Interview

イ・ジョンヒョン(from CNBLUE) 2ndソロアルバムは、都会的で洗練された1枚。より“楽しくてカッコいい”作品に仕上がった意欲作について訊く

イ・ジョンヒョン(from CNBLUE) 2ndソロアルバムは、都会的で洗練された1枚。より“楽しくてカッコいい”作品に仕上がった意欲作について訊く

CNBLUEの情熱の男、ギター&ボーカルのイ・ジョンヒョンが、約1年半ぶりとなる2ndソロアルバム『METROPOLIS』を完成させた。前作『SPARKLING NIGHT』では、スウィングやトロピカルといったソロならではの軽やかな楽曲に挑戦。そして今回の2ndソロでは、アーバンメロウなリード曲「Starry Places」を筆頭に、スタイリッシュで大人な曲作りに挑んだ。

取材・文 / 坂本ゆかり

初めてのソロライブをやり終えて思ったことは、「もっと楽しい曲が欲しいな」ってことでした

前作『SPARKLING NIGHT』のソロ活動が終わってすぐに、次のソロ作を作り始めたのでしょうか。準備はいつから?

曲はいつも作ってるから、“2ndソロアルバムの曲を作ろう”とかじゃないんです。ずっと作ってる作品の中から、今これがいいなって思う曲を集めてアルバムを出した感じ。レコーディングを始めたのは、CNBLUEのアリーナツアーが始まる2ヶ月前くらいです。

2ndソロアルバム『METROPOLIS』制作にあたって、前作『SPARKLING NIGHT』でのソロ活動が反映されたことって何ですか。

初めてのソロライブをやり終えて思ったことは、「もっと楽しい曲が欲しいな」ってことでした。だから、今作には楽しい曲がたくさん入っていますよ。その中でも一番楽しくてカッコいいのが、リード曲の「Starry Places」じゃないかな。

“楽しくてカッコいい”という言葉が出ましたが、今回のアルバムは、全体的にすごくカッコいい仕上がりですね。

アルバム『METROPOLIS』全体のテーマは、“スタイリッシュ”なんです。“METROPOLIS=都会”というタイトルもそうなんだけど、サウンドもテーマも、都会的で洗練されたものを目指しました。

確かに、リード曲「Starry Places」も4つ打ちのトラックで、すごくスタイリッシュです。意外な感じでした(笑)。

僕の中で今、ディープ・ハウスがブームなんですよ。韓国で去年、トロピカル・ハウスが流行ってたんだけど、今年はディープ・ハウスが流行るんじゃないかってミュージシャンの友だちと話してて。

あ~、WINNERの「REALLY REALLY」とか、KARDの「Hola Hola」などはトロピカル・ハウスでしたね。“今年はディープ・ハウスが流行る”という予想ですが、音楽のトレンドはどうやってキャッチしてるんですか。

やっぱり、アーティストの友達と話してるとそういう話になりますよね。最前線で音作りをしてる人たちだから、彼らがそういう曲を作れば、それがトレンドになるんです。でも、ディープ・ハウスの波は、もう始まってると思いますよ。

「Starry Places」を作る際に、ヒントになったことは?

この曲は、タイトルにもなっている“Starry Places=星をちりばめた場所”って言葉がまず浮かんだんです。そこからイメージを膨らませていきました。“楽しい曲にしたいな~”って思いながらギターを弾いていたら、このメロディが生まれました。実は最初、英語詞で作ってたんだけど、リード曲にするならわかりやすい方がいいと思って、日本語の歌詞に書き直したんです。

韓国語か日本語か英語で歌詞を作ります。それを相談しながら日本語の歌詞として成立するように落とし込んでいく感じですね

ジョンヒョンさんは日本語が堪能ですが、それでも日本語の歌詞を作るのは大変だと思います。どうやって作っていくのですか。

まず、韓国語か日本語か英語で歌詞を作ります。それを相談しながら日本語の歌詞として成立するように落とし込んでいく感じですね。歌詞を書く作業より、直してもらう作業の方が大変。歌ってみて言葉が乗りにくかったら、レコーディングをしている最中にその場で歌詞を直したりもします。

「Starry Places」は、星をちりばめたような都会の夜をドライブするというシチュエーションを歌っていますが、車の中で音楽を聴くと、インスピレーションが浮かんだりしますよね。

ありますね。それ、けっこう大事なんですよ。

ミュージシャンにとって車はリスニングルームというか、車の中で出来上がった曲をモニターしたりするし。

それも大事です。ミキシングが終わって、帰り道に車の中でその曲を聴くと、さっきスタジオで聴いていた同じ曲でも違う感じがするんですよ。やっぱりスタジオの大きなスピーカーで聴くと、何でもいい音に聴こえちゃう(笑)。だから、僕も曲ができたらスマホと車のスピーカーで必ずチェックします。僕の曲を聴いてくれるみなさんと同じ環境で確認することが大事だと思うんです。

「Starry Places」のMVでは、モデルの石田ニコルさんと都会のデートを楽しんでいますが、撮影はいかがでしたか?

ロケが多かったんですけど、すごい寒かった! 海の見える場所とか、普通のカップルがデートする感じで撮影しました。みなさんもこのMVを見て、僕とデートしてる気分を味わってください(笑)。

ヨンファさん(CNBLUE)がソロ曲「Summer Dream」でローレン・サイさんと共演した時は、彼女が10歳も年下で驚いていましたが……。

石田さんとは同じ年だったので、お互い気を遣わずに演技できたんじゃないかな? でも、撮影スケジュールがタイトで、話をする時間なんてなかったですよ(笑)。

「Starry Places」のようなラブソングには、自分の実体験が反映されていたりする?

作る時は意識してないけど、実際作ってみると無意識に反映されてると思います。夜の高速をドライブしてると、星空の中をクルーズしてるみたいだな、とか。恋愛経験ってことじゃなく、ね(笑)。

「ひかりのまちで(Acoustic Version)」は、ジョンヒョンさんが出演されている日本映画『生きる街』の挿入歌ですが、この曲で伝えたかったこととは?

“おかえり”って部分ですね。映画『生きる街』で描けれている日常の暖かさを曲にしたいと思ったんです。歌詞を書くのは難しかったけど、曲は、10分もかからずに書けちゃいました。「Starry Places」も早かったけど、良い曲はできるのが早いんですよね(笑)。タイプはぜんぜん違うけど、「Starry Places」と「ひかりのまちで」が『METROPOLIS』の中で特に気に入っている曲です。

ひとりでやっても楽しそうな曲がこのアルバムに入っていて、バンドでやった方がよさそうなものは、CNBLUEの曲になる感じ。

アルバム全体を聴くと、「この曲、CNBLUEでやってもいいんじゃない?」って思う曲もあるのですが、ソロでやる曲とCNBLUEでやる曲って作るときに分けてますか?

特に分けてないんです。だからそういう風に聞こえるのは、正解(笑)。基本的に曲は1年中作ってるし、できた曲が良くても、その時の空気感に合ってなかったらアルバムには入れない。単純にいうと、ひとりでやっても楽しそうな曲がこのアルバムに入っていて、バンドでやった方がよさそうなものは、CNBLUEの曲になる感じ。実はアルバムの制作に入る前にすごくいい曲ができたんだけど、それはCNBLUEでやった方がよさそうだったから入れませんでした。次のCNBLUEのアルバムに入るんじゃないかな? 今回はあまり深く考えずに、やりたいことをやってます。自分がやりたくないことをやったら楽しくないじゃないですか(笑)。

冒頭でも前作『SPARKLING NIGHT』の影響をききましたが、2枚目のソロアルバムを作ったというのは、前作『SPARKLING NIGHT』に手応えがあったし、楽しかったってことですよね。特に、何が楽しかったですか。

やっぱり、ライブです。最初はプレッシャーだったし、ソロアルバムを出すってことにそれほどノリ気じゃなかったんですよ。ひとりでやるのって好きじゃないし、基本的にギターを弾いてる人なんで、そっちの方が楽しい(笑)。でも、やってみたら楽しかったんですよね。特に、ソロライブはやってよかったと思っています。今回も、ライブをするのが楽しみ。基本、そういう人間です(笑)。

アルバムを作るのは、ライブをやるため?

僕にとっては、そうかも。でも、曲を作るのはすごく楽しいし、大好き。レコーディングがね、ちょっと大変なんですけど(笑)。

ソロライブのどんなところが良かったですか?

さっき、“ひとりでやるのって好きじゃない”って言ったけど、みんなが一緒に歌ってくれるから、結局はひとりじゃなかったんです。やっぱりライブは、来てくれる人がいて成り立つものなんだって改めて思いました。

でもCNBLUEの時と違って、5,000人もの人たちが、自分だけを見てるって、ちょっとビビりませんか。

やるまでは、それがプレッシャーだったんだけど、やってみたら気にならなくて(笑)。始まってみればCNBLUEでやるときもソロも、変わらなかったですね。

そういえば幕張メッセの「FNC KINGDOM」で尾崎豊さんの「I LOVE YOU」をひとりで歌ったときも、「カラオケで歌ってるときと同じ気持ちで、緊張しなかった」って言ってましたけれど、まさか……。

そう、一緒です(笑)。カラオケで歌うのも5,000人の前で歌うのも僕にとっては一緒だし、僕が家でギターの弾き語りをインスタに上げてるとき、集中して歌ってるけど、それも一緒。気持ちは少し違うかもしれないけど、音楽を楽しむってことに違いはないんです。逆に5,000人の前だと思ったら、プレッシャーになってできないですよ。“ひとりでも5,000人でも一緒”って、一種の自己暗示みたいなものです。

プライベートな時間もなさそうなので、“釣りに行きたい!”とか、考えないようにしています。

さすが自然体の男、ジョンヒョンさん(笑)。2月には横浜と大阪でソロライブがあります。前作『SPARKLING NIGHT』のライブでは、ギターを弾かなかったじゃないですか。今回は?

まだわからないけど、ソロのときは、ギターがあるよりない方がやりやすいというか、歌うときは歌だけに集中した方がいいんです。でも、『SPARKLING NIGHT』で一度ソロライブをやったから、今回はもっともうちょっとリラックスしてできそうな気がしているからな……。どっちにしても、今はライブをするのが楽しみ! 前回は踊ったから、今回は何をしよう? 「Starry Places」がディープハウスだから、クラブみたいにするのもいいかも(笑)。みなさんが驚いてくれるものにしようと思って、いろいろなことを考えていますので、ぜひ遊びに来てください。

この『METROPOLIS』が2018年の最初の日本活動になりますが、今年はどんな年にしたいですか。

今、韓国でドラマの撮影もしてるし、今年、もうスケジュールがびっしりなんですよ。だから、早く大変な一年が過ぎて2019年にならないかな~って思ってます。ちょっと、現実逃避というか(笑)。プライベートな時間もなさそうなので、“釣りに行きたい!”とか、考えないようにしています。忙しいと思うんですけど、その中で楽しみを探して、笑いながら過ごせればいいなと思っています。

その他のイ・ジョンヒョンの作品はこちらへ

イベント情報

イ・ジョンヒョン(from CNBLUE)2nd ALBUM「METROPOLIS」発売記念「METROPOLISスペシャルサイン会」
~名俳優・ジョンヒョンの演技力チェック!!!~
2月3日(土)東京 15:00集合
2月14日(水)大阪 15:00集合

詳しくはオフィシャルサイトへ
https://wmg.jp/artist/jonghyun/

イ・ジョンヒョン – LEE JONG HYUN –

2009年にCNBLUEとして日本で半年間、音楽の武者修行を行いながら、少しずつ集客数を伸ばし、2010年には韓国で「Bluetory」でデビューを果たすや否や、各音楽ランキングで1位を獲得、一躍スターダムにのし上がる。2011年10月にリリースしたメジャーデビューシングル「In My Head」の売上枚数は10万枚を突破、日本でもトップスターの仲間入りを果たした。日韓ともにリリースするシングル・アルバムは音楽ランキング上位にランクイン、名実ともにK-POP界を代表するバンドグループに。また、グループとしての活動や俳優業だけではなく、CNBLUE楽曲の作詞・作曲はもちろんのこと、同所属事務所アーティストとのコラボレーションや、アーティストへの楽曲提供など、CNBLUEとしての活動以外も広く展開している。2012年にドラマ初出演を果たしたチャン・ドンゴン主演の「紳士の品格」は、韓国はもとよりアジア中で大ヒットを収め、”チャン・ドンゴンの息子”としても、アジアで大きく人気を集めた。さらに2015年に放送されたドラマ「オレンジ・マーマレード」では、ヴァンパイヤ役に初挑戦、かなわない恋心に韓国中の女性の心をときめかせた。また、「私たち結婚しました」や、「ドキドキインド」などのバラエティ番組にも出演、その自由奔放ぶりが大きな人気を集め、ソロアーティストとしての大きな可能性を見せる。そんな大きな人気を受けて、2015年8月には初の単独ソロファンミーティングを開催、東京国際フォーラム公演のチケットは即完売した。そして満を持して2016年7月27日、1stアルバム「SPARKLING NIGHT」でソロデビューする。

オフィシャルサイトhttps://wmg.jp/artist/jonghyun/