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『Horizon Zero Dawn』絶対に買うべき拡張コンテンツの凄さ

『Horizon Zero Dawn』絶対に買うべき拡張コンテンツの凄さ

人類の文明が崩壊してから1000年後の世界に巨大な機械の獣が闊歩する、という浪漫溢れる設定で世界中の人々を魅了したオープンワールド・アクションRPG『Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ・ドーン)』。世界累計で340万本以上を売り上げるなど、新規IP作品としては快挙とも言える実績を残しており、世界規模で人気を集める作品だ。

本稿では、2017年11月に配信された拡張コンテンツ『凍てついた大地』および12月に発売された『Horizon Zero Dawn Complete Edition』で楽しむことができる、新たな冒険の魅力を2回に渡って伝えていく。第1回では、新たな冒険の舞台となる白銀の世界とそこに暮らす人々、機械にも魂があると信じるバヌーク族とアーロイの関わりが生み出す人間ドラマの魅力に焦点を当てていく。

文 / 村田征二朗(SPB15)


白銀の新天地に広がる浪漫 

栄華を極めた人類の文明が滅び、大地に緑が戻った世界のなかを巨大な機械の獣が動き回る。この圧倒的な魅力に溢れた世界を超ハイレベルのグラフィックで描いた作品が『Horizon Zero Dawn』です。以前の記事では4回に渡って、『Horizon Zero Dawn』本編の世界設定やグラフィック、ゲームとしての遊び応えなどの魅力をお伝えしてきましたが、今回は拡張コンテンツである『凍てついた大地』で追加された新天地や、そこで描かれる新たな冒険の面白さに迫っていきます。

▲本編で十分な面白さを味わえたからこそ、マップを開いて未開拓の土地が見えるだけでテンションが上がってしまいます

▲追加されたエリアでは空にオーロラがかかっており、初めて見る景色がプレイヤーの冒険心を刺激してくれます

まずは、『Horizon Zero Dawn』をプレイしたことがない人のために簡単な説明をしておくと、本作は前述のような文明が途絶えたあとの、それでいて超未来的なテクノロジーの痕跡が大きく残る世界を舞台とした、オープンワールド・アクションRPGです。プレイヤーは若きハンター・アーロイとなり、旅先で出会う人々との戦いや協力のなかで世界に何が起きたのか、機械獣たちは何者なのか、といった壮大な謎に迫っていくことになります。

▲弓や槍で戦う近代化以前の人間社会と超未来的な存在の機械獣が混在。この世界設定に燃える人は間違いなく満足できる、浪漫溢れる作品です

▲アクションRPGとしての遊び応えはもちろん、ズームイン・アウト、フィルターによる色味の調整もできるカメラモードなど、グラフィック面にも相当な力が入っています

本編の『Horizon Zero Dawn』でも平野から森林、荒野に山脈といった広大なマップが広がっていましたが、『凍てついた大地』で舞台となるのは吹雪が激しく吹き荒れる白銀の世界です。

▲降り積もった雪のなかに岩肌が見え隠れする山脈や雪原が広範囲に広がっており、本編とは違った印象を与えてくれます

▲洞窟の中も雪や氷柱だらけになっており、あまりの寒さにアーロイはしばしば弱音をもらします

舞台が極寒の雪原地帯となれば本編をプレイした人はお察しかもしれませんが、ここでは“バヌーク族”という、機械たちにも魂があると信じる人々と関わっていくことになります。“バン・アー”という地からやってきたバヌーク族はシャーマニズムを信奉しており、ほかの部族からは少し変わった存在として見られていましたが、本編では彼らに関するストーリーはあまり大きく展開することはありませんでした。しかし、『凍てついた大地』で追加されたクエストでは、バヌーク族たちとアーロイとの交流を通して、彼らの信条や生き様を見ることができます。

▲本編に登場したバヌーク族は特徴的でしたが、今回出会うことになる人々もかなり印象に残ります

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