Interview

『ラーメン大好き小泉さん』を“笑顔マシマシ”で盛り上げる名曲誕生! 鈴木みのり、ワルキューレからソロデビューへの思いを語る

『ラーメン大好き小泉さん』を“笑顔マシマシ”で盛り上げる名曲誕生! 鈴木みのり、ワルキューレからソロデビューへの思いを語る

約8,000人もの応募者の中から、見事『マクロスΔ』フレイア・ヴィオン役を射止め華々しくデビューを飾った声優・鈴木みのり。同作から飛び出した戦術音楽ユニット、ワルキューレのメンバーとしてグループで音楽活動を行ってきた彼女が、満を持してソロデビューを果たす。表題曲であるTVアニメ『ラーメン大好き小泉さん』のOPテーマ「FEELING AROUND」をはじめ自作詞曲を含む全3曲を収録した入魂のデビューシングルへ、彼女が込めた想いに迫る。

取材・文 / 須永兼次 撮影 / 山本哲也
ヘアメイク / 板津勝久 スタイリング / 新 朋子


デビューへの不安もあったけど、自分は自分! と思えるように

ご自身がソロデビューするにあたって、最初どう思われていましたか?

鈴木みのり 声優としていっぱいお仕事している方がソロデビューされることが多いようなイメージを持っていたので、最初は「まだまだ声優としていっぱい出ているわけでもない自分が、デビューして大丈夫かな?」って思いました。でも先輩たちに相談していくうちに、「自分は自分だし、他人と比べるのはやめよう!」と思えるようになりましたね。

昨年は『マクロスΔ』のほか、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の藤原 肇役などでも注目を浴びましたね。

鈴木 その肇の収録は、去年の声優としてのお仕事のなかで特に印象深いものでした。最初は、ゲームの収録があまり得意じゃない上に、肇は自分がやったことのないタイプのキャラクターでもあったので不安もあったんです。でもそこで、スタッフさんや音響監督の方との相談などを通じて、最近はやっと自分なりの肇が掴めてきたような感じがして、毎回楽しく収録できるようになってきました。

楽しく、笑顔マシマシで歌いきった「FEELING AROUND」

では、デビュー・シングルの表題曲「FEELING AROUND」について、まず最初の印象からお伺いしたいのですが。

鈴木 イントロから中華っぽいサウンドですし、歌詞も小泉さんのことがすごく頭に浮かぶラーメンづくしなものだなって感じました。それに、ポップではありながら、どこか切ないというか色っぽい感じもちょっとあるようにも思いましたね。

そういったテイストの曲は、キャラソンを含めても初めてでは?

鈴木 そうですね。同じことを何回も繰り返すフレーズが出てくる曲も初めてだったんですけど、私自身3回ぐらい聴いたら覚えられちゃったぐらい耳に残る曲なんですよ。そういう中毒性みたいなものが、私が歌うことでさらに強くできたらいいなぁ、と思いながら歌っていました。

その繰り返すフレーズ以外のメロディも、とても耳に残る曲ですよね。

鈴木 そうなんです。この曲の作詞・作曲を手がけてくださったフレデリックの三原康司さんの楽曲って、どの曲もすごく耳に残るんですよ。ポップだけどどこか大人っぽくて、でもいろんな表情が1曲に詰められてるなって思うんですよね。フレデリックさんにはたまたま母と妹のほうが先にハマっていて、それでつい最近も母とふたりでZepp Nagoya公演に行って、私もファンになってしまいました。

実際ライブを観ることで、今後この曲を歌っていく際に反映できそうなものも吸収できましたか?

鈴木 はい。ライブが本当にすごくて。デビュー曲をフレデリックの方に書いていただけたという感謝の気持ちと歌の重みをすごく感じましたし、パフォーマンスのなかで「素敵だな」と思ったり「自分でもやってみたい!」と思うことがいっぱいあったんです。

特に、どんな部分でそう思われましたか?

鈴木 ライブではMCが結構短いんですけど、皆さんがお持ちの楽曲とかに対する熱い想いが、歌っている姿だけでも胸に来るんです。そういうふうに、多くは語らずとも歌や曲に乗せた想いが伝わってくる姿がすごくかっこよくて、自分のパフォーマンスの目標のひとつになりました。

そのほか、レコーディングで心がけられたことはありますか?

鈴木 「楽しく笑顔で歌おう!」っていうのは決めていました。しかも私が元々思っていたこととプロデューサーの福田(正夫)さんが頭の中で想像していたものがかなり近かったので、「それをさらにマシマシにしていこう!」という感じで歌えたんですよね。

ラーメンじゃないですけど、最初持っていったものに現場でどんどんトッピングしていくようなイメージ。

鈴木 そうですね。たとえば、ラスサビ前にある「ちゅる♡」っていうセリフを、ただ言うんじゃなくて「そこに息を入れたらいいんじゃないか?」とか「笑ってから言うのもいいんじゃないか?」みたいにいろんなパターンでディレクションしていただいて、挑戦していったりしましたね。

「FEELING AOUND」を聴けば、鈴木みのりってこういう子だとわかる

その「FEELING AOUND」がアニメのOP映像とともに流れるのを観て、率直にどう思われましたか?

鈴木 本当に夢のようだなと思いました。しかも、『小泉さん』の原作者の鳴見なる先生がすごく私を応援してくださっていて。初めてお会いしたときに「『ルンがピカッと光ったら』めっちゃ好きなんです! ワルキューレのファンなんです!」って言ってくださったんですよ。「FEELING AROUND」も、OPサイズの仮歌のものを聴かれて「最高です!  ありがとうございます!」って結構興奮してくださって。やっぱり生みの親である原作者の方に「よかった」って思っていただけることって、すごくありがたいし、うれしいことなんだなぁ……って感動しました。

そしてMVでは、『ラーメン大好き小泉さん』にちなんでラーメン作りにチャレンジされています。

鈴木 最後には、『小泉さん』のOPに出てくるラーメンみたいな結構王道なラーメンが完成するんですけど、すごく楽しい撮影でした。Short ver.で公開されてない後半には湯切りのシーンもあるんですけど、なんとスタッフさんの中に元ラーメン屋さんの方がいらっしゃって(笑)。やり方を教えていただいて練習したんですけど、なかなかうまく行きませんでした。

その麺を製麺するシーンは、特に楽しそうに見えました。

鈴木 楽しかったです! あれが結構ガタガタ動いちゃうんで「おとなしくして!」みたいな感じで押さえながらやったりとか(笑)。あのシーンは本当に素で楽しんでいるので、結構マヌケな表情もしているんですよ。そういうありのままの自分を撮っていただけることはすごくありがたいですし、「鈴木みのりはこういう子だ」っていうのが、すごくわかる曲とMVにできたような気がしています。

1 2 >