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子供も大人もハマった“ガンプラバトル”が再びTVアニメに。2018年春スタート『ガンダムビルドダイバーズ』を期待して待ちたい3つの理由

子供も大人もハマった“ガンプラバトル”が再びTVアニメに。2018年春スタート『ガンダムビルドダイバーズ』を期待して待ちたい3つの理由

「ガンダムビルドシリーズ」の最新作『ガンダムビルドダイバーズ』がTVアニメとして2018年春より放送を開始する。“ガンプラそのもの”を題材として当初は異例のスタートを切るも、2013年から数えて5年目とすっかり定着した感のあるこのシリーズ。低年齢層向けと思いつつ大人もハマってしまう楽しさを、いよいよ明らかになった新作の見どころとともに解説する。

取材・文 / 柳 雄大


【その1】王道を貫いた少年向けホビーアニメは、大人になっても面白い

自分で組み立てたガンプラ(ガンダムのプラモデル)どうしを戦わせる“ガンプラバトル”が、スポーツのように浸透している世界。そこでガンプラ作りやバトルに燃える少年少女たちの成長を描くというのが「ガンダムビルドシリーズ」の基本だ。そしてストーリーは明快、かつ熱く。こうしたコンセプトで、メインターゲットとなる若年層だけでなく、王道の少年ホビーアニメで育った大人のガンダムファンも虜にしてきた。

『ガンダムビルドダイバーズ』は、シリーズ第1作『ガンダムビルドファイターズ』(2013年スタート)、第2作『ガンダムビルドファイターズトライ』(2014年スタート)に続く3つめの作品。スペシャル番組やネット配信限定の続編などがたびたび制作され、作品自体はほぼ絶え間なく継続していたものの、TVシリーズが放送されるのは久しぶりのことだ。なお第1作、第2作が同じ世界観を共有した続編だったのに対し、最新作では別の世界での新しい物語が描かれるという。

【その2】世界観とキャラクターに“ネトゲ”の要素がプラス!

本作では従来の“ガンプラバトル”に加え、電脳仮想空間=「ガンプラバトル・ネクサスオンライン」(GBN)にダイブするという新設定が登場。いわゆる“ネトゲ”の味付けが加わったのがポイントに。作中のゲーム世界の中で、各キャラは自己を投影したダイバー(アバターのようなもの)に変わる。このダイバーは見た目もさまざまで、今回明らかにされた設定の中ではかわいい動物タイプの「ロンメル」(声:速水 奨)が特に気になる存在だ。

ミカミ・リク(声:小林裕介) 臨海都市の中学校に通う14歳の少年。運動神経が良く、何事もそつなくこなす器用さが持ち味。しかしその反面、心から熱中できるものを探していた。クジョウ・キョウヤのガンプラバトルを目の当たりにし、自分を熱くさせてくれたGBNの世界へ飛び込むことを決意する。GBNで使用するダイバーネームは“リク”。

ヒダカ・ユキオ (声:藤原夏海) リクの同級生で一番の親友。ガンダムシリーズのアニメが大好きで、その知識量は大人顔負けのレベル。普段はちょっと地味な少年だが、ガンプラビルダーとしての技術力も確かであり、GBNではリクにとって、頼りがいのあるダイバーとして活躍する。GBNで使用するダイバーネームは“ユッキー”。

ヤシロ・モモカ (声:稗田寧々) リクとユキオの同級生で、女子サッカー部に所属。性格はとても積極的で、リクをサッカー部に入部させようと勧誘するが、その最中でガンプラや GBNの楽しさに気付き、リクたちと一緒にプレイするようになる。可愛いものこそが正義、という女の子らしさもしっかりと備えている。 GBNで使用するダイバーネームは“モモ”。

ダイバーネーム:サラ (声:照井春佳) リクたちが GBN内で出会った少女。手がけたビルダー以外は知りようがない、 ガンプラへ込められた特別な想いを理解するという不思議な感覚を持つ。

ダイバーネーム:クジョウ・キョウヤ (声:笠間 淳) 現GBNにおける最強ダイバーで、チャンピオンの称号を持つ。紳士的で温和な印象だが、ガンプラバトルとなれば秘められた情熱を誰よりも激しく燃やす。リクの憧れ、目標となる存在である。

ダイバーネーム:ロンメル (声:速水 奨) フォース「第七機甲師団」を率いる実力者。智将と呼ばれる程の戦略家であり、きわめてハードな戦いを好むが、一転してダイバー姿はきわめてプリティ。キョウヤとは良きライバルであり、良き友人でもある。

【その3】新旧ガンプラのクロスオーバーがとにかく楽しい

そして「ガンダムビルドシリーズ」最大の魅力といえば、登場人物の手によりカスタマイズされた新旧ガンプラの存在。この“元ネタ”に何が使われるかが、TVシリーズでは毎週の楽しみになる。『ガンダムビルドダイバーズ』では、昨年10周年を迎えた『機動戦士ガンダム00[ダブルオー]』や、『機動戦士ガンダムAGE』、『ガンダム Gのレコンギスタ』など、近年の作品の機体がベースであるガンプラが多数登場。このあたりのチョイスがかなり“若返っている”ところにも注目したい。

なお作中ではデザインセンスがまったく異なるガンプラが次々登場するということもあり、本作ではメカニックデザインのスタッフクレジットもすごいことに。TVシリーズは大河原邦男、海老川兼武を筆頭になんと9名ものメカデザイナーが名を連ねており、力の入れようがうかがえる。

ガンダムダブルオーダイバー ダブルオーガンダムをベースとしたガンプラで、リクの機体。素体を活かしつつ、リクが思うままに好みのカスタムを施した結果、コーンスラスター基部にバーニアとウイングを追加したことで予想外の機動力を生み出すなど、攻守共にバランスの取れた性能を獲得。リクのガンプラセンスの片鱗を感じさせる良機体となった。

ジムIIIビームマスター ユッキーの愛機で、ジムIIIがベースの後方支援タイプ。その名の通りビーム兵器を増設しており、メインウエポンとなるチェンジリングライフルは、多彩な攻撃が可能。射撃時の安定性を確保するため、特に脚部の強化が図られており、ユッキーらしく地に足の付いたガンプラである。

モモカプル モモが使用する、カプルベースのガンプラ。可愛いのでペンギンモチーフに改造し、可愛いのでミニカプルを内蔵。可愛くないからミサイルランチャーは撤去され、アイアンネイルも尖っていて可愛くないため角を丸くし、攻撃力がダウン。しかし、可愛さだけで無くスピードと強度も大幅にアップしている。

ガンダム AGEIIマグナム クジョウ・キョウヤが使用するガンダム AGE-2ベースの機体。チャンピオンのバトルスタイルに特化させたハイスペックAGE-2というコンセプトで製作され、ウイングやシールドに攻撃能力を付加させることにより、あらゆる状況 から攻撃に転じられる超攻撃型の特性を発揮。可変機構もフェニックスモードへと昇華され、GBN王者のガンプラとして一切の隙がない仕上がりを示す。

グリモアレッドベレー グリモアベースのガンプラ。ベース機のさらなる機能拡張をコンセプトに、本体各所に実戦的な改修が加わっており、使い手の技量が素直に反映される上級者向けの機体。小型、大型問わず、さまざまなオプションパーツが用意されている。

オーガ刃-X(ジンクス) GN-X IVをベースとしたガンプラ。鬼をモチーフとしたカスタマイズが施されており、接近戦特化のバトルスタイルを得意としている。トランザム発動時には頭部バイザーが下がり、一ツ目モードに変化。一度睨んだ相手を喰らい尽くすまで、その視線が外されることはない。

セラヴィーガンダムシェヘラザード ベース機がセラヴィーガンダムのカスタムガンプラ。体格に見合わない高機動に、見た目通りの高火力を加えた高性能機であることはその出来映えの高さから容易に推測できるが、セラヴィーの前身にあたるヴァーチェから連綿と受け継がれてきた隠しギミックは、本機にも備わっているのだろうか。

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