Interview

トリリンガル女優・桜庭ななみ、福山雅治&ジョン・ウー監督の素顔と映画『マンハント』で体験した“世界の現場”を語る。

トリリンガル女優・桜庭ななみ、福山雅治&ジョン・ウー監督の素顔と映画『マンハント』で体験した“世界の現場”を語る。

およそ30年前に中国で公開され、観客動員数8億人を超える大ヒットを記録した高倉健主演の日本映画『君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ』。本作はこの伝説的な作品をアクション映画の巨匠ジョン・ウーが大胆に映画化した話題作。主演を務めるのは、福山雅治、チャン・ハンユーの日中スーパースターコンビ。ヒロインをチー・ウェイ、主人公たちを狙う女スパイをハ・ジウォンといった中韓トップ女優コンビが並んで妖艶な花を添えている。

無実の罪を着せられて逃亡する国際弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)を、気迫としぶとさが売りの真実こそ正義と信じる刑事・矢村聡(福山雅治)が追跡。ドゥ・チウと矢村が繰り広げる追跡劇の中、新たな真実の存在が浮かび上がり……。

ジョン・ウー監督の描き出す迫力満点のアクションムービーの中、ある種の清涼感を与えてくれるのが新米刑事・百田里香を演じた桜庭ななみ。福山扮する矢村とバディ(相棒)を組み、彼をサポートする重要な役どころを演じた彼女が感じた世界の舞台とは――。

取材・文 / 野本和義 撮影 / 荻原大志

『マンハント』への出演は大きなご褒美!夢が叶ったような気持ち。

ジョン・ウーという世界的に高名な監督の作品への出演が決まったときの心境は?

とてもうれしかったです。周りの方も喜んでくれたので、それがまたうれしかったですね。とにかく、うれしいの一言です(笑)。

台湾に留学するなど中国語の勉強を続けられていますが、中国の大作に出演できたことは特にうれしかったのでは?

中国語の勉強しているとき、「海外の作品にも出演できたらな」ってずっと思っていました。今まで勉強してきたから大きなご褒美をもらえたというか、「こんなにいいこともあるんだなぁ」って思いました(笑)。夢が叶ったような気持ちです。

今回演じた百田里香はどんなキャラクターですか?

福山さん演じる矢村刑事のアシスタントとして、相棒(バディ)として、彼をいろいろとサポートしていくような役柄です。

刑事役を演じてみていかがでしたか?

刑事の役を演じるのは初めてだったんですけど、里香はとても明るく天真爛漫な子で、よく失敗もするけど一生懸命がんばる女の子だったので、演じるのもとても楽しかったです。台本を読むたびに、とにかく一生懸命な女の子だなぁって。私自身も演じながら、(お芝居を)がんばって福山さんについていかなきゃと思っていました。

里香はご自身と似ている部分はありましたか?

里香は私と似ている部分が多かったので、演じやすかったです。失敗するところとか、すごく似ています(笑)。ちょっとおっちょこちょいな部分とかも似てるかなぁと思います。

そんな里香も、物語りの後半では少したくましくなった感じでしたね

成長したのかなと思います。本編には収録されていないんですけど、他にも撮影したシーンがあって。矢村さんから里香が「言われたことはメモするんじゃなくて頭で覚えろ」とか、いろいろな指導を受けるシーンがあったんです。矢村さんと一緒に居るシーンが多いので、一緒に捜査していくうちに成長するというか。矢村さんは冷たい印象ですが、実は情が厚い人なんです。1つのことに対して一生懸命なところを間近で見ながら、里香は成長したんじゃないかって思います。

里香にとって矢村刑事はどんな存在だと思いますか? 父や兄のような存在にも見えますが、恋慕するような気持ちも見え隠れしていて……

ちょっとドキッとするシーンとかもあるんですよ。だから、ちょっと好きなのかもって思ったり……。でも、やっぱり上司であり先輩というか、見守ってくれる人というか。わからないですよね、どっちなんでしょう(笑)? 「映画を観てる人はどう思うんだろう」と思いながら演じていました。福山さんもスマートというか、すごくカッコイイじゃないですか。撮影中に距離が近くなるシーンでは、ハッと思ったりもしました(笑)。

ご自身のどんな演技に注目して欲しいですか?

『マンハント』は、アクションが魅力的な映画だと思います。2時間近くの間、最初から最後まで、どこかで爆発が起きたり、車がひっくり返ったり、闘っていたり…と目が離せないシーンばかりです。そんななか、私が演じる里香が出るシーンは、ホッコリ笑えるようなシーンもあるので、そこもぜひ皆さんに楽しんでもらいたいです。

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