Interview

【インタビュー】『グランクレスト戦記』OPを歌った綾野ましろに聞く、新作「starry」─“作品とのシンクロ率がとても高いと思います”

【インタビュー】『グランクレスト戦記』OPを歌った綾野ましろに聞く、新作「starry」─“作品とのシンクロ率がとても高いと思います”

2014年のデビュー以降、コンスタントにリリースを重ねつつ、2017年はライブ活動を積極的に行ってきた綾野ましろ。彼女の2018年最初のシングルは、1月より放送がスタートしたTVアニメ『グランクレスト戦記』のOPテーマとなっている「starry」だ。作品世界に寄り添いつつ、あらたな挑戦に臨んだ彼女に話を聞いた。

取材 / 日詰明嘉 文 / リスアニ!編集部

人間らしい心模様が描かれた歌詞に
「こういう伝え方もあるのか」と勉強になりました

2017年はワンマンライブにマンスリー・サーキットライブと、ライブが多かった印象があります。

綾野ましろ 2017年は、4月23日にバースデー・ワンマンライブがあって、そこから息つく間もなくマンスリー・ライブを5カ月に渡ってやらせていただきました。マンスリー・ライブでは2Days公演や、初めて行く場所もあって。バンドのみんなと一緒に回っていくなかで、グルーブも高まったと感じましたね。それを経て、11月にふたたびワンマンライブをやらせていただいて。私たちも、お客様も一体感がすごく高まったまま、いい感じで最終のワンマンを迎えられたと思います。

ライブが活動のなかにしっかりと組み込まれていくことについて、アーティストとしてどのように感じていますか?

綾野 1年半くらいのスケジュール感が把握できるようになるので、すごくいいですね。気持ちや体作りの面はもちろん、「ライブに向けて曲ももっと増やさなくてはいけないね」といった話が前段階からすごくできて、2017年は、そういう流れがすごくしっかりした一年だったと思います。それを踏まえて今年はもっとライブをやらせてもらいたいなと思っています。

2018年最初のシングル「starry」は、アニメ『グランクレスト戦記』のオープニング主題歌となっています。この制作はどのように進められましたか?

綾野 今回の作品に合いそうな楽曲をいくつか出していただき、それに対して仮の歌詞を付けたものを私が歌い、それをアニメの制作サイドに聴いていただいたところ、「starry」が選ばれました。歌詞は、そこから作品のストーリー全体に寄り添うように作っていただいたのですが、自分では書けない歌詞や言葉遣いだったので、こういうふうに伝えることもできるんだと、それがまた勉強になりましたね。

歌詞はどんなところが印象に残りましたか?

綾野 主人公や周りのキャラクターに響くところもありましたが、世の中に対してちょっと嘆いている部分が印象的でした。「信じることさえも愚しい この世界に何を願えばいい」という歌詞があって、それが2コーラス目では「誰より傷ついたはずなのに 誰よりも優しい」と変わっていくんです。そこが、どうにもならない寂しさを受け止めながらも大切な人のことを敬愛していて、それに突き動かされて戦うという、人間らしい心模様を描いているなと思いました。

『グランクレスト戦記』の世界観にあわせて
ケルティックな音楽に挑戦してみました

楽曲についての印象はいかがでしたか?

綾野 『グランクレスト戦記』とのシンクロ率がとても高いと思います。デモの段階から笛やストリングスといったケルティックな音が入っていて、リスナーの方にとってもどこでノッたらいいか分かりやすくて、歌っている私もそうした光景がイメージしやすかったです。

ケルティックな音楽にはこれまで馴染みがありましたか?

綾野 これまではあまりなかったのですが、2017年はイベントでポルトガルに呼ばれて、そのときに街並みや建造物の独特なペイント、そこでの空気感や流れている音楽などにとても刺激を受けました。『グランクレスト戦記』もヨーロッパっぽい所があるので、そういうところからヒントを得て、こうした音をサウンドとして採り入れてみてはどうかという話になり、今回挑戦してみました。今回のジャケットの衣装にもポルトガルの伝統の柄を模したものを入れているので、そこでも繋がっています。

『グランクレスト戦記』についての印象は?

綾野 原作はまだ読んでいる途中なのですが、アニメの第1話を見せていただいた感じだと、アニメが好きな方は絶対に楽しめる作品に仕上がっているなと思いましたね。私もすごく夢中で観させていただきました。

「starry」のレコーディングはいかがでしたか?

綾野 世界観もある程度決まっていたので、順調に進みました。ただ、曲調が綾野ましろの曲には今までにない感じで、歌詞も物語風に描かれていたりするので、そこでの歌い回しや私らしい歌い方についてはディレクターと話し合って、カラッとした歌い方というか、作品を客観視している状態でまずは歌おうと思いました。

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