Interview

松本享恭がタクフェス『笑う巨塔』でコメディに初挑戦! 人を笑わせる、楽しませることに向き合う今の心境とは?

松本享恭がタクフェス『笑う巨塔』でコメディに初挑戦! 人を笑わせる、楽しませることに向き合う今の心境とは?

2003年、劇団・東京セレソンデラックスは、シチュエーションコメディの傑作『HUNGRY』を初演。その後、2012年に『笑う巨塔』として再演した。しかし、この作品で東京セレソンデラックスは惜しまれながら12年の歴史に幕を下ろす。演劇界では「セレソン最後の作品がまさかのコメディ!?」と驚きの声を呼び、映像化もされていないことから長らく幻の作品になっていた。
そして、6年の時を経て、宅間孝行が仕掛けるエンタテインメントプロジェクト「タクフェス」の新シリーズ「春のコメディ祭!」の第2弾に登場。出演には、作・演出の宅間孝行を筆頭に、元AKB48の篠田麻里子、25年ぶりの舞台出演の片岡鶴太郎と話題にこと欠かないが、映像・舞台などで人気上昇中の松本享恭が出演することにも注目したい。
今回は、コメディ初挑戦となる松本享恭の知られざる素顔を暴くべく、彼にインタビューを行った。彼のシャイな素顔に潜む熱い役者魂を感じて欲しい。

取材・文 / 竹下力 撮影 / 岩田えり


不器用で真面目な性格は役柄と似ているかな

『笑う巨塔』は、もともと2003年が初演、今回で3回目の上演となる歴史ある作品ですね。まずは、そんな作品に出られるお気持ちを聞かせてください。

出演できて光栄で嬉しいです。タクフェスの第5弾『ひみつ』を観劇させていただいたのですが、宅間孝行さんの演じているキャラクターや、ほかの役者が織りなすケミストリーは魅力的で、座組みの熱量が客席にストレートに伝わってきて鳥肌が立ちました。

タクフェスならではの“ふれあいタイム”や“ライブタイム”がありますね。

ダンスの経験はないので練習が楽しみです(笑)。

松本さんの役どころを聞かせてください。

僕が演じる山之内蓮太郎は、父親である山之内代議士の秘書役です。総裁選を控えた矢先、山之内代議士が倒れて「四王病院」に入院してしまうのですが、それを有権者にバレないように必死で隠そうとするんです。性格は真面目ですが、入院のことを隠そうとドタバタが起こります。主演の宅間さんともよく絡みますし、ストーリーで大事な部分を担う役なので、プレッシャーはありますが、稽古でしっかりと役を掴みたいですね。

ご自身の性格と似ている部分はありますか?

不器用で真面目な性格のところは似ているかな(笑)。

コメディは初挑戦ですね。

出演が決まってから考えるようになったのですが、コメディの難しさは、笑わせる方も、笑う方もエネルギーがいることだと思います。今回の役は真面目だからこそ面白いので、ひたすら真面目でいることが大切だと思っています。コメディは初挑戦ですが、今作に出演すると決まって、漫才を観たり、友達と話して笑いが起こったら、どうして笑いが起きたんだろうと研究しています。もちろん、テクニックだけではなく、このお芝居はお客様に全力でエネルギーをぶつけることが大切になると思います。

宅間さんはお芝居がとても熱い。お客さんを楽しませることをつねに考えている

主宰で演出家の宅間孝行さんの印象を聞かせてください。

お芝居がとても熱い方です。お客さんを楽しませることをつねに考えていらっしゃる。役者として尊敬できますし、演出を受けることが待ち遠しいです。宅間座組みの恒例の卵かけご飯も楽しみですし、『ひみつ』のときは“人狼”というゲームで盛り上がったそうなので、コミュニケーションをしっかり取って、みんなで一緒に今作を盛り上げたいです。『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダースナイプ役のときは、みんな同世代だったので、すぐに仲が良くなりました。今作は先輩方が多いですが、個性もバラバラで楽しみですし、早く仲良くなりたいですね。こんなにたくさんの憧れの役者に囲まれることはなかったので、稽古でたくさん揉まれて成長したいです。

そんな『笑う巨塔』の魅力を教えてください。

登場人物はみんなまっすぐですが、どこか噛み合わないんです。ボタンを掛け違ってしまって、思わず笑ってしまうところが魅力ですね。

役者になろうと思ったきっかけは『ライオンキング』

なるほど。ちなみに小さい頃はどんなお子さんでしたか?

小さい頃はシャイで真面目な子でした。母親のことや周りの人たちのことを大事に思って友達の喧嘩の仲裁をしていたそうで、今作の役にぴったりですよ(笑)。

そんなシャイな子供が俳優になろうと思ったきっかけはどこにあったのでしょう。

原体験は、小学2年生のときに母親に連れられて観た劇団四季の『ライオンキング』かもしれません。壮大な記憶として残っていますし、衝撃を受けたんです。たしかに引っ込み思案な性格でしたが、何かを表現したい衝動が生まれました。「どうして想いがあるのに外に出さないの?」と友達から言われて悩んだりもしたのですが、勇気を振り絞ってオーディションを受けたのがきっかけですね。

松本さんの俳優としてのこだわりはなんでしょうか?

役への誠意だと思います。小さい頃の性格も反映されて、役に真面目に向き合う。そして誠意を込めて演じるのがこだわりですね。

では、舞台の仕事の魅力を教えてください。

お客さんの目の前で演じるとダイレクトにお客さんの反応が返ってくる。お芝居も日によって変わるし、演じ方も変わる。そんなスリルのあるドキドキ感が好きですね。

舞台を続けられる理由はありますか?

2016年の『武士白虎 もののふ白き虎』が初舞台なのですが、とにかく台本を何度も読んで、全力で演じるのが精一杯でした。でも、そうして板の上に立って、共演者の目を見ながらお芝居しているときに、初めて想像もしてない感情が溢れ出たんです。あの感覚をもう一度味わいたくて演じ続けています。

コメディからシリアスなものまで、感情の振り幅の大きな俳優になりたい

長い役者人生になると思いますが、挑戦してみたいことはありますか。

日本の原作の舞台もたくさん経験したいのですが、海外戯曲の作品に挑戦してみたいです。実際に、シェイクスピアの『ハムレット』や『リア王』を読んで勉強しています。最近観劇して素晴らしいと思ったのは、2016年のシアターコクーンで上演していたトム・ストッパードの『アルカディア』、事務所の先輩である菅田将暉さんが出演された『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(2017年)、中村倫也さんや浅利陽介さんが出演された新国立劇場の『怒りをこめてふり返れ』(2017年)などがあります。その中でも『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』は、海外戯曲の舞台を観た中で特に面白い作品でした。生田斗真さんと菅田将暉さんのお2人が現実にいるような人を演じていらっしゃって、役者として感銘を受けました。

憧れの俳優はいらっしゃいますか?

僕は23歳ですが、年の近い方だと、高良健吾さん、菅田将暉さんや池松壮亮さんです。大先輩になると、役所広司さんや佐藤浩市さん。役所さんの出演されたドラマ『陸王』を拝見すると、画面から感情がストレートにぶつけられてきて、すごいなと。いつか共演したいです。

将来どんな俳優を目指したいですか?

コメディからシリアスなものまで、いろいろな役に挑戦したいですね。宅間さんや役所さんのように、感情の振り幅の大きな俳優になりたいです。

それでは、最後に今作の見どころを教えてください。

僕自身にとって初めてのコメディですから、稽古も楽しみですし、役者として新しい挑戦は勉強もできるから嬉しいですね。もちろん、タクフェスならではの仕掛けが満載ですからお客様もお得ですよ(笑)。精一杯、最初から最後まで楽しませますので期待してください。


【募集終了】抽選で2名様に松本享恭さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

2月5日(月)~2月12日(月)23:59

・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。

※個人情報の取扱いについて
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者様へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


タクフェス 春のコメディ祭!『笑う巨塔』

東京公演:2018年3月29日(木)~4月8日(日)東京グローブ座
愛知公演:2018年4月13日(金)~4月15日(日)ウインクあいち 大ホール
兵庫公演:2018年4月17日(火)~4月22日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
愛媛公演:2018年4月24日(火)ひめぎんホール サブホール
※その他、地方公演の可能性もあり。詳しくは公式ホームページにて。

作・演出:宅間孝行

出演:
松原富雄 役:宅間孝行
花田ふみ 役:篠田麻里子
山之内蓮太郎 役:松本享恭
浜村惣一朗 役:石井愃一
芥川 役:梅垣義明
としお 役:佐藤祐基
空本 役:越村友一
車田邦明 役:布川隼汰
えり 役:堀川絵美
洋子 役:梛野里佳子
田端サマンサ 役:想乃
大村あゆみ 役:豊泉志織
野々村 役:渡辺碧斗
花田恒子 役:かとうかず子
絹枝 役:鳥居みゆき
花田浩美 役:片岡鶴太郎

オフィシャルサイト

松本享恭(まつもと・うきょう)

1994年12月27日生まれ、福岡県出身。2015年、テレビドラマ『ウルトラマンX』(TX)で俳優デビュー。2016年に『仮面ライダーエグゼイド』の花家大我・仮面ライダースナイプ 役にて注目を集める。主な舞台出演作品に『武士白虎 もののふ白き虎』(15)、『黒子のバスケ THE ENCOUNTER』(16)などがある。

オフィシャルサイト

Twitter(@ukyo_matsumoto)

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