Interview

【インタビュー】声優・竹達彩奈、「なぜこんなに支持されるのか」あの曲がファン投票1位に─意外性も抜群!?の5周年ベスト盤を語る

【インタビュー】声優・竹達彩奈、「なぜこんなに支持されるのか」あの曲がファン投票1位に─意外性も抜群!?の5周年ベスト盤を語る

人気声優の竹達彩奈が、アーティスト活動5周年を記念した初のベスト・アルバム『apple feuille』をリリースする。本作には、彼女がこれまでに発表した楽曲のなかから、ファン投票で選ばれた上位14曲に新曲「apple*colorful*princess」を加えた全15曲を収録。シングルナンバーはもちろん、ライブなどで絶大な支持を得ているお肉賛歌「ライスとぅミートゅー」などファン人気の高い曲が網羅されており、筒美京平や小林俊太郎、奥華子ら豪華作家陣がバックアップしてきた彼女の音楽の魅力を存分に堪能できる一枚となっている。まさに集大成的な作品となった本作について、竹達本人に話を聞いた。

取材・文 / 北野 創


長いようで短いような、複雑な5年間でした

今年4月に音楽活動5周年を迎えたわけですが、あらためて振り返ってみてどんな5年間でしたか?

竹達彩奈 あっという間のようであっという間じゃないというか、長かったようで短かったような、すごく複雑な5年間でしたね。楽しいこともいっぱいありましたけど、同じくらい大変なこともありました。1日1日として数えてみるとそんなに長い時間ではなかったはずなんですけどね。シングルやアルバムを制作するときは時間をギュッと集中させるので、日数にすると5年間でたぶん1か月ぐらい……はちょっと言いすぎかな(笑)。でも、時間で換算するとそんなに長くはないのに長いと感じることができるのは、1回1回の音楽に関わってる時間が濃かったからなのかなと思うと、すごく感慨深いです。

音楽活動を通じて得るものも大きかったのではないでしょうか。

竹達 そうですね。声優のお仕事に使う時間とか休みとか、少なくなったものはありますけど(笑)。やって良かったなと思うぐらい身になるものもたくさんありました。例えばファンの方に会える機会が増えたり、応援してくださる方の声を直接感じることができるようになりましたし、音楽をやってなかったら「あやな公国」(ファンクラブの名称)を作ることもなかったので、そういういろんな経験が積み重なっていまがあるんだと思うと、やってきてすごく良かったと思います。

ベスト盤の収録曲はファン投票で決められましたが、投票結果の順位を見てどう感じましたか?

竹達 私にとって作らせていただいた曲は全部大事なので、どの曲がランクインしてもうれしい作品になることは間違いないんですけど、ランキングを見たときは意外な順位もありつつ、でも全体的には意外と手堅い感じになった印象ですね。

意外に思われた曲というのは?

竹達 9位の「らっきーちゅーん♪」はタイアップも何もない、普通にシングルのカップリング曲なので、9位に入っているのは少し意外に思いましたね。でも、もともとライブで盛り上がるために作らせていただいた曲だったので、たぶんライブで披露することで曲がだんだん大きくなっていったのかなあって思いました。

「ライスとぅミートゅー」がこんなに大きな曲に育って、自分でも正直ビックリしています

投票結果では1stアルバム『apple symphony』(2013年)の収録曲「ライスとぅミートゅー」が1位でしたが、ご自身ではどの曲が1位になると予想してましたか?

竹達 やっぱり「ライスとぅミートゅー」が1位になると思ってました。ライブでも毎回歌ってる曲なので、むしろならなかったらどうしようって思っていたぐらいです(笑)。

この曲は竹達さんが初めて自分で作詞した曲(加藤哉子との共作)でもありますが、作ったときにはここまで支持を得られる曲になるとは思ってなかったのでは?

竹達 そうですね。曲名とかもダジャレで考えて、わりとノリを大事に作った曲なので、当時はこんなに毎回ライブで歌わせていただくことになるとは思ってなかったですね。「アニサマ」でも歌いましたし、フェスとかにお声がけいただくときも必ずこの曲にリクエストをいただくぐらいで、すごく大きな曲に育って自分でも正直ビックリしています。なんでこんなに支持をいただけるようになったのか、自分ではいまだにわからなくて謎です(笑)。

ライブでノリやすい曲ではありますね。

竹達 やっぱりシンプルに好きっていうことを伝えてるからいいのかな? “アイ ラブ ビーフ!アイ ラブ ポーク!”ってすごくストレートにお肉への愛を伝えてますから……(笑)。

そういうストレートな魅力がありつつ、歌詞にもサウンドにもユーモアがたっぷりで、竹達さんらしい楽しさが詰まってるのが支持の理由なのかなとも思います。

竹達 ありがとうございます。「ライスとぅミートゅー」っていうのも“ライスとミートとあなた”っていイメージで付けたオヤジギャグみたいなタイトルなので、いまだにこのタイトルを見ると毎回フフッて笑ってしまうんですよ(笑)。でも、そんなシャレみたいなノリで作った曲がどんどん大きくなって、いちばんみんなの心に届いた曲になったのかと思うとすごく嬉しいです。

歌詞もキラーフレーズがテンコ盛りですからね。“ロックンロース!”というフレーズは、初めて聴いたときに「発明か!」って思いましたから。

竹達 “ロックンロース!”のところは、レコーディングの当日まで“ロックンロール!”だったんですよ。でも私が“ロックンロース!”に変えたいって言って生まれたんです。きっとそのときにロースが食べたかったんでしょうね(笑)。