Interview

足立佳奈 2ndシングルは自分への“応援歌”。素直な歌詞に勇気が湧いてくる作品。曲が出来た意外なエピソードとは?

足立佳奈 2ndシングルは自分への“応援歌”。素直な歌詞に勇気が湧いてくる作品。曲が出来た意外なエピソードとは?

今年8月にメジャーデビューを果たした足立佳奈がはやくも2ndシングル「フレーフレーわたし」をリリースした。自らの応援歌としてTwitterにアップはしていた15秒オリジナルソングを元に、kobasoloとともにフルバージョンに仕上げられた本作。そこには、前へと進むために自分を愛し、信じることの大切さを教えてくれるハッピーなメッセージが詰め込まれている。笑顔を大切にする姿勢はそのままに、シンガーとしての新たな魅力も開花させた足立佳奈に、制作にまつわるエピソードをたっぷりと語ってもらった。

取材・文 / もりひでゆき 撮影 / 荻原大志


聴いてくださるみなさんにとっての応援歌にもなるんじゃないかな

デビューから約3ヵ月が経ちましたね。

早いですねぇ。3ヵ月も経てばできて当たり前のことが多い中、私にはまだできていないことがたくさんあるのでちょっとつまづいてます。例えば、最近予約イベントで全国各地を回っているんですけど、その際のステージを後で見返してみると全然自分の想像しているものとは違っていて。もっと視野を広げて、いろんな方々に思いを伝えられるような歌やMCをしなきゃダメだなって強く思うんです。なので、まだまだ課題だらけの3ヵ月目ですね。

イベントも含め、ステージに立つ経験も増えたと思いますが、そこでは楽しさも感じられていますか?

そうですね。緊張はいまだにしますけど、不安みたいな感情はあまりなくなって。楽しめるようにはなっていると思います。ただ、イベントのときには毎回、そのご当地にちなんだオヤジギャグを言ってるんですけど、それがバッチリ決まるかどうかは不安です(笑)。

各会場で違う内容にしているんですか?

そうなんですよ。「またこれかよ」って思われないように、毎回バリエーションやアレンジを利かせるようにしています。

笑ってくださるっていうよりは、「おぉー!」って声が上がるというか

ちなみに今までで一番手ごたえのあったオヤジギャグは?

広島でのオヤジギャグですね。広島と言えば野球の(広島)カープと牡蠣というイメージがあったので、牡蠣をボールに見立ててみたんです。ピッチャー第一球投げた! バッター打った! カキーーン!! これがほんとの牡蠣フライ……ってやつなんですけど。

けっこうな完成度じゃないですか。ちょっと関心してしまいました。

ですよね! みなさんそういう反応なんですよ。笑ってくださるっていうよりは、「おぉー!」って声が上がるというか。それが嬉しくて鳥肌立っちゃいました(笑)。

デビューしたことで街中で声をかけられることも増えたんじゃないですか?

そうですね、同世代の方にはけっこう声をかけていただくことも多いので嬉しいです。でも、そうやって顔を知っていただけてるってことは、普段の生活の中で変なことしてられないなとも思うんですよね。いつもは電車の中で口を開けて寝てたりするんですけど、そんなとこ見られたら大変じゃないですか! だからいつも(姿勢を正して)こうやってます。

スンとしてるんですね(笑)。

そうです! お上品にスンとしてます(笑)。

もう寝ようかなと思ってたら突然、“♪フレーフレーわたし”っていうフレーズがメロディと一緒に聴こえてきて

あははは。そんなふうに背筋をピンと伸ばし、日々楽しみながら活動している足立さんですが、はやくも2ndシングルが完成しました。15秒動画としてTwitterにもアップされていた「フレーフレーわたし」ですね。

はい! 今回も私が作った15秒の曲をフルバージョンとして1曲にしていただきました。以前、YouTubeでの応援歌企画でコラボさせていただいたkobasoloさんと一緒に、「ここはこんなふうがいいね」みたいな感じで細かく意見をシェアしながら作らせていただいたんです。レコーディングのときにも現場で歌詞を変えたり、なんてこともあったのですごく楽しかったですね。

足立さんの中では、どんなきっかけでこの曲が生まれたんですか?

期末テスト期間中に勉強がイヤになって投げだしそうになってたときがあったんですよ。で、もう寝ようかなと思ってたら突然、“♪フレーフレーわたし”っていうフレーズがメロディと一緒に聴こえてきて。

アーティスト風に言うと“降りてきた”わけですね。

ほんとに降りてきたんですよ! で、これはもう歌うしかないなと思い、すぐに歌って夜中にTwitterでアップしたんです。だからあのときの動画はすごい変な格好してたんですけど(笑)。

曲が生まれた瞬間はまさに自分自身を応援する意味合いだったわけですね。

そうです。自分に向けての応援歌でした。でも、今回こうやってフルバージョンにしたことで、自分を信じていればいい結果がきっと待っているんだよっていうメッセージも込めることができたので、今度は聴いてくださるみなさんにとっての応援歌にもなるんじゃないかな、そうなったらいいなってすごく思うんですよね。ミュージックビデオには、実際に自分を信じて頑張っていらっしゃるコナミスポーツ体操競技部の体操選手の方にも登場してもらっているので、そういう部分からもメッセージが伝わるんじゃないかなって思います。

歌詞を膨らませていくにあたっては、kobasoloさんと具体的にどんなやり取りをされたんですか?

kobasoloさんが思う“足立佳奈像”みたいなものを込めたベースとなる歌詞を作っていただいて、それに対して私の意見をいろいろ言わせていただいた感じでした。「佳奈ちゃんはいつも笑顔だけど、その裏にはきっと悔しさとか悲しさがあると思うんだよね」ってkobasoloさんはおっしゃっていて、そこから<言えなかったことだってあるよ/悔しかったよ/それでも来たよ>っていう歌詞を書いてくださったみたいなんですよ。

自分を信じて自分を応援できる人じゃないと、他の人のことを応援することなんてできないんだろうなってすごく思うんです

その前のパートには<誰にも言えない涙もあったんだよ>ってフレーズもありますよね。そのあたりは確かにこの曲の肝になっているような気がしました。足立さん自身もそこには共感したということですよね?

そうですね。人間は誰しも泣いたり怒ったりしながら成長していくものだと思うので、そこは「大事ですよね」って伝えました。ただ、現実的には泣いたり怒ったりすることよりもごはんを食べたりすることのほうが好きな私なので、想像に委ねたところは大きかったんですけど(笑)。そうだよな、泣いた後にはきっと笑顔が待ってるんだろうなって。

日常生活の中で泣いたり怒ったりすることはないんですか?

お母さんに対して怒ったりとか落ち込んでしまうことはもちろんあるんですけど、基本的にはいつも楽しくて笑ってます。泣くこともないですね。友達には「佳奈さん、そんなに営業スマイル頑張らんでええよ」って言われるんですけど、まったく営業スマイルではないんです。ほんとに笑ってるんです(笑)。

では、自分を信じることに関してはどうですか? 足立さんは実行できていますか?

自分のことが好きじゃないと他人を好きになることはできないのと一緒で、自分を信じて自分を応援できる人じゃないと、他の人のことを応援することなんてできないんだろうなってすごく思うんです。なのでそこは大事にしたいなとは思ってます。心が折れてしまいそうになることもあるけど最終的に頑張るのは自分自身でしかないので、この曲を通してそういうことがしっかり伝えられたらいいなって思いますね。

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