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『ソニックフォース』カスタマイズした主人公で駆け抜ける大冒険

『ソニックフォース』カスタマイズした主人公で駆け抜ける大冒険

『ソニック』シリーズが誇る爽快なスピード感はもちろん、ゲーム全体を通したテンポの良さが非常に快適なゲーム体験を生み出している『ソニックフォース』。2人のソニックに、プレイヤーが自由にカスタマイズできるアバターを加えた3人の主人公を操作することで異なったアクション性を楽しむことのできる本作は、手軽に遊ぶのにもがっつりとやり込むのにも適した作品だ。2017年12月10日にはコラボレーションイベントを開催していたフーターズ新宿西口店にて公式のタイムアタック大会が開かれるなど、発売から約1ヵ月が経過した今でもその熱は冷めていない。

本稿では『ソニック』シリーズらしさを保ちつつ進化したアクション、アバターの高いカスタマイズ性、そしてゲーム全体を快適にする見事なテンポ感などから『ソニックフォース』の魅力を追及していく。『ソニック』シリーズの新機軸を生み出したとも言える本作は、歴代作品のファンも、『ソニック』シリーズに触れたことのない人も楽しめる名作となっている。

 

文 / 村田征二朗(SPB15) 


爽快感を生む超ハイスピードアクション 

11月9日にPlayStation®4、Xbox One、Nintendo Switch™、そしてパソコンのSteam向けにリリースされた『ソニックフォース』。言わずと知れた『ソニック』シリーズの最新作です。本作はステージ制のアクションゲームとなっており、プレイヤーはソニック・ザ・ヘッジホッグをはじめとしたキャラクターを操り、道中の敵を倒してゴールを目指していきます。

『ソニック』シリーズと言えば横スクロールというイメージを持つ人も多いかと思われますが、本作ではそれに加えて画面奥へと進んでいく奥スクロールとなる場面もあり、ステージによっては両方が入れ替わりながら進みます。

▲『ソニック』シリーズらしい雰囲気を残しながら、光と影の描写などレベルが高いグラフィックにも驚かされます

本作でプレイヤーが操作できるキャラクターは3人で、ソニックのほかにも、メガドライブ版『ソニック』シリーズの面影を残すクラシックソニック、本作最大の特徴とも言える、カスタマイズ可能なオリジナルキャラクター・アバターが存在します。操作可能なキャラクターはステージごとに決まっており、それぞれに異なったアクションを楽しむことができるのです。

クラシックソニックはジャンプによるスピンアタックで敵を倒していくなど、まさに『ソニック』シリーズのクラシックなアクション性を持ったキャラクターです。クラシックソニックを操作するステージ自体も過去の作品を思い出させるものが多く、シリーズファンならニヤリとしてしまうことでしょう。

▲ギミックや操作性、さらには各種効果音もクラシックなものになっており、進化したグラフィックでノスタルジアを味わえるという、一風変わった体験が楽しめます

それに対し、ソニックはロックオンした敵に対して空中から高速体当たりを仕掛けるホーミングアタック、ステージ中に落ちているアイテムで回復できるゲージを消費して爆発的に加速するブーストなど、クラシックソニックとはかなり違ったアクション性を持っています。

ソニックシリーズと言えば爽快なまでのスピード感が体験でき、本作も例外ではありません。通常の移動でもかなりのスピードが出ますが、ブーストを使うと乗用車からスポーツカーに乗り換えたほどの急加速となり、とにかくその速さに驚かされます。しかもブースト中は当たった敵や障害物を弾き飛ばすことができ、ひしめく敵をブーストで蹴散らしながら駆け抜ける疾走感と爽快感はたまりません。

▲ブーストは“超音速のハリネズミ”というソニックのふたつ名に恥じない超加速です

また、ホーミングアタックはある程度離れた敵をロックオンして突進を仕掛けることができるので、場面によっては敵をリズムよく踏み台にして道を進んでいくことができます。敵に突進する際には瞬間的に加速しつつも、敵に攻撃した直後は比較的ゆったりとした動きでソニックが着地。その緩急が心地よいリズム感を生んでくれます。

そして、本作最大の特徴とも言えるアバターですが、こちらについてはその高いカスタマイズ性等を以下で確認していきましょう。

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