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「おそ松さん」「ダンデビ」「ハイネ」「キンプリ」から、イケメン俳優たちが2017年に感謝! カウントダウンイベント『STAGE FES 2017』レポート

「おそ松さん」「ダンデビ」「ハイネ」「キンプリ」から、イケメン俳優たちが2017年に感謝! カウントダウンイベント『STAGE FES 2017』レポート

2017年12月31日(日)、大宮ソニックシティ 大ホールにて『STAGE FES 2017』が行われた。『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』、『Dance with Devils~Fermata(フェルマータ)~』、『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』、『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』の4つの舞台からアンサンブルを含め約50名の俳優たちが年越しを祝うダンスと歌の祭典。そんなカウントダウンイベントの第1部に潜入することに成功。ファンと俳優が一体となった一夜限りの感動のイベントをレポートする。

取材・文 / 竹下力

全27曲! 48名以上の俳優による魅惑の音楽&ダンスのソウルレビュー。『おそ松さん』からスタート。

客電が落ちた大宮ソニックシティ。2階席まで埋まった客席。一瞬の静けさ。ペンライトの光だけが、赤、黄、青など様々な色に光っている。この日を待ちわびたファンがざわつき始めると、10、9、8、7、6……舞台正面のスクリーンにカウントダウンの数字が浮かび上がり、歓声が徐々に高まる。5、4、3、2、1、スポットライトが上手にあたり、耳をつんざくような大歓声が聞こえるかと思いきや、MCのお笑い芸人のアメリカザリガニが登場。なんとも言えないため息が……。アメリカザリガニの平井善之も「ごめんね」と言いつつ、脱力感のある第1部がスタート。
といっても、こんな雰囲気だからこそ特別なショーになると予感させる。なぜなら、トップバッターは、彼らだからだ。

トップは、ニートでエロでクズ、おまけに脱力感溢れる6つ子を描く舞台『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』のショーから。同舞台の原作は、赤塚不二夫の傑作マンガ『おそ松くん』を元に放送されたアニメ番組。アニメは、大人になったおそ松ら6つ子のニートでダメダメな姿が描かれ、流行語大賞にノミネートされるほど話題になった。過激なギャグとエッチな妄想が渦巻く20代男子のあるあるに空前のブームが起こり、現在では第2期が放送中だ。その第2弾舞台『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』は、2018年2月23日~3月まで大阪を皮切りに上演が控えており、彼らをお目当てのファンのテンションは上がるばかり。

まずは、妄想の世界を生きる6つ子のおそ松/F6:井澤勇貴、カラ松/F6:和田雅成、チョロ松/F6:小野健斗、一松/F6:安里勇哉、十四松/F6:和合真一、トド松/F6:中山優貴が登場し、「俺ってかっこよくない?」と見せつけるようにダンスしながら朗々と歌い上げるナンバー「WAKE UP! ~SIX MEN’S SHOW TIME!!!!!!~」を投下。のっけからブリブリのダンサンブルな曲にフロアの観客も立ち上がってペンライトを振るう、踊る、歌う。

そして、おそ松(高崎翔太)、カラ松(柏木佑介)、チョロ松(植田圭輔)、一松(北村諒)、十四松(小澤廉)、トド松(赤澤遼太郎)も登場。12名でMCとの大爆笑のトークが展開された。その後、カラ松がひとりで下手から登場し「6つ子の子守唄」をアコースティックギターを爪弾きながら歌う。

颯爽と終わったか思わせながら、「アンコールだよね」とカラ松節でかっこつけて言い披露したのは「6つ子の子守唄」。“それしかないんかい!”というツッコミと笑いが会場から起こり、客席はますます熱を帯びていく。もちろん、我々の知っているアーティストのコンサートも魅力いっぱいだけれど、舞台ならではの俳優の演じるキャラクターが活きたライブは、我々を異なる世界に連れて行ってくれるスリルがある。

さらに、ストリングスの讃美歌に乗せて天使の羽をつけたF6のメンバーが「聖なるかな匣智裡紙」を歌いながら客席にティッシュを巻くという恒例の儀式を行う。ヒラヒラ舞うティッシュは天使の羽のようで、ダメダメな男子への「焦る必要はないんだ」という応援歌のように感じたのは気のせいだろうか。

第2部で披露された沼田くみ子氏によるF6のオリジナルイラスト
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

続いては、6つ子による「ALL We NEET With LOVE」。舞台は、実力のある俳優による歌や踊りや研鑽を積んだ演技で、誰もが求めるのは愛だと歌い踊れば、そこには偉大なるバンド・ビートルズの名曲「All You Need Is Love」の影さえちらつく大きな影響力をもつ。歌い終えると客席から会場が割れんばかりの拍手が。

そしてF6による激しいダンスナンバーの名曲が流れる。これをして舞台『おそ松さん』と言わしめた「Forever 6ock You」だ。十四松役の和合真一による童貞でニートで何が悪い、他人の意見なんて知ったこっちゃないと言わんばかりにかっ飛ばすラップは、冴えない男子の明日へ生きる希望の道標になってくれる。

そして12名が登場して「SIX FAME FACES ~年越しも最高!!!!!!ffffff!!!!~」。フロアのムードを最高潮に持っていく。とてもキャッチーで思わず踊り出したくなる曲。歌い終えると「みんな一年お疲れー!」と笑顔の高崎翔太は声高に叫びダンデビにバトンタッチ。

V系ロッキンな曲がイカす『Dance with Devils~Fermata(フェルマータ)~』

ミュージカル『Dance with Devils~Fermata(フェルマータ)~』のメンバー、鉤貫レム(神永圭佑)、立華リンド(高野洸)、楚神ウリエ(山﨑晶吾)、南那城メィジ(吉岡佑)、棗坂シキ(安川純平)とアンサンブルが登場。まず披露されたのは、レディオヘッドの「ノー・サプライゼズ」を思わせるようなきらめく鉄琴のメロディーが美しい「Turn it up」。

『Dance with Devils』こと略して“ダンデビ”は、同作のTVアニメを原作とした舞台。ミュージカルアニメと冠がついており、放送されたTVシリーズでは、キャラクターたちが作中で想いを“歌う”ことで自分の気持ちを伝える斬新なスタイルで注目を集めた。2018年3月15日から東京で第3弾の公演が控え、『おそ松さん』同様に期待値が高まっている。

続いて披露されたのが「我ら四皇學園生徒会」。レム、ウリエ、メィジ、シキは、荘厳なシンセに高いキーのハーモニーが絶品の歌とキレのあるダンスで、会場を沸かせる。続いて、ウリエによる「誘惑♡amor」。「君は僕の可愛い蝶々」と爆弾発言で始まるスパニッシュギターを主としたモダン歌謡は、思わず女性をうっとりとさせてしまう。この舞台は、ヒロインの立華リツカを観客に見立て、アクマ、ヴァンパイア、エクソシストが彼女をとりあうという舞台ならではの仕掛けで、それを知っているファンは、自分の愛すべきキャラクターが自分に優しく語りかけてくれる恋人のようで、すでに胸キュン状態に。

さらにメィジは高速ラップがクールな曲「VANQUISH」。シキはダークなイントロから徐々に不穏な空気が高まりコーラスでバーストする「憐憫 揺籃歌」。レムはストリングスが縦横無尽に走り回る縦ノリの曲「DESTINARE!」。リンドの「君だけの守護騎士」は、ギターのトレモロのイントロから始まるバッキバキのV系ギターに乗せたノリノリの曲。そしてこの舞台のテーマ曲の「覚醒のAir」をメンバー全員が歌う。16ビートが乱打される音楽好きの男子なら思わず心踊る曲だ。これは『おそ松さん』とは違う男性の憧れが詰まった曲だろう。最後に女性賛歌、つまりリツカに向けたダンス・ロック「マドモ★アゼル」は女性ファンのハートを鷲掴みにしていた。

新ビジュアルも公開され、3月からの公演が楽しみだ。神永圭佑と高野 洸へのインタビューもエンタメステーションでは奪取しており、近日公開予定。

ミュージカル「Dance with Devils〜Fermata(フェルマータ)〜」メインビジュアル
©グリモワール編纂室/デビミュ製作委員会
©グリモワール編纂室/Dance with Devils F 製作委員会