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『地球防衛軍5』逆境を跳ね返す人類の強さを楽しむ

『地球防衛軍5』逆境を跳ね返す人類の強さを楽しむ

2017年12月7日に発売され、年末年始に遊べるPlayStation®4のビッグタイトルとして注目を集めた『地球防衛軍5』。シンプルでありながらも夢中になれる3Dアクションシューティングゲームとして、老若男女を問わず楽しめる人気タイトルとなった本作も、今年でシリーズ開始から15年。ここまで支持されるその魅力とは、いったいどこにあるのでしょうか。

第1回の記事に続く今回は、本作から新たに追加された武器のカスタマイズ機能やオンラインで遊べるマルチプレイ機能に焦点を当てながら、第1作からシリーズの根底に流れ続ける『地球防衛軍』シリーズの本質的な魅力に迫ります。

文 / 大工廻朝薫(SPB15)


深みをもたらす武器カスタマイズ

前回の記事でも紹介したとおり、『地球防衛軍5』ではさまざまな種類の敵が登場します。あるときは地表と空を覆うほどの虫の群れと戦ったかと思えば、またあるときは連携を図って攻めてくる人型エイリアンたちとも戦います。生物だけでなく、ドローンやロボットといった機械タイプの敵も存在しています。ミッションを重ねるごとに新たな敵生物や兵器が登場して苛烈さを増していく戦場に、EDF (Earth Defense Forces/全地球防衛機構軍)の一隊員であるプレイヤーはどう立ち向かうか? 実際に戦場に赴く前の準備段階から、すでにミッション攻略は始まっているのです。

ここで最大のポイントとなるのが武器選び。敵の特性に合わせた武器を使用することで効率よく敵を排除できるようになり、ゲームをよりスムーズに進行することができます。本作では4つの兵科それぞれで装備可能な武器が分かれており、ゲームを進めていくことで武器を収集することができます。

▲新たな武器を入手する方法はこれまでのシリーズと変わりません。ミッション中に倒した敵からドロップする武器コンテナを回収することで、ミッションクリア時に新武器が手に入る、という流れです

▲入手した各武器には、武器データと併せてその武器の特性を説明する紹介文も。作品の世界設定を知ることができるフレーバーテキストとしても楽しむことができます

入手した武器のデータをよく見ると、有効射程距離や弾数、与ダメージなど、複数の項目に何やら☆のマークが付いています。じつはこのマークこそ、本作から追加された“カスタム値”を示すもの。本作ではすでに入手している武器であっても、カスタム値を増やして強化していくことが可能になっているのです。

カスタマイズに特別な操作は必要ありません。ゲームをプレイしていて既に持っている武器を再入手した際に、よりカスタム値の高い項目があれば、所持している武器に上書きされていきます。

▲実際に同じ武器を重ねて入手したあと、強化された武器があればそのカスタム結果が報告されます。☆のマークが★に変わっている部分は、カスタム値が上限に達したことを表します

こうしたカスタマイズをくり返していくことで、武器はどんどん強化されていきます。カスタムを重ねた武器は、未カスタムの上位武器を凌駕するほどに強くなることもしばしば。どうしてもミッションがクリアできずに行き詰った場合にも、既存の武器を強化してから再挑戦する、という選択肢を選ぶことができます。また、お気に入りの武器を強化するため、クリアしたミッションに再挑戦するという遊びかたもできます。

武器のカスタマイズという楽しみが加わったことで、遊びの幅は大きく広がりました。『地球防衛軍』シリーズは、現在もなお進化を続けているエネルギーに満ちた作品なのです。

多彩なビークルの存在 

『地球防衛軍5』を語るうえで欠かせないのが、レンジャーとエアレイダーが利用できる多様な搭乗型兵器、ビークルの存在です。ビークルにはバイクや戦車、ヘリコプターといったオーソドックスなものから、二足歩行のロボット兵器や地底戦用の歩行タンクまで、さまざまな種類が存在しています。兵器としての性能はいずれも一級品。それぞれ独自の操作体系を持っているため操縦には慣れが必要ですが、うまく使いこなすと非常に大きな戦力になります。

▲赤い発煙筒を焚いてビークル支援を要請すると、どこからともなく輸送機が飛来。目印となる発煙筒に向かってビークルを投下します。落ちてくるビークルが建物にひっかからない開けた場所で、敵が近くにいない状況を見計らって要請しましょう

▲シリーズ伝統の軍用バイクはレンジャー用のビークル。高速移動が可能になるほか、搭載されている機関砲で走行中の戦闘も可能です

▲搭乗型の強化外骨格“コンバットフレーム”は、アニメに出てくる搭乗型ロボットのような兵器。1台で戦場の趨勢をひっくり返すほどの、一騎当千の強さを発揮します

▲ビークルの種類は車両やヘリ、コンバットフレームといったジャンルごとに多数用意されています。戦闘用のビークルだけでなく、兵士のアーマーを回復できる救護車両なども存在します

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