future×feature  vol. 18

Interview

映画『覆面系ノイズ』『曇天に笑う』と話題作への出演が続く小関裕太。 デビュー15年。役者一筋への決意「100%の力を注ぎたい」

映画『覆面系ノイズ』『曇天に笑う』と話題作への出演が続く小関裕太。 デビュー15年。役者一筋への決意「100%の力を注ぎたい」

まるで子犬のように、ひょいっと人の懐に入りこむ。初対面の相手でも一切物怖じしない。人懐っこくて、屈託がなくて、俳優・小関裕太は、天性の愛され上手だった。デビューは小学1年生のとき。一途に俳優人生を歩んできた若きベテランの、飾らない素顔トークをお届けする。

取材・文 / 横川良明 撮影 / 相馬ミナ


僕にとって絶対になくしちゃいけないものは、やっぱり役者という仕事だった

子役として芸能界デビューし、足かけ約15年。俳優の仕事を一生やっていこうと決めたのは?

高3のときです。そのとき、『FROGS』という舞台をやっていて、それが僕にとって初めての主演舞台。主演という気負いもあったし、演出の(岸谷)五朗さんの厳しいダメ出しを受けながら、すごく自分と戦った作品でした。俳優という仕事が一人の人間の人生を背負う仕事なんだということを知れたのも、この『FROGS』があったから。稽古だけでも大変だったんですけど、ちょうどそのとき、学校のテスト期間と稽古が重なって。今思えばもっと上手く力を抜けば良かったのに、性格が真面目だから、当時はひと息つく場所がどこにもなくて、完全に頭がパンク状態でした。大好きだったこの仕事を、初めて辛いと思ったのも、このときでした。

それをどう乗り越えたんですか?

今だから正直に言うと、完全に乗り越えきれたのかはわかりません。乗り越えようとしている最中で終わってしまった、というのが正直な感覚です。でも確実に言えるのは、自分にできる100%は出せた。だからこそ終わったときに決心できたんです、僕は大学に進まず、この仕事一本で行くんだって。

と言うと?

それまでも大学に行くかどうかはずっと考えていたんです。もともと多趣味な性格だし、好きなことややってみたいことはいっぱいあった。だからこそ、何を選ぶべきかずっと迷っていたんです。でも、自分の人生を考えたときに、絶対になくしちゃいけないものをひとつ選べと言われたら、それはやっぱり役者という仕事だった。学業との両立もやろうと思えばできるかもしれないけど、そうしたらどちらにも100%の力を注げなくなる。だったら、悔いが残らないよう役者業に100%の力を注ぎたいなって。

以前、同じ子役出身の須賀健太くんにお話を聞いたことがあるのですが、須賀くんもやはり高校時代が転機のようでした。

須賀くんとはやってきたフィールドは違うけど、やっぱり根底で感じる悩みというのは同じものがあるなと思います。須賀くんは同じ高校(堀越高校)の1年先輩なんですね。あと、山本涼介くんが同級生で。そんな3人と一緒にやった映画が『ちょっとまて野球部!』。撮影期間は1週間と短かったんですけど、もともとの関係性ができている3人だったから、初日から探ることなくポンポン好きにやれて。すごく楽しかったです。

予告編を観ても、みんなイキイキしています(笑)。

原作の漫画がすごくユルい感じで。だから僕らも適当でした(笑)。実は、劇中、7ページにわたる重要なシーンがあるんですけど、それもワンカットで撮りました。

え。そうなんですか。

本当はその日撮る予定ではなかったんですけど、急に雨が降ってきちゃって。もう室内の撮影はすべて撮りきっていた中で、唯一撮れるのが、この7ページのシーンだけだったんです。予算も時間もない映画だったから、じゃあ今からやるぞってなって。3人の表情が抜けるよう、カメラだけ3回路用意して。そんな予定外も、この3人だから乗り越えられた気がします。

『ちょっとまて野球部!』はおバカな男子たちの青春映画。小関さんにとっての青春の1ページは?

今、パッと浮かんだのは健太くんと一緒にいた時間ですね。学校終わりによく健太くんを含め何人かの男友達と新宿の安いカラオケ屋に行ったりしていました。当時、僕はミュージカル『テニスの王子様』をやっていたので、僕の高校生活の大半はテニミュなんですね。だから学校にいる時間はとにかく勉強一色。そんな中で唯一高校生らしい時間を過ごしたと言えば、やっぱり健太くんの存在が大きいです。恋愛は全然してなかったなあ…。今思えば、せっかくだし、高校生のときにもっと恋愛しとけば良かったですね(笑)。

恋愛と言えば、映画『覆面系ノイズ』も公開されました。片想いがテーマの作品ですが、小関くんは片想いをしたときは自分から告白できるタイプですか?

今の自分なら言えます。でも、高校生の頃だったら無理かも。ずっと奥手だったので。

じゃあハンサムらしく理想の告白の言葉を。

「好きになっちゃったんだ」かな(照)。お酒の勢いで告白とかは好きじゃないので、ちゃんと真剣に。仕事が終わった後、夜の公園に来てもらって、そこで告白するっていうのが、理想のシチュエーションです。

「好きになっちゃったんだ」の「なっちゃったんだ」がいいですね(笑)。

はい(笑)。好きになっちゃったんだから、もうしょうがないんだよって。僕が付き合えるのは君しかいないから、君に好きになってもらうしかないなんだって、まっすぐ伝えたいなと思います(照)。

小関裕太

1995年、東京都生まれ。2003年にデビュー後、TVドラマ『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』(06/フジテレビ)、『ホテルコンシェルジュ』(15/TBS)、ミュージカル『テニスの王子様』2nd SEASON(11-12)、舞台『FROGS』(13)などドラマ、映画、舞台、ミュージカルと幅広く活躍中。今年は、映画『空と海のあいだ』(17/南柱根)、ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ)、そして現在公開中の『覆面系ノイズ』にも出演している。2018年も映画『ちょっとまて野球部!』『曇天に笑う』の公開が控えており、注目度も急上昇中。

小関裕太さん画像ギャラリー

HANDSOME FILM FESTIVAL 2017

【日程】
12月25日(月) 18:00 開場 / 19:00開演
12月26日(火) 13:00 開場 / 14:00開演 18:00 開場 / 19:00開演
12月27日(水) 12:00 開場 / 13:00開演 17:00 開場 / 18:00開演

【会場】
TOKYO DOME CITY HALL

【出演者】
石原壮馬、石賀和輝、太田将熙、甲斐翔真、金子大地、神木隆之介、小関裕太、
富田健太郎、正木郁、松岡広大、溝口琢矢、吉沢亮
※石賀和輝は25日のみの出演、松岡広大は26日のみの出演となります。
※出演者は変更となる可能性がございます。予めご了承ください。

公演に関するお問い合わせ:キョードー横浜
主催:株式会社アミューズ

オフィシャルサイトhttp://www.handsomefestival.com/


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応募期間

※募集期間は終了致しました。

12月21日(木)~12月28日(木)23:59

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