LIVE SHUTTLE  vol. 237

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東方神起 2年半ぶりに完全復活! 燃え滾るエネルギー、2年間蓄積していた想いを爆発させる2人の表情をレポートする。(前編) 

東方神起 2年半ぶりに完全復活! 燃え滾るエネルギー、2年間蓄積していた想いを爆発させる2人の表情をレポートする。(前編) 

東方神起 LIVE TOUR 2017 ~Begin Again~
2017年12月21日 東京ドーム

“不変”と進化”。“揺るぎないもの”と“変わりゆくもの”。

2年の空白を経て、活動を再開した東方神起が、昨年11月11日・札幌ドームを皮切りに、東京ドーム、福岡ヤフオク!ドーム、京セラドーム大阪、ナゴヤドームと、自身3度目となる全国5大ドームを巡るツアー『東方神起 LIVE TOUR 2017 ~Begin Again~』を開催。約3ヶ月に渡って各地のファンとの再会を果たしたこのツアーは、追加公演となった1月21日京セラドーム大阪公演で“有終の美”を飾った。

2017年12月21日、東京ドーム。

「僕が“ただいま”って言ったら、みんなで“おかえり”って言ってください。必ずここで会いましょうね! 約束だからね!」(ユンホ)

「また会える場所がここ東京ドームで、皆さんと会えたら嬉しいです。必ず戻ってきます!」(チャンミン)

2015年4月、『東方神起 LIVE TOUR 2015 ~WITH~』ファイナル公演でファンと約束したその場所に、2年後の冬、彼らは戻ってきた。

開演時刻となり、会場が暗転すると、超満員のファンのペンライトの赤い粒子で埋め尽くされる。東方神起のライブではおなじみのこの光景。変わらない“レッドオーシャン”に、安堵と興奮が同時に訪れ、思わず胸が熱くなる。

一気に気持ちが昂る中、オープニング映像が映し出され、青と赤の鳥がひとつに融合し、“双頭の不死鳥”へと変貌を遂げると、メインステージの左右にキューブ型のBOXが登場。その中には、それぞれチャンミンとユンホが! 一点を見据え、微動だにせず立ち尽くす2人。その姿は、“威風堂々”という言葉がピッタリと当てはまる。しかし、SEが鳴り止むと同時に、彼らは強烈なキックとパンチでみずから囲んでいた柵を打ち破り、BOXの外へ。

悲鳴にも似た歓声を浴びながら、2人は力強い眼差しで、“再始動”を意味する最新曲『Reboot』を披露し、燃え滾るエネルギー、2年間蓄積していた想いを爆発させる。東方神起の強みといえる、息をつかせぬ高度なパフォーマンスを存分に見せつけ、ユンホとチャンミンは冒頭からこれでもか! と言わんばかりに攻めまくる。

さらにムービングステージの上で、ダンサーたちを交え、次々とフォーメーションを変化させながら、2年前よりさらにキレを増したダンス&シンクロ率で5万5千人を圧倒!

続く『ANDROID』では、左右に分かれてパフォーマンスしていた2人がセンターステージで合流。すれ違いざまにユンホとチャンミンはハイタッチを交わし、互いに気合を注入。畳みかけるように“It’s Time~”のイントロが流れ、『Humanoids』を披露。「Are you ready!?」ユンホが叫ぶと、プロペラ型の回転ステージが動き出し、各々ステージの左右先端へ。「Everybody,make some noiseー!」さらにチャンミンが呼びかけると、5万5千人のボルテージは最高潮へ。空白の時を埋めていくように、3曲続けてハードなダンスナンバーを展開した2人は、曲が終わると背中を合わせた。

「皆さん、こんばんは、東方神起です。『東方神起 LIVE TOUR 2017 東京ドーム』へようこそ!」

「お久しぶりです。みんなのユンホです! この瞬間をすごく楽しみにしていました。今日は期待以上に素敵な思い出を作りたいと思いますので、最後までついてきてください!」(ユンホ)

「こんばんは、東方神起のチャンミンです。2年前と比べたら2歳も(年を)取っちゃいましたけど、みなさんの熱気やパワーは衰えてないですよね? 今日は12月の歴史史上一番暑い日にしたいと思いますので、最後までよろしくお願いします!」(チャンミン)

激しいダンスチューンから一変して、『One More Thing』『Chandelier』、さらに『シアワセ色の花』『STILL』といったバラードナンバーでは、一言一言を嚙み締めるように、言葉の重みを感じながら、時折見上げながら、祈るように歌う2人。最後にユンホとチャンミンが見つめあい、声を重ねると、自然と大きな拍手が沸き起こった。

この日のライブは、2017年10月にリリースされた復帰記念アルバム『FINE COLLECTION~Begin Again~』に収録された楽曲を中心に、東方神起の軌跡を改めて辿る新旧バラエティに富んだ27曲が、ドームという大きな空間を意識したスペシャルな演出とともに約3時間半に渡って繰り広げられた。

アリーナを縦横無尽に動き回るムービング、360度回転するプロペラなど、楽曲によって変わるステージスタイルはもちろん、「待っていてくれたファンの近くまで感謝を届けたい!」と、みずからステージの端から端へと汗だくになって駆け回る2人。さらに「広いドームだけに、客席のみなさんとの距離がグッと近づく演出にしたい!」という彼らの意見を反映させ、『B.U.T(BE-AU-TY)』では、レッドオーシャンの上空をまさに不死鳥のごとく羽ばたき(ワイヤーに吊るされ)ながら、『Duet(winter ver.)~White』の冬メドレーでは、ユンホは椅子に座って、チャンミンはスタンディングで歌唱。どちらも15メートルという驚異の高さを誇るフライングで、2階席、3階席付近まで行き、2人はファンと視線を合わせた。「会場に訪れたすべての人たちを楽しませたい!」という彼らの優しい心遣い、趣向が随所に凝らされ、全身全霊のパフォーマンスを多方面から堪能することができた。

そして中盤のMCでは、「この言葉を言いたかった」と、満を持して、「東京の皆さーん、ただいまー!」と渾身の力を込めて叫ぶと、5万5千人のぬくもりと歓喜に満ちた「おかえりー!」が場内にこだました。

「2年前の約束を覚えていてくれて、ちゃんと守ってくださってありがとうございます」(ユンホ)

「みなさんのおかげでまたドームライブツアーができるし、東京ドームのステージに立つこととができて感謝しています」(チャンミン)

しかし、神妙な面持ちもつかの間、「今回のライブツアーのタイトルにもなっている『Begin Again』意味、皆さん知らないですよね?」と切り出すチャンミンに、「日本語で言うと、再び始まる」と答えるユンホ。「東方神起、2人の歴史が再び始まるという意味を込めて、全国5大ドームツアーで皆さんに会いに行くことにしたんです。それを略して僕は“ビギアゲツアー”と呼んでいるのですが、Bigeast(ビギスト=東方神起の日本のファンの名称)の皆さんやBigeast以外の方も“アゲて”しまおうという意味もあるんです!」とチャンミンが説明すると、5万5千人はまさに“ビギアゲ”状態に。この後は彼らのライブの醍醐味のひとつと言える、ユンホとチャンミン(東方神起とファン)との絶妙な掛け合いが繰り広げられ、さらに“ビギアゲ”となったところで、「2年間皆さんに会いたかった僕たちの気持ちを歌った曲を一緒に歌いましょう!」(チャンミン)と、小フロートに乗ってファンを愛おしそうに見つめながら『逢いたくて逢いたくてたまらない』を披露。ダンサーとの芸術的なフォーメーションダンス、2人の拳の重なりに何度見ても新鮮な衝撃を受けてしまう『Catch Me -If you wanna-』、大型フロートに乗って、スタンド前を周遊した『Easy Mind~I just can’t quit myself~OCEAN』では、タオルを回してジャンプしたりと、少年のような無邪気な表情を浮かべながら2人はファンとのコミュニケーションを楽しんだ。

文 / 星野彩乃

<後編へ続く>

後編はこちら
東方神起 2年半ぶりに完全復活! 燃え滾るエネルギー、2年間蓄積していた想いを爆発させる2人の表情をレポートする。(後編) 

東方神起 2年半ぶりに完全復活! 燃え滾るエネルギー、2年間蓄積していた想いを爆発させる2人の表情をレポートする。(後編) 

2018.01.29


東方神起 LIVE TOUR 2017 ~Begin Again~
2017年12月21日 東京ドーム

SET LIST
1. Reboot
2. ANDROID
3. Humanoids
4. One More Thing
5. Superstar
6. Chandelier
7. B.U.T(BE-AU-TY)
8. Spinning
9. Survivor
10. One and Only One
11. シアワセ色の花
12. STILL
13. 逢いたくて逢いたくてたまらない
14. Duet (winter ver.)~White(メドレー)
15. Catch Me -If you wanna-
16. Easy Mind~I just can’t quit myself~OCEAN(メドレー)
17. Bolero
18. Why? [Keep Your Head Down] 
アンコール
1. MAXIMUM
2. Rising Sun
3. ウィーアー!~ Summer Dream~Somebody To Love(メドレー)
4. Begin~Again Version~

ライブ情報

『東方神起 LIVE TOUR ~Begin Again~ Special Edition in NISSAN STADIUM』
6月8日(金) 日産スタジアム 開場15:00/開演17:00
6月9日(土) 日産スタジアム 開場15:00/開演17:00
6月10日(日) 日産スタジアム 開場15:00/開演17:00

東方神起

ユンホ(ユノ)、チャンミン(マックス)。
東方神起とは” 東方の神が起きる! ” という意味で、アジア全域から世界にその名を広げられるグループとして名付けられた。2004年2月に韓国でデビュー。日本においてもJ-POPの新人として、2005年4月にデビューを果たす。現在その圧倒的な人気は韓国・日本だけに留まらず、中国、台湾、タイ、マレーシアを始めアジア各国でその名を轟かせており、2006、2007年でのアジアツアーを大成功させている。2011年待望の再始動以降は、アジアだけに留まらず欧米諸国、ヨーロッパにまでその存在を渇望され、世界的に活動を行っている。2013年自身初の 5大ドームツアー、さらに海外アーティスト初の 単独日産スタジアム公演を開催。また、2012年「東方神起 LIVE TOUR 2012 ~TONE~」、2013年「東方神起 LIVE TOUR 2013 ~TIME~」、「東方神起 LIVE TOUR 2014 ~TREE~」の3年間で海外アーティストとしては史上最多、最速の200万人を動員。2015年には記念すべき日本デビュー10周年を迎え、自身2度目の全国5大ドームツアー「東方神起LIVE TOUR 2015 ~WITH~」を行い圧巻のライブステージを披露した。音楽シングル総売り上げ枚数海外アーティスト歴代1位など 、数々の輝かしい記録を打ち立てている。

オフィシャルサイトhttp://toho-jp.net/

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