Interview

大野拓朗、染谷俊之、矢部昌暉(DISH//)が、憧れの作品への想いを語る。『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』いよいよ開幕!

大野拓朗、染谷俊之、矢部昌暉(DISH//)が、憧れの作品への想いを語る。『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』いよいよ開幕!

石田衣良の名を全国にとどろかせた小説『池袋ウエストゲートパーク』が初舞台化! 『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』と題して、歌とダンスをふんだんに織り交ぜたステージとなる。
池袋一のトラブルシューターとして一目置かれる存在の真島誠(マコト)役を大野拓朗。カラーギャング集団G-Boysのキングことタカシ役を染谷俊之、それに対決するレッドエンジェルスの京一役をダンスロックバンド・DISH//の矢部昌暉が務める。
「まだ現段階ではバラバラに稽古をしているので、揃うのは今日が初めてかもしれない」(大野)という3人だったが、取材は終始なごやかムード。「サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)」を繰り広げるメンツとは思えない、笑いが絶えない鼎談となった。

取材・文 / 片桐ユウ 撮影 / 増田慶

あの輪の中に入りたいなとずっと思っていていた

大野拓朗

I.W.G.P.(=池袋ウエストゲートパーク)との出会いや印象からお伺いできますか?

大野拓朗 僕がI.W.G.P.と出会ったのは、小6の頃に観たドラマ版です。すごくカッコいいなと思って、とても憧れがありました。大人になってからDVD-BOXを買って改めて観たのですが、やっぱりカッコいい! それぞれのキャラクターが持つカリスマ性を感じましたし、憧れが大きくなりました。あの輪の中に入りたいなとずっと思っていたので、マコト役と聞いたときは「この輪の中に入れるんだ!」という喜びと衝撃が走って痺れました。

染谷俊之

染谷さんも大野さんと同世代ということで、この作品のリアルタイムの勢いは感じていましたか?

染谷俊之 そうですね。僕が中学生くらいの頃にドラマ版が放送されていたんですけど、すごくブームだったことを覚えています。カラーギャングみたいなものにも憧れましたね。同級生たちと「黄色いバンダナ巻いて、池袋行こうぜ!」みたいな話をしたり(笑)。

大野 池袋、近かった?

染谷 わりと近かったです。地元が○○(駅名)だったので。

大野 そうなんだ、僕は△△(駅名)!

矢部昌暉 僕は××(駅名)です。

大野 おおっ! みんなの中心地に池袋があったって感じだったんだね!

染谷 ホントですね。(矢部に)池袋で遊んだりしていた?

矢部 僕はあんまり。地元で事足りていたのかもしれないです。

大野 あー、××は街が栄えているもんね。僕は結構池袋で遊んでた。△△は、なーんにもなかったから!(笑)

3人 (笑)

染谷 僕も遊びに行く場所といえば池袋が中心でした。池袋の交差点の真ん中でピアスあけたりとかしました。

矢部 えええ!?

大野 どういうこと!?

染谷 人混みの中だったら、覚悟が決まってあけられるかなと思って。

大野 なるほど。たしかに「信号が変わる前に急いでやらなきゃ!」ってなりそう(笑)。

染谷 そうなんです! 東口のところでアワアワしながらガシャンってやりました! そんなエピソードもあるので、池袋自体が思い入れ深い場所ですね。

矢部昌暉

矢部さんは世代としては下になるかと思いますが、作品はご存知でしたか?

矢部 はい。リアルタイムでは観ていないんですけど、DISH//のメンバーがドラマ版の脚本を書かれていた宮藤官九郎さんが大好きなんです。それで勧められて観たのがキッカケでハマりました! 本が好きなので、そこから原作も読むようになって。小説も面白くてどっちも大好きになったので、オーディションに参加できたときはすごく嬉しかったです。興奮状態のまま臨んだので、何をやったかとか全然思い出せないくらいです。

染谷 どこかで聞いたんだけど、フードを被ってオーディション受けたって本当?

矢部 いや、それホント覚えていないんですよ! オーディション中にフードなんて絶対被るハズないと思うんですけど……。

大野 自分で自分にビックリ(笑)。

矢部 オーディションは冬だったので、パーカーを着ていた覚えはあるんです。ダンスとかいろいろやったときに、勢いで被っちゃったのかもしれない……。

染谷 フードがすっぽりとね(笑)。でもそれが決め手になったのかも!

矢部 だったら良かったです(笑)。オーディション結果が待ち遠しくて、この作品に出られるって知ったときは本当に嬉しすぎました。

みなさん、大きな影響を受けた作品に出演ということで。発表になってからの周りのリアクションはいかがでしたか?

大野 すごかったです。それこそ地元の友達とかに「あのI.W.G.P.やるのかよ!」と。「何役?」ってよく聞かれましたね。

そこで「主役だよ!」と。

大野 当たり前じゃん!って(笑)。

染谷 かっこいい!(笑)

大野 ウソウソ! そんなふうには言わなかったけど(笑)。

3人 (笑)。

大野 でも「マコトかよ!!」ってめちゃくちゃ驚かれました。僕だけじゃなく、みんなにとっても伝説の作品なんだなと改めて思いました。

染谷 僕もリアクションがすごかったです。いろいろな人から「キングやるんだ!?」って言われるので、プレッシャーを感じてもいます。でもドラマ版と原作のキャラクターもまた違ったりするので、舞台版ならではのキングを演じられたらなと思います。

現段階のお稽古が始まっている部分で、感じることはありますか?

大野 まだバラバラに稽古している段階なので、全部のシーンを見ているわけではないのですが、とにかくダンスがうまい方がたくさんいます!

染谷 個性的な方も多くて面白いです。男ばかりなので、男子校ノリだなと(笑)。

矢部 それ、感じますよね(笑)。

染谷 そんななか、子役の子もすごいんですよね。僕は大野くんとその子たち2人のシーンに感動してしまいました。

大野 そう、泣いてたね。ビックリした。

染谷 (笑)。男くさいイメージが強い作品だと思うのですが、そういうシーンもあるので、いろんな人に届く作品になるだろうなと感じています。

客席が舞台を挟んで対面式の舞台スタイルはいかがですか?

大野 対面式って、面白いよね!?

矢部 最初はびっくりしましたけど、面白いです!

染谷 不思議な臨場感があります。

大野 その場で生きている感があるというか。普通のステージだと客席を正面とするから、客席に向かってセリフを言ったりしますけど、対面の客席の間にステージがあると、本当にその場でセリフを言う感じ。だから、より板の上で生きられる気がします。映像より何より“生”の感覚です。

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