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相葉裕樹、中川晃教、池田純矢らが好演! 裏方スタッフたちの舞台愛を観るミュージカル『HEADS UP!』開幕

相葉裕樹、中川晃教、池田純矢らが好演! 裏方スタッフたちの舞台愛を観るミュージカル『HEADS UP!』開幕

今回はすでに台本を離しております(笑)。演劇界では当たり前のことなんですが、哀川さん的には画期的なこと

初日前日に同会場にて行われた囲み取材の模様はこちら。

今回、再演になりますが、初演から変更した点はありますか?

ラサール石井 初演を相当観ている人でも気づかないかもしれませんが、随所細かく変わったり、笑いも増えたりはしています。

いよいよ初日を迎えますが、現状は何パーセントの出来ですか?

ラサール石井 どうでしょう……90パーセントは出来ているので、あとはキャストのみなさんのモチベーションが上がって、プラスお客様が入れば100になると思います。初演のときは幕を開けるまでバタバタして、リアルな『HEADS UP!』だったので、今回は再演だから大丈夫かと思ったら、今回もバタバタしてました(苦笑)。仕込みの日に大道具さんのヘルプが8人くるはずが、4人インフルエンザでこなかったという。そこからもうすでにリアル『HEADS UP!』が始まっています(笑)。本番が始まったらなんのトラブルもないように願っております。

石井さんから見た哀川翔さんはいかがですか?

ラサール石井 哀川さんの歌は初演からバッチリ。心配だったのはセリフなんですけど、今回はすでに台本を離しております(笑)。演劇界では当たり前のことなんですが、哀川さん的には画期的なことです(笑)。

哀川さん、再演ということはいかがですか?

哀川翔 まさか2回もやるとは思っていなかったので、ちょっと油断してました(笑)。前回かなり好評で、ミュージカルをご覧になったことのない方々も満足して帰られたという話も聞きました。今回、3月までの長丁場ですが、最後まで走りきりたいと思います。

初演を終えて、もう出ないとおっしゃっていましたが。

哀川翔 言ってましたね(笑)。でも、再演となると、また違うものがあります。ミュージカルのプロフェッショナルな方々とも共演させてもらっているので、お客様同様、舞台上でも楽しませてもらっております。あとは、自分がどれだけお客様を納得させられるかというところを本番では心がけていきたいと思います。

では、それぞれ意気込みをお願いします。

中川晃教 2年前の初演は、ただただ幕を開けることに必死でした。その初演では、ステージに立つ側としてのドキドキ感も味わいつつ、「なるほど、幕が開くためにこんなにたくさんの人たちの想いがあるのだ」ということに改めて気づかされました。この物語は、ちゃんと幕を開けること、ちゃんと幕を下ろすことがメインだったりしますが、その裏を支えている人たちのドラマを実に持ちながら、僕が演じる劇場付き雑用係とはどういう人間なのかを興味深く見ていただけるように機敏を表現できたらなと思っています。石井さんが手がけられたミュージカルは、やっぱり喜劇のセンスがすごい。その結果、シーンがどんどん伸びていくんですけど(笑)。台本の熱量というか、セリフひとつひとつに想いを持って書かれているうえに、俳優が演じる際にいろいろ思いついたことを試されるんです。そうして生まれる喜劇のセンスというものが、ほかの演出家さんとは違うもので、日本オリジナルミュージカル『HEADS UP!』のもとがここにあるんだなと実感します。

相葉裕樹 初演のときもそうだったのですが、お客様が入ってようやく完成する作品だと強く実感しましたので、今回も早くお客様に出会いたいです。そこで、この『HEADS UP!』という舞台は完成すると思いますので、早く本番をやりたい気持ちでいます。石井さんからは、新人でひょろひょろの頼りない役というところで「あまりちゃんとしないでくれ」と言われたんですが、あれから2年歳をとってしまい……ちょっと(自分自身が)しっかりしてしまったところがあり……ちゃんとしないを心がけてやろうと思っています(笑)。

大空ゆうひ 2年前はバタバタで、この作品がどこに向かっていくのかをみんなで模索しながら作っていました。今回もいろんなハプニングなど大変なことがありましたけれど、私もこの2年間でより一層、役の気持ちと向き合えたというか、『HEADS UP!』のもうひとつ深いところに入れた気がしているので、あとはお客様が入ってみんなで劇場の温度を作っていくのがすごく楽しみです。

池田純矢 このカンパニーに今回初参戦で、初演当時はお客様側で観ていたので、こちら側に立てるというのは不思議で、感慨深いものがあります。純粋にとてもステキな作品だと思いましたし、前作よりも確実にブラッシュアップされているなと、すでに稽古場でも感じておりますので、お客様には間違いなく楽しんでいただけると思っております。それと、制作発表会見のときに目標を聞かれて「翔さんにカブトムシをいただきたい」というお話をしたんですが、稽古2日目でいただきまして(笑)、早々に目標を達成してしまったので、そのあとは役を深めることに集中できました。

橋本じゅん 頑張ります! お客さんに早く見ていただきたいです。

青木さやか 私なりに舞台の経験を積んで、スタッフさんの大変さとか、熱さとかを改めて感じ……自分が演じる制作さんは現実的なところ、お客さんが入るかどうかやお金のこととか、裏方の中では現実的なことを考える役どころなんですけど、私も他の舞台のときより制作さんに客入りを聞いたりして(笑)、この作品は、舞台をキャストとしても作っているし、裏方としても作っている気持ちがすごくしています。子供からお年寄りまで楽しめる舞台なんですが、初演のときも子供たちの笑い声が裏まで届くくらい楽しかったので、今回もそんな舞台になったらいいなと思います。

哀川翔 今回は3月までいろんな地方を回って東京に帰ってきます。2年前にみなさんに喜んでいただけた作品なので、今回もより楽しんでいただけるように一生懸命歌って踊ろうと思っております。

ミュージカル『HEADS UP!/ヘッズ・アップ!』

【神奈川公演】2017年12月14日(木)~12月17日(日)KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
【富山公演】2018年1月20日(土)オーバード・ホール
【長野公演】2018年1月26日(金)・1月27日(土)サントミューゼ 大ホール
【大阪公演】2018年2月2日(金)〜2月4日(日)新歌舞伎座
【名古屋公演】2018年2月15日(木)・2月16日(金)刈谷市総合文化センター アイリス大ホール
【東京公演】2018年3月2日(金)〜3月12日(月)TBS赤坂ACTシアター

STORY
ミュージカルファンなら誰もが知る”あの名作”が1000回目の公演を終え、華々しく終了する、はずだった。しかし、主演俳優の鶴のひと声で、某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することになり、現場はてんやわんや。舞台美術は廃棄済み、スタッフも人手不足、キャストのスケジュールも押さえていない。さらに、舞台の総指揮を執るのはこの作品が初めてという新人舞台監督だった。とんでもない条件下でスタッフたちは必死に幕を開けようと奮闘する。果たして幕は無事に開けられるのか……。

脚本:倉持裕
原案・作詞・演出:ラサール石井
作曲・音楽監督:玉麻尚一
振付:川崎悦子
出演:
哀川翔 相葉裕樹 橋本じゅん 青木さやか 池田純矢 大空ゆうひ 中川晃教 ほか

特設サイト
Twitter(@KAATHEADSUP)

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