特集・Nintendo Switchでマリオとの世界旅行を100倍楽しむ  vol. 2

Review

『スーパーマリオ オデッセイ』新アクションで広がる世界旅行の魅力

『スーパーマリオ オデッセイ』新アクションで広がる世界旅行の魅力

3Dマリオシリーズの最新作として、2017年10月27日に発売された『スーパーマリオ オデッセイ』。発売後3日間のセルスルーが全世界の合計で200万本を突破するなど、世界中で大ヒットを飛ばしています。これだけの注目作ともなれば、すでに楽しんでいる人だけでなく、未プレイながら興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

長年続くシリーズだけに、従来のシリーズとどう違うのか、という点が気になるところ。これまで3Dマリオシリーズでは、『スーパーマリオ サンシャイン』のポンプアクション、『スーパーマリオギャラクシー』のスターピースなど、その作品を象徴する個性的な新要素が追加されてきました。

本作では1回目の記事で伝えた通り、“帽子投げ”と“キャプチャー”という新たなアクションが登場し、これまでのシリーズにはなかったプレイ感覚で『スーパーマリオ』シリーズの新たな魅力を引き出しています。

今回はこれらふたつの新要素を中心に、本作のアクションゲームとしての魅力をより掘り下げて紹介。世界中の人々を虜にする『スーパーマリオ オデッセイ』の人気の秘密に迫ります。

文 / 大工廻朝薫(SPB15)


進化したアクロバティックアクションのカギは帽子投げ

『スーパーマリオ』シリーズと言えば、誰もが知るジャンプアクションゲームの草分け的存在。なかでも3Dマリオシリーズは、地下や空までも緻密に作り込まれた箱庭のようなフィールドが舞台となるため、その中で自由自在に動き回れる多彩なジャンプアクションが用意されていることが特徴です。

本作でもその軽快で華麗なジャンプの数々は健在。通常のジャンプだけでなく、遠くまで飛べる走り幅跳び、より高く飛ぶための横宙返りやヒップドロップジャンプなど、豊富なジャンプの種類が存在します。

▲マリオとジャンプアクションは切っても切れない関係。ただ跳ぶだけでも気持ちのいいアクション性は本作でも健在です

▲3Dマリオではおなじみのアクションのひとつ、壁を足場にしてジャンプする壁キック。狭い隙間で使えば、どんどん上へ登っていくことが可能です

▲用意されているアクションはジャンプだけではありません。しゃがんだ状態でYボタンを押すかJoy-Conを振ると、マリオが転がって高速で移動します。天井の低い通路を急いで移動するときに便利です

また、『スーパーマリオ オデッセイ』では新たなメインアクションとして、“帽子投げ”が追加されました。マリオのトレードマークとも言える帽子を使ったこのアクションは、前回の記事でも紹介した通り、本作の注目ポイントのひとつ。攻撃以外にもジャンプの足場として使ったり、離れた場所にあるコインを回収したりと、応用性の高いアクションとなっています。

▲帽子投げはジャンプと並ぶ本作のメインアクション。Yボタンを押すか、Joy-Conを振ることで使用できます。空中や水中でも問題なく使用可能です

本作ではこの豊富なジャンプと応用性の高い帽子投げを組み合わせることで、より自由でアクロバティックなアクションを楽しむことが可能となりました。

その一例が、ジャンプ中に投げた帽子を足場にして空中で再度ジャンプし、地に足を着けずに飛距離を稼ぐというテクニック。使いこなすには少し練習が必要ですが、操作自体は基本操作の単純な組み合わせとなっています。タイミングよくボタンを押していくとマリオが軽快な掛け声とともに空中を跳ねていく様は、リズムゲームにも似た気持ちよさがあります。ゲームをクリアするだけなら必須ではないテクニックですが、うまく使えば難所をショートカットして移動することが可能です。

▲空中で帽子を投げたあと、ボディアタックでジャンプの軌道を変え、帽子に接触すると帽子踏みジャンプが発動。距離や高さを稼ぎたいときには非常に役に立つテクニックです

▲砂についた足跡からの距離に注目。通常の走り幅跳びよりも遠くへと飛ぶことが可能です

豊富なアクションが楽しめるとなれば、その操作性も気になるところです。

本作の基本操作はLスティックで移動、Bボタンでジャンプ、ZLボタンでしゃがみ、そしてYボタンで帽子投げ、とシンプルな構成。使用するボタンは少ないものの、ボタンを特定のタイミングで入力したり、同時に押すことでさまざまなアクションを使い分けることができます。入力タイミングやボタンの組み合わせも感覚的にわかりやすく、複雑な操作は必要ありません。プレイしていれば自然と操作を覚え、思い通りにマリオを動かすことができるようになります。

▲操作方法はポーズメニューのアクションガイドからいつでも確認可能です

上で紹介したように、いくつかのアクションを組み合わせた応用的なテクニックなども存在しますが、それはあくまでも楽しみかたのバリエーションのひとつ。初心者から上級者まで、誰もが自分に合ったレベルでアクションを楽しむことができるようになっています。

それだけにプレイするほどに上達が感じられる場面も多く、長時間プレイしても飽きが来ることはありません。まだ発売して間もない作品ですが、過去のシリーズと同様、長く遊べる奥の深い作品であることを確信させる手触りとなっています。

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