Interview

NGT48が見つめる“青空”──荻野由佳&本間日陽が想いを語る「世界はどこまで青空なのか?」

NGT48が見つめる“青空”──荻野由佳&本間日陽が想いを語る「世界はどこまで青空なのか?」

NGT48がデビューシングル「青春時計」から実に8ヵ月ぶりとなるニューシングル「世界はどこまで青空なのか?」をリリースする。
今年1月に開催された〈AKB48グループ リクエストアワーセットリストベスト100〉でNGT48初のオリジナル曲「Maxとき315号」が1位となり、4月にリリースされたデビューシングルはオリコンウィークリーチャート1位を獲得した。華々しいスタートを飾った彼女たちにとって、8ヵ月というのは決して短くないタームであるが、その間に開催された〈第9回AKB48選抜総選挙〉では80位以内に10名のメンバーがランクインし、人気と勢いを見せつけた。まさに“躍進”という言葉にふさわしい活躍をみせたグループの中心にいた荻野由佳(総選挙5位)と本間日陽(13位)に待望の新曲への想いとメジャーデビュー2年目に向けた意気込みを聞いた。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 関信行


晴れた空を見上げながら「本当にアイドルになれるのかな」って思っていたことを思い出して

ようやく2ndシングルがリリースされます。ファンも待っていたと思います。

荻野由佳 私たちも「いつ2ndを出せるんだろう?」と思ってましたけど(笑)、総選挙をはじめ、NGT48が躍進させていただいたなかでちょうど発表ができて。私たちメンバーも今出せたらと思っていたタイミングでもあったので良かったです。ただ、NGT48に対しての期待も大きくなっていると思うので、プレッシャーや緊張もあるんですけど、素直にすごく嬉しいです。

本間日陽 メジャーデビューが決まってから、シングル「青春時計」が発売されるまでも結構長かったので(2016年6月に発表され、2017年4月に発売)、正直、いつ2ndシングルを出せるんだろうっていう不安はありましたけど、9月にリリースの発表ができて私もすごく嬉しかったですし、曲を受け取ってリリースが楽しみになりました。

荻野由佳

楽曲を受け取ってどんな印象を受けました?

本間 何かに悩んでたり、何かを始めたいっていうタイミングに聴いたら、背中を押せるような明るいポジティブソングなんじゃないかと感じました。

荻野 私は最初、平和な曲をイメージしたんですけど、「晴れていて欲しい」「泣かないで欲しい」っていう強いメッセージが込められているなと感じて。今の私たちだからこそ歌える曲だし、日陽も言ったとおり、希望や勇気を与えられる曲になるのかなって思いました。

本間 歌詞で言うと、私はDメロの「すべてを真っ暗にしてから/みんなでやり直そうぜ!」っていうところが好きで。一日一日、嬉しいこと、悲しいこと、いろいろあると思うんですけど、夜がきたら必ず朝がくるように、朝になったらリセットされて、イチから新しい気持ちで何事も始められるっていう気持ちがこの2行には詰まっていて。みんなでまた初心に戻って物事を考えようっていう気持ちにもさせてくれるので、すごく気に入ってます。

2人は落ち込んだり、嫌なことがあったときはどうしてます?

本間 私はむしゃくしゃしたり、うまくいかなかったり、悲しいことがあったら、とにかく母に話を聞いてもらいますね。もしくは、ひとり言をブツブツ言いながら泣いて、そこできっぱり忘れます。とにかく、感情を全部言葉にすることにしています。人に話したり、ひとりで呟いたり、ノートに書いてみたり。感情を吐き出して、泣いて、寝て、リセットします。

荻野 私は寝て、夢の世界に入って、現実逃避をします。そうしたら、起きたときにはもう忘れてますね。私、寝たら何事も忘れられるんですよ。だから、嫌なことがあったら、すぐに寝ます!

本間 あはは。いい性格だね。

荻野 うん! あんまり嫌なことは引きずりたくないからね。

本間日陽

(笑)「世界はどこまで青空なのか?」っていうタイトルについてはどう感じました?

荻野 現実的な話をすると、世界の半分、じゃないですかね。

あはは。そうですよね。北半球が昼間だったら、南半球は夜だから。

荻野 そうです。でも、深い意味があるなって思います。「駆け巡る鳥が希望だ」っていう歌詞があるんですけど、小さい鳥にとって広い青空はきっとどこまでも続いてるように感じると思うんですよ。そういうのをひっくるめて、深い意味があるなって感じましたし、インパクトのあるタイトルなので「この曲、どういう歌詞なんだろう?」って気になる人も多いんじゃないかなと思いました。

本間 実は、最初タイトルだけを見ると、48グループっぽくないなって感じました。でも、レコーディングをして、ジャケットやMVを撮影していくにつれて、NGT48にはNGT48っていう独自の色がちゃんとあるなって感じるようになりました。私は新潟県村上市という、田んぼと海と山に囲まれた田舎で生まれ育って。そこで、アイドルになりたいなって漠然と思っていた頃、晴れた空を見上げながら「こんなところから本当にアイドルになれるのかな。自分はこんな夢を抱いていていいのかな?」って思っていたことを思い出して。そういう気持ちとこのシングルは重なる部分があるなって感じています。

ちなみに新潟の空は?

荻野 曇りが多い?(苦笑)

本間 うん。冬は特に曇りがちですね。でも、住んでみたら意外とそうでもなかったりします。

荻野 そうだね。夏は晴れるもんね。

本間 あと、(北原)里英さんがいる日は必ず晴れます。

荻野 そう。キャプテン、晴れ女なので。

本間 昨日も一緒だったんですけど、新潟市内も私の地元、村上市も本当に雲ひとつなくて青空が続いていて。里英さんのパワーが新潟県全域に行きわたってました。

荻野 卒業しちゃったら、ずっと曇りっぱなしかな……。

本間 そういえば、兼任してくださってる(柏木)ゆきりんさんがくると雨なんですよね(笑)。

(笑)レコーディングはどんな気持ちで臨みました?

荻野 出だしがソロパートなんですけど、歌い方にこだわりました。青空に向かって歌うようなイメージで、マイクの位置をぐんと高くして、上を向いた形で歌ってました。そうすることで、声も張れるし、みんなに届く歌になるかなって思って。あとは、わりとストレートな言葉も多いので、さっと言い切るというか、ひと息で歌うっていう、迫力のある歌い方を心がけました。

本間 この曲はあんまり高低差がないので、自分の出しやすい音、地声に近い音で一気に言葉にできるっていうのがいいところだなって思って。この曲をファンの方がひとりで鼻歌で歌っても心地いい曲だなとも思ったので、自分が歌うときもできるだけ肩の力を抜いて自然に歌ってます。

この曲のセンターは荻野さんですよね。デビュー曲のセンターは中井りかさんだったので、一枚でセンターが変わったことになります。

荻野 センターはセンターなんですけど、この曲は私だけではなく、NGT48のみんなに当てはまる歌詞だなって思うんですよ。だから、ほかの選抜のメンバーの子にも輝いて欲しいと思っているので、私が真ん中に立つことによってみんなが華やかになるよう、私が引き立て役になるくらいの気持ちで、強い歌を歌っていきたいなって思っています。センターに関して「プレッシャーはある?」ってよく聞かれるんですけど、もちろんプレッシャーは感じているし、いろんなことを考えるんですけど、この瞬間は今、このときしかないとも思うので、ワクワクと楽しみでいっぱいです。

本間 由佳ちゃんがセンターって聞いたときは、今のNGT48の真ん中をはれるのは由佳ちゃんだなって感じていたので、すごく納得でした。また、2枚目にしてセンターが変わるっていうのは、ほかのグループではあまりないことですけど、これがNGT48の在り方で、いい風になればいいなって感じましたし、自分も選抜に選んでいただいたので、この2ndシングルも成功できるように頑張ろうって思いました。