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『ARK』恐竜と共に謎の島で生きるサバイバルアクション

『ARK』恐竜と共に謎の島で生きるサバイバルアクション

恐竜が棲む謎に満ちた島を舞台に、手に入れたものすべてを駆使して生き残りを目指す、サバイバルアクションRPGの『ARK: Survival Evolved』(以下、『ARK』)。キャラクターは、素材の採集やアイテムの製作などを行うことで経験値が上昇し、一定の値が貯まるとレベルアップが可能。レベルが上がると、体力やスタミナなどの能力を任意で上げられるほか、製作可能なアイテムの種類も増えるのだ。また、島に生息する生き物はテイム(手なずける)によって、ペットや家畜にできる。素材の入手や戦闘への参加、騎乗による移動手段など、生活に欠かせない仲間になってくれるので、いろいろな種類の生き物を仲間にしたくなる。遊び込むほどサバイバルが広がっていく本作、今回は騎乗可能な恐竜のテイム方法を中心にプレイの楽しみかたを紹介していく。

文 / ドロシー伊藤


恐竜をどうやって気絶させるか!

島での生活を快適に行うためには、移動や荷物の運搬などに役立つ生き物のテイムが欠かせない。テイムは、対象となる生き物を気絶させたあと、好みのエサを与えることで行えるのだが、気絶させるための方法や好みのエサを準備するのに若干の手間がかかる。前回の記事では、逃げ足が遅く簡単に気絶させられるドードーが相手だったため、素手で数発殴ったあとにベリー系のアイテムを与えることで簡単にテイムができた。しかし、今回は移動手段として利用できる騎乗が可能な恐竜をテイムしたいので、そう簡単にはいかなさそうだ。とりあえず、素手より効果が高いであろう木の棍棒を製作し、拠点の近くをウロウロしていたパラサウロロフスを叩いてみる。草食竜のため反撃してくることはないが、馬の2倍ほどの巨体を持つくせに足が速く、あっという間に逃げられてしまう。何度か繰り返すも、一向に気絶させられる気配がしないので、製作可能なアイテムで使えそうなものがないかと調べてみると、ボーラというアイテムを発見。これは、縄の先に石を付けたもので、対象に絡みつかせて動きを封じることが可能! その間にバシバシ殴って気絶を狙えるわけだ。

さっそく製作し、試しに近くにいた翼竜のプテラノドンに投げてみると効果は絶大。飛んで逃げることなく、その場に留まっているので木の棍棒でバシバシと殴る。十数回も殴ると気絶したので、「パラサウロロフスの前にプテラノドンがテイムできちゃう? 空を飛べちゃう?」と思いながらエサやりを開始。手持ちのベリーや生肉をプテラノドンのイベントリに入れてみるが、一向に食べる気配を見せず気絶度だけがどんどんと減少。このままでは気絶が解けてしまうのだが、ほかに好みであろうエサを所持していないので、泣く泣く生肉と皮になっていただいた。

▲生き物によって効果的な気絶の方法や好みのエサが異なる。恐竜たちの好物を探すのは苦労だが、こういう模索は楽しみのひとつでもある

気を取り直して、パラサウロロフスをターゲットに戻し、同様の手順で気絶とエサやりを行う。テイムゲージの上昇がドードーと比べてかなり遅いが、気絶度が半分くらいまで減ったあたりで無事に完了、ついに恐竜の仲間ができた。テイムした恐竜はプレイヤーキャラクターと同様にレベルアップが可能で、移動速度を上げればより短い時間で遠くまで行くことができ、重量を上げればイベントリに納められるアイテムの量が増える。荷物の運搬用や遠距離への冒険用など用途に合わせた育成を進めてみるのもおもしろそうだ。先に述べた空を飛べるプテラノドンや、水中を移動できるイクチオサウルスなどをテイムすれば、さらに移動や冒険が楽しく充実したものになるだろう。ただし、恐竜の種類ごとに騎乗に必要なサドルが異なるので製作を忘れないようにしないと。

▲テイムした恐竜は肉食竜に襲われて死ぬことがある。騎乗しないときは安全な場所で待機させておく

▲木や石の家は大量の木材や石が必要になる。荷物運び役にもなる恐竜の存在は重要

▲その後、プテラノドンも無事にテイム完了。空から自分が生きる大地を俯瞰する。空を飛んでいられる時間は恐竜のスタミナ量に依存するため、長時間の騎乗をするにはレベルアップによる能力上昇が必要そうだ

トリケラトプスなどの少し大きめの恐竜はボーラでの拘束は不可能なため、他の方法で気絶を狙う必要がある。筆者は麻酔薬と矢を組み合わせた麻酔矢で挑んでみたが、麻酔が効くまえに突き殺されてしまった。より遠くまで狙えるボウガンや防御目的の柵の用意などをすると反撃を受けにくいのかもしれない。また、気絶させたあとはエサと同時に麻酔薬を与えると気絶値のゲージを回復させることができるようだ。こちらは腐った肉とナコルベリーを素材に調合ができるので、次の機会までに準備しておこうと思う。

▲ある段階で死亡。油断は禁物だ。成功のための解答はひとつではない。さまざまな道具を駆使し自分ならではの解答を見つけ出すのが楽しいのだ

原始から文明化した生活を目指す

レベル20近くになると、石を素材にした家の建築が可能になる。自分だけではなく、仲間となった恐竜たちを守るためにも頑丈な家を作っておきたい。しかし、ここで問題になるのが素材の量。恐竜のおかげで運ぶのが楽とはいえ、壊れやすい石のピッケルや石の斧では採集がかなり大変なのだ。そこで、鉄のピッケルや斧の出番となるわけだが、こいつの製作がけっこうやっかい。金属系のアイテムには“作業台”が必要なのだが、これの製作に金属のインゴッドが5つ必要になる。インゴッドは鉄鉱石を製錬炉に入れることで作れるのだが、元となる鉄鉱石が非常に入手しづらいので、とにかく大きな岩を石のピッケルでひたすら叩くことになる。必要な数の鉄鉱石が揃う頃には、石の家の建築に必要な石も揃っていたりするので複雑な気持ちになったりするのだが、それもまたひとつの楽しさと割り切って進めていきたい。

▲家はわら、木、石の部材を組み合わせて建築することも可能。デザインや機能性を考えながら自分好みの家を建てるのは楽しい

▲アイテムの作成に必要な“すり鉢とすりこぎ”、“製錬炉”、“作業台”などは拠点となる家にまとめて設置しておくと便利

▲作業台で金属の加工が可能になると、銃などの近代的な武器も製作可能になる。弾丸を消費するが遠距離から狩りができる心強い武器だ