『ゼルダBotW』をもっと楽しむチョイ足し遊び  vol. 6

Review

『ゼルダの伝説BotW』全プレイヤーに『英傑たちの詩』をオススメする理由

『ゼルダの伝説BotW』全プレイヤーに『英傑たちの詩』をオススメする理由

2017年12月8日、突如として配信が開始された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、『ゼルダBotW』)の追加コンテンツ第2弾、『英傑たちの詩(バラッド)』。トレーラーを公開したその日に即配信開始という衝撃的なスピードでの展開に、「まだほかのゲームを遊び終えていない!」という嬉しい悲鳴も聞こえてきました。

本作の追加コンテンツは、第1弾と第2弾を両方含んだ“エキスパンション・パス”というパックでの販売となっているため、第1弾を遊んだ人はこちらも必ず遊ぶことが可能です。今回は、『ゼルダBotW』とこれまでの追加要素を一気に振り返り、そこからさらに『英傑たちの詩』の内容をチェック。今回の追加コンテンツはどのような人にオススメか、詳しく見ていきます。

文 / 大工廻朝薫(SPB15)

『ゼルダの伝説BotW』とは?

『ゼルダBotW』は、2017年3月3日、Wii UとNintendo Switch™で発売されました。任天堂から発売されるWii U用最後のソフトであり、同時にNintendo Switch™で最初に発売されたソフトのひとつでもあります。

本作最大の特徴は、そのあまりにも自由で好きなことができてしまうゲームシステム。“始まりの台地”でひと通りの装備を揃えて外に飛び出したあとは、最終ボスである厄災ガノン討伐まで、ストーリーにもフィールドにも決まった道筋はありません。気になるところを好きなだけ探索し、自分だけの冒険を楽しむことができます。

▲壁登りは本作を象徴するアクションのひとつ。本作に登場する“壁”や“崖”は、そのほとんどが登れるようになっています。あらゆる障害物を乗り越え、街道を無視して目的地に向かって一直線に進んでいくことも可能です

また、さまざまな物理現象がギミックになっているのも本作の醍醐味のひとつ。草を燃やせば火がつきますし、火が起きれば上昇気流が発生します。滑空できるアイテム”パラセール”を広げれば、その上昇気流に乗って飛び立つことも可能です。

▲ほかにも風を起こして帆を張ったいかだを進めたり、鉄製の物体を磁力で操ったりと、さまざまな物理現象がテクニックとして利用可能です

▲フィールドの広さや天気の変化も、冒険を盛り上げる重要な要素です。オープンワールド系のゲームとして圧倒的な広さを誇るハイラルの大地を探索する途中、立ち止まって雨上がりの虹を眺めれば、自宅に居ながらにして旅の感動を味わうことができます

発売直後から圧倒的な支持を集め続けた『ゼルダBotW』は、世界中のゲームメディアとユーザーによって選出されるアメリカの“The Game Awards 2017”においてGame of The Yearを獲得。このほかにも、国内外のさまざまな賞でゲーム・オブ・ザ・イヤーの称号を獲得しています。これほどまでに本作が人気を集めるその最大の理由は、プレイヤーごとに形の違うさまざまな冒険が作り出される点にあるでしょう。

たとえば、目的地へ移動する場合は、徒歩で山を越える方法、街道を馬で行く方法、パラセールで高所からの滑空をくり返して目的地を目指す方法など、さまざまな手段が存在します。また、敵との戦闘においても、己のテクニックと剣ひとつで乗り切る方法もあれば、属性攻撃を駆使して戦う方法、地形を利用して安全地帯から延々と爆弾を投下し続ける方法など、プレイヤーのスキルと好みに合わせたさまざまな展開が用意されています。

直近の目標を定めずに広い世界を旅するとき、「何をするか」、「どうやるか」という点に、プレイヤーの個性が色濃く反映されます。高い自由度を持つ『ゼルダBotW』のゲームシステムは、そうしたプレイヤーの個性からくる試みのすべてを拒まず、受け入れてくれるのです。

こうしたゲーム性もあって今でも話題が絶えない本作ですが、すでに発売から10ヵ月近く経つソフトということで、今回紹介する『英傑たちの詩』以前にもさまざまな追加要素が存在しています。続いては、これまでの追加要素を見ていきましょう。

これまでの追加要素 

『ゼルダBotW』の追加要素は、今回の『英傑たちの詩』だけではありません。過去には記事で取り上げた、追加コンテンツ第1弾として『試練の覇者』が追加されています。この『試練の覇者』でもっとも大きな追加要素が、“剣の試練”とマスターモードの追加です。

“剣の試練”は、リンクが裸一貫で約45部屋からなるダンジョンに挑み、すべての部屋の敵を全滅させていくというもの。すべてクリアすると、通常は敵によって変動するマスターソードの攻撃力が常時最大になるという特典も存在します。広い大地を駆け巡るこれまでのプレイスタイルとは異なり、ダンジョンという狭い世界をひたすら深く追求していくという新たな遊びかたが提示された追加要素でした。

▲入手アイテムが限られているこのモードでは、薪を調理してできた“硬すぎ料理”を食べて体力を回復するのが意外と重要だったりします

もうひとつの大きな追加要素として、マスターモードも追加されました。これは敵の強さが1ランクアップするうえ、敵体力が時間経過で徐々に回復するようになるという高難度モード。通常のモードをやり込んで戦闘に慣れたプレイヤーでも、初めてプレイしたとき以上の敵の強大さを感じることができるモードとして好評を博しました。

▲敵が空中から攻撃してくるようになるのもマスターモードの特徴。この空中足場では、強力な装備が入った宝箱が手に入ることがあります

追加コンテンツ第1弾では、ほかにも従来の旅をより快適に遊ぶための機能として、“足跡モード”や“ワープマーカー”、コログを探しやすくなる“コログのお面”などの起用や装備の追加がされています。

▲“コログのお面”を使えば、まだ見つけていないコログを探しやすくなります。攻略情報を見ずにすべてのコログを発見したい人には必須の装備です

実は追加要素は、有料追加コンテンツだけではありません。11月には『ゼノブレイド2』とのコラボ企画として、『ゼノブレイド2』の主人公、レックスのコスチュームを入手できるミニチャレンジも無料配信されました。

このミニチャレンジは、指定された場所から夜空を見上げると流星が流れ、その落ちた先を探すとレックスのコスチュームの入った宝箱が発見できるというもの。入手したコスチュームは“サルベージャー”シリーズとして実際に装備も可能。コラボならではの異なる世界設定のコスチュームを装備することで、今までとは違った気分でハイラルを旅することができるようになります。

▲“サルベージャー”シリーズを装備したリンク。装備効果として泳ぎが速くなり、がんばりゲージも長持ちするなど、実用性も十分です

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