じゃないよ。頼んでないよ」って言います(笑)。

古川 可愛いなあ……。もうこの後、何も言えないです(笑)。何だったら僕が蓮生の執事になりたいです。そしたら、いくらでも身代わりになって買ってきますよ、お菓子くらい。それで、お母さんにバレたら「僕が買ってきました」って謝ります(笑)。

では最後に、楽しみにしている読者のみなさんへメッセージをいただければ。

古川 “豪華客船編”は「黒執事」を代表すると言っても過言ではない人気のエピソード。どのエピソードも毎回すごく面白いのですが、その中でも特にいろんな要素が盛り込まれているのが、この“豪華客船編”だと思います。そういった原作の良さを、ミュージカル「黒執事」ならではの魅力もまじえながら、しっかりお客さんに届けたいですね。

内川 「黒執事」を語る上で絶対に見逃せない大事な作品です。アクションもダンスも歌も、お客さんにワクワクしてもらえるようしっかりお稽古を頑張っていきますので、よろしくお願いします!

古川雄大

1987年7月9日生まれ、長野県出身。代表作としてミュージカル「エリザベート」、ミュージカル「タイタニック」、「1789 バスティーユの恋人たち」、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」があり、人気作に立て続けに出演。ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania- はシリーズ3作目の続投となり、2018年には、ミュージカル「モーツァルト!」(ヴォルフガング・モーツァルト役)への出演が控えている。俳優のみならず、ミュージシャンとしても活動を広げている。

内川蓮生

2004年6月22日生まれ、東京都出身。2010年から子役としてドラマやCMで活躍。2017年は映画「ブルーハーツが聴こえる」、テレビ東京「下北沢ダイハード」(第3話)、フジテレビ「コード・ブルー」(第8話)に出演。12/15~NETFLIXの連続ドラマ「僕だけがいない街」が配信予定。『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania- 』はシリーズ2作目の続投となる。

古川雄大さん、内川蓮生さん画像ギャラリー

ミュージカル『「黒執事」-Tango on the Campania-』

原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
脚本:Two hats Ltd.
演出:児玉明子

出演:古川雄大 内川蓮生
植原卓也 味方良介 原嶋元久 岡崎百々子 髙木俊 寺山武志
内海啓貴 秋園美緒 那須幸蔵 河合龍之介/和泉宗兵/佐々木喜英 ほか

【東京公演】
2017年12月31日(日)~2018年1月14日(日)
TBS赤坂ACTシアター
【兵庫公演】
2018年1月19日(金)~22日(月)
神戸国際会館こくさいホール
【愛知公演】
2018年1月26日(金)~28日(日)
江南市民文化会館
【石川公演】
2018年2月3日(土)・4日(日)
本多の森ホール
【福岡公演】
2018年2月10日(土)~12日(月・休)
久留米シティプラザ ザ・グランドホール


オフィシャルサイトhttp://www.namashitsuji.jp


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応募期間

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12月14日(木)~12月21日(木)23:59