Interview

亀梨和也、初の復讐劇! ドラマ『FINAL CUT』への意気込みと演技、後輩への思いについて語る

亀梨和也、初の復讐劇! ドラマ『FINAL CUT』への意気込みと演技、後輩への思いについて語る

2018年1月9日(火)より、カンテレ・フジテレビ系火曜よる9時連続ドラマとして放送が開始される亀梨和也主演ドラマ『FINAL CUT』。ある女児殺害事件で母親を犯人扱いされ、自殺にまで追い込まれた過去を持つ青年・中村慶介(亀梨和也)の復讐劇を描く。亀梨のほかにも、藤木直人、栗山千明、橋本環奈、林遣都、やついいちろう、杉本哲太、水野美紀、佐々木蔵之介、そして後輩にあたる髙木雄也(Hey! Say! JUMP)など、豪華キャストが集結した作品となっている。主演を務める亀梨にとって『サプリ』以来、11年半ぶりの出演となるフジテレビ系のドラマ。今回は、そんな作品への意気込みなど今の率直な気持ちを聞いた。

取材・文 / 長田雄太

今回のドラマではライブ感を大事にしていきたい

まず、この企画が来たときの感想を教えてください。

そもそも、プロデューサーの豊福さんからはラブコールを受けていましたが、いい形で交われるタイミングがここ何年なかなかありませんでした。そんななかで来年の1月からこの作品でご一緒できることになったので、まず企画とかの前に、豊福さんが率いる関西テレビさんのチームとやっと交われるなというのが第一の印象でした。そこから2018年に復讐劇の作品をやることになったのですが、作品のことを言うと、落としどころのチョイスをたくさん作れる作品なのですごく難しいなと。ただ、脚本の金子さんとは『サプリ』でもご一緒させてもらっているので、ある程度身をゆだねています。

本作は復讐を取り扱っているとのことですが。

このドラマは、復讐劇という名のもとに勧善懲悪をすることではないんです。人って己は善として生きようと思っているつもりでも、気付かぬうちに悪の側面も出ているものなので、そのあたりのバランスの難しさがこのドラマのひとつの見どころになってくるんじゃないかなと。なおかつ、今は誰もが情報を発信できて、キャッチできる情報のレパートリーも多い世の中なので、善と悪に対してのジャッジが難しくなっていると思うんです。僕自身SNSは疎いんですが、このドラマはその辺りの現代社会における怖さのツボを突いている作品でもあるので、どういうふうにアプローチしていくのか、良い課題をいただいているなと感じていますね。

自身が演じられる中村慶介に関しては、現時点でどのように捉えていますか?

4割ぐらいを残して6割で現場に入ろうっていう感じです(笑)。

“残す”というのはどういうことでしょうか?

セリフを覚えたりとか、ベースはもちろん作っていきます。ただ、せっかくこれだけ豪華な出演者のなかに自分も立たせてもらうので、自分の中で中村慶介をこうだとはめ込んでいくよりは、ある種いただけるものはいただこうかなと。このドラマでは、あるひとつの出来事が起きてからの主人公の人生が描かれていて、その出来事がなかったら、主人公はまったく違う人生を歩んでいたと思うんです。それだけに、ひとつの出来事に執着している人物でもあって、出来事や相手によっての嗅覚で演じ分けて生きている部分というのはすごく感じたんです。だから、僕が台本を読んだ印象で形作るよりも、相手の声を聞き、空気感を察知して演じ分けようかなと。出たとこ勝負のほうがおもしろそうだし、お芝居していくなかでなにか作れていけたらいいですね。吉と出るか、凶と出るか……(笑)。

今回のような演じる際のアプローチは、今までやったことはあるんですか?

『俺俺』という作品では、まさに同じ感じでした。あの時は33役やらせていただいたんですけど、もう考えきれなったです。なので、衣装を着たりほかの役も演じてみながら、感覚で攻めていきました。そういった意味では、今回のドラマではライブ感を大事にしていきたいと思っているのかもしれません。

髙木(Hey! Say! JUMP)に「亀梨君にタメ語を使うことにビビっています……」って言われた(笑)

今回、後輩にあたる髙木雄也さん(Hey! Say! JUMP)と幼馴染として共演しますが、どう感じていますか。

僕自身、年齢を重ねていくなかで、立場的に後輩にいろいろできたらいいなという思いがありました。なので、そういう意味で今回はいいパスができるのかなという思いはあります。ただ髙木がすごいビビっていて、そんな怖いことしたつもりはないんですけど、顔合わせのときに「亀梨君にタメ語を使うことにビビっています……」って言われました(笑)。彼と本格的に交わるのはその先なので、その前に飯でも連れていこうかなと。

後輩に何か教えてあげたいことはありますか?

もちろんその瞬間に思ったことは口にしますが、前もって教えることはないですね。別に彼らを自分の色に染めたいとは思っていないですし、僕から何かを捉えるのは彼らの自由だと思うので。ただ僕自身、先輩とお仕事させていただいたりとか交流を持たせていただいているなかで感じることがあって、そういうものにすごく助けられていたりもするんです。なので僕と交わることで、今後、後輩たちが何かするときのヒントやチョイスが増えくれたらいいなと思っています。自分の仕事だけしていたのでは交われる時間が正直すくない。そういった意味でも、すごくいいきっかけをいただいたと思います。僕自身も、作品も、このマッチアップがいい要素としてでないといけない、いい形にしなきゃと思っています。

それでは、最後に本作への意気込みをお願いします。

ちゃんと撮影に行きます(笑)。連ドラっていざはじまっちゃうとリズムができるんですけど、始まる前は頭で考えると「マジか!?」って思うようなスケジュールがはじまるんですよ。でも、ここ十何年かできているからできるはず! なので、今の意気込みとしては、体調管理も含めて毎日ちゃんと撮影に参加するという感じです。

【STORY】
主人公・中村慶介(亀梨)は高校生の頃、ある女児殺害事件で母親を犯人扱いされ、自殺に追い込まれた過去を持つ。それから12年の時を経た現在、慶介は事件の真犯人を探し出し、母を追い詰めた者たちへの復讐を果たすため動き始める。

慶介の復讐の矛先が向けられるのは、当時、事件の取材・放送に関わっていたスタッフ、司会者、そして事件の真相の鍵を握る美人姉妹。慶介は、自らの素性を隠してターゲットに近づき、公開されるとその人の人生が終わる致命的な映像“ファイナルカット”を突きつけることで、彼らを「ある目的」を達成するため、言いなりにしていく。一方で、そんな慶介の動向を鋭く見つめる、当時事件を担当した警察関係者も登場。敵か味方かわからないミステリアスな存在だ。

さらに、ターゲットとなる姉妹に対し、それぞれ別人を装って近づく中で、慶介は1人を深く愛し始めてしまう。許されざる恋愛に、復讐のシナリオに狂いが生じてしまい・・・。果たして、この姉妹と事件との関係は? 切なくも抗いがたい恋模様の行方は・・・?

『FINAL CUT』

2018年1月期 毎週火曜よる9時~9時54分(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
※初回放送日未定1月9日(火)スタート 初回15分拡大

出演:亀梨和也 藤木直人 栗山千明 橋本環奈 林遣都 髙木雄也(Hey! Say! JUMP) やついいちろう・ 杉本哲太・ 裕木奈江 鶴見辰吾 升毅 水野美紀 佐々木蔵之介
脚本:金子ありさ
音楽:菅野祐悟
演出:三宅喜重(カンテレ)
プロデューサー:豊福陽子(カンテレ)
制作著作:カンテレ