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炊きたてホヤホヤ!グルメたちのお腹を笑いで満たす『ラブ米』開幕!! 新たなライバル米と共にラブライスが大奮闘!

炊きたてホヤホヤ!グルメたちのお腹を笑いで満たす『ラブ米』開幕!! 新たなライバル米と共にラブライスが大奮闘!

11月17日に品川プリンスホテル クラブeXにて『RICE on STAGE「ラブ米」~Endless rice riot~』が公演初日を迎えた。
テレビアニメやコミックといったメディアミックス展開をみせる“お米”の擬人化作品。今回が初となる舞台化は、芝居、歌、ダンスによって独特の世界観を「ハートフル“米”ディ」として“味わい”深いものに仕上げた。フレッシュな若手俳優たちも“粒ぞろい”。初日直前に行われた会見とゲネプロの“炊き上がり具合”をお届けする。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 冨田望

夢は2020年の東京オリンピックでハーベストショーをやること

三方の客席に囲まれた円形ステージの背景に設置された白いスクリーンは、白米を盛った茶碗の形。ステージ後方には稲穂が実り、劇場からして“お米”ワールド全開。

初日会見には、ひのひかり役の田村升吾、ささにしき役の星乃勇太、ネリカ役の健人、平山役の川上将大、白瑞光役の白柏寿大、兄鴨役の滝口幸広、そして本作品の脚本・演出・作詞を手がけた村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)が登壇。舞台への意気込みを熱く“米(コメ)”ントした。

まずは田村が「演出の村井さんをはじめ、キャスト、スタッフ一同で作り上げてきたものを舞台上で炊き上げるだけです! 僕たち粒ぞろいのお米をグルメ(=観客)のみなさんに味わっていただけると嬉しい。一粒一粒、輝いていきたいと思います!」と宣言。

星乃も「今までにない 2.5次元舞台ができればいいなと思って稽古に励みました。僕ら若いお米たちの圧を感じてもらえたら嬉しいです」と続き、「ささにしきとして、錦を飾らせていただきます!」と、演じるお米にちなんで“米(コメ)”ントした。

舞台オリジナルとなるユニット・ST☆RICE(スターリッス)のメンバーとして出演する健人と川上も“お米”ワードを欠かさない。

健人は「雨の日も風の日も、お米として必死に育ってきました」と稽古を振り返り、川上は「僕が今までに観たことのない米(コメ)ディ。本当に面白いものができたと思っています」と期待を煽る。

同じく舞台オリジナルのユニット・GAZEN BOYS(ガゼンボーイズ)のメンバーを演じる白柏は「『ラブ米』の独特の世界観を保ったまま、良い意味で茶番が出来上がりました」と“炊き上がり”に自信を覗かせる。

唯一“お米”ではないユニット・合鴨ブラザーズの兄鴨を演じる滝口は「撮影のときに『合鴨の役です』と言われ、アフロを被せられました。いったいどんな役作りをすればいいのかわかりませんでした(笑)」と、マスコミ陣から笑いを誘いつつも「若いメンバーが中心になって、稽古を一生懸命やってきましたので、アツアツ炊き立てのお米のように熱い作品になったと思います!」と、“新米”たちの努力をアピールした。

村井は「お米の擬人化“米(コメ)”ディ。原作は不条理なところが面白さだったので、舞台も不条理な作品に仕上げようと思っていました。ですが、現実社会でも不条理なことはたくさんありますし、意外と共感できる、お客様の心に響く作品になったのではないかと思います。この作品を通じてお米文化が普及していき、世界に広がっていけば嬉しいです」と語り、「夢は2020年の東京オリンピックでハーベストショー(=穀物たちのパフォーマンスショー)をやることです!」と、壮大な計画を明かしていた。

会見・フォトセッションのあとにはゲネプロ公演が行われた。
一部のステージも、歌とダンスがふんだんに織り“米(こめ)”られた盛り上がり満載の“炊き上がり”。

主人公・ひのひかり(田村升吾)が属する5人ユニット“ラブライス”の紹介ソングは明るく爽やか。元気いっぱいのひのひかり。冷静な分析で状況説明を担うささにしき(星乃勇太)、客席のグルメにひとめぼれして、口説き始めるひとめぼれ(前川優希)。穏やかなあきたこまち(白石康介)、キュートなにこまる(佐野真白)と、個性も際立っている。

そこへ立ちはだかるのが、陸稲米(おかぼまい)を中心としたユニット“ST☆RICE”と、古代米(こだいまい)3種によるユニット“GAZEN BOYS”。

普段の食卓にはあまり並ばない陸稲米と古代米だが、実は病に強く、栄養価も高い……といった“お米”知識を、“米(コメ)”ディタッチな演出で教えてくれる。

それぞれの“お米”の特色をキャラクター性に置き換え、ST☆RICEのメンバーはワイルドでストロング、GAZEN BOYSは雅で高貴な佇まいを活かした歌とダンスで魅せる。

気がつけば自然に体が乗ってしまうような楽曲と、円形のステージを活かした多彩なフォーメーションの振り付けで見飽きない。客席通路やステージの際を使った演出も多く、前方エリア席の“米かぶりつき席”のグルメたちにはたまらないだろう。

会見に引き続き、「米(マイ)ったな」「米(ベイ)米(マイ)米(ベイ)米(ベー)」「ラジャー!(=炊飯器のジャー)」など、思わず「う米(まい)っ!」と掛け声をかけたくなってしまうような“米”ダジャレも飛び交う。

個性的な3つのユニットは反発し合うが、大きな危機が訪れていることが知らされる。慌てふためく米たち。そんな彼らに、合鴨ブラザーズの兄鴨(滝口幸広)と弟鴨(福島海太)が、秘策を授けようと立ち上がる……。

アフロ頭を振り回してオラオラしつつも、米たちに親切な合鴨ブラザーズ。積極的にグルメにも米たちにも絡んでいく強烈さには抱腹絶倒だ。フレッシュな“新米”たちをしっかりかき回して見せ場を確立していた。

予想外の展開に爆笑&驚かされっぱなしの第一部のステージに続き、第二部のハーベストショーでは、さらに各ユニットの魅力が溢れる。
「これぞ!」という“推し米(まい)”が見つかること間違いナシ。お好みの“お米”を収穫(?)に、劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。

公演は11月26日まで。終演後に「稲刈り体験(=握手会)」や「米トーーク!(=アフタートーク)」が行われるイベント日や、「新嘗祭」と呼ばれる通常公演とは異なる2部演出を盛り込んだスペシャル公演日も予定されている。

また、劇場ロビーでは回替わり米銘柄おにぎりも販売中。ラブライスのキャラクター名と同様銘柄の米を握ったオリジナルおにぎり。こちらもぜひ、胃袋に“推し米(まい)”してみては?

RICE on STAGE 「ラブ米」~Endless rice riot~

2017年11⽉17⽇(⾦)~26⽇(⽇)品川プリンスホテル クラブeX

企画・原作:ヤオヨロズ
脚本・演出・作詞:村井 雄(KPR/開幕ペナントレース)
⾳楽:坂部 剛
振付:本⼭新之助

出演:
〈ラブライス〉
ひのひかり 役:⽥村升吾
ささにしき 役:星乃勇太
ひとめぼれ 役:前川優希
あきたこまち 役:白石康介
にこまる 役:佐野真⽩

〈ST☆RICE〉
ネリカ 役:健人
平山 役:川上将大
トヨハタモチ 役:齋藤健⼼
キヨハタモチ 役:北乃颯希
ゆめのはたもち 役:宮本弘佑

〈GAZEN BOYS〉
白瑞光 役:白柏寿大
黒太閤 役:田内季宇
紫楊貴 役:伊崎龍次郎

福島海太
滝口幸広

主催:ネルケプランニング
公演概要
オフィシャルサイト
©RICE on STAGE「ラブ米」