Review

『TINY METAL』初心者から上級者まで楽しめる完全新作の戦略シミュレーションゲーム

『TINY METAL』初心者から上級者まで楽しめる完全新作の戦略シミュレーションゲーム

2017年12月21日にUNTIES第1弾タイトルとして発売された『TINY METAL(タイニーメタル)』。家庭用ゲーム機では久々となる戦略シミュレーションゲーム(SLG)の完全新作ということで、静かに注目を集めているタイトルです。とはいえ、世間はちょうど大作ラッシュの時期。SNSなどで新作ゲームの情報を探そうとすると、こうした新規タイトルの情報はどうしても埋もれがちになってしまいます。

そこでエンタメステーションでは、『TINY METAL』の情報を求める皆様のために全2回で特集記事をお届け。第2回となる今回は、初心者から上級者まで満足できる充実の各種プレイモードについて紹介します。

文 / 大工廻朝薫(SPB15)

『TINY METAL』の全貌が明らかに!記事第1回目はこちら
『TINY METAL』インディー発の本格戦略SLGで何が体験できる!?

『TINY METAL』インディー発の本格戦略SLGで何が体験できる!?

2018.01.01


豪華声優陣がフルボイスで贈るストーリーモード

本作でまず最初に遊ぶべきは、なんといってもストーリーモード。このモードでは、“アルテミシア”と“ジパング”という、ふたつの国をめぐる戦争を舞台に、激しい戦いと数奇な運命に翻弄される人々の姿が描かれます。

舞台となるアルテミシアは、美しい自然が数多く残る小さな国。過去に起きた幾度もの防衛戦争を乗り越え平和を勝ち取ったアルテミシアでしたが、ある日、国王の乗った飛行機が何者かに撃墜される事件が発生します。怒るアルテミシアは鎖国中の謎の国、ジパングに疑いをかけますが、疑惑をかけられたジパング側も黙ってはいません。二国間の緊張は日々高まっていき、ついにジパングがアルテミシアへと侵攻を開始したところから物語はスタートします。

本格的な軍事ドラマが描かれるこのストーリーモードにおいて、プレイヤーが操るのはアルテミシア国の若き将校、ネイサン・グリース少尉。前線の指揮官である彼は、ジパング国による突然のアルテミシア侵攻を受け、否応なしに戦いに巻き込まれていきます。

▲運命に翻弄されながらも、指揮官として熱く奮闘するネイサン。『機動戦士ガンダムAGE』などでおなじみの人気声優、豊永利行が声を演じます

▲序盤のマップはチュートリアルも兼ねた内容。戦略SLGを初めてプレイする人も安心して遊ぶことができます

この過酷な戦いの中で、ネイサンはさまざまな人々との出会いを体験します。各キャラクターの運命が交錯するストーリー部分は、なんと全編フルボイス! 登場キャラクターの声を演じる豪華声優陣も本作の注目ポイントのひとつです。

▲ネイサンと行動をともにする傭兵部隊“ホワイトファング”の女リーダー、ヴォルフラム。常に冷静沈着で、心の奥に信念を秘めた強い女性です。声を担当するのは、『モーレツ宇宙海賊』や『Re:CREATORS』などのアニメ作品で戦うヒロインを演じた小松未可子です

▲ジパング国の家臣筆頭、九十九五十六(つくも いそろく)。義理を重んじる寡黙な武人である彼が戦いを選んだその真意とは……? 謎多きこのキャラクターを演じるのは、『遊☆戯☆王』シリーズでおなじみの津田健次郎です

このほかにも石田彰、チョーなど脇を固める声優陣も実力派揃い。俳優のダンテ・カーヴァーも、ネイサンの友人“ダンテ・カーヴァー”役として出演しています。登場キャラクターのひとりひとりが強い存在感を放つこの濃密なストーリー、ツボにハマれば時間を忘れて全19マップを一気にプレイしてしまうことでしょう。

そんなストーリーモードの実際の長さは、プレイ時間にすると20時間程度。ボリューム不足を感じさせず、長過ぎることもない標準的なボリュームとなっています。それでも足りないやり込み派のプレイヤーには、ストーリーモードを1度クリアすると出現する“ニューゲームプラスモード”がオススメ。こちらは敵ユニットが全体的に強化されており、より手ごたえのある戦闘が楽しめます。腕に自信のある人は、こちらの制覇も目指してみてはいかがでしょうか。

1 2 3 >